2024年5月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

横断歩道のない狭い道路での事故編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

夜間の直進道路走行

交通状況

  • ■小雨の降る夕方、前照灯を下向きにして、中央線のない狭い道路(幅、約5.5m)を時速30kmで走行していました。
  • ■自車の前には軽トラックが走行しています。
  • ■右側に高齢とみられる歩行者が見えました。
回答

このような危険が!

このような危険が!

前車に追突・横断歩行者と衝突

・軽トラックの前に、右側にいる歩行者が車両にまったく注意せずに横断してきた場合、軽トラックが急ブレーキをかけると、路面がぬれていることもあり自車が止まれずに追突する。

・歩行者が、軽トラックの通過は確認したものの、自車に気づかず横断できると判断して飛び出してくると、衝突する危険がある。

このような運転を!

状況(夕方、降雨、狭い道路)を踏まえ、前車との距離を十分取り、スピードを落として走行をする

高齢者や子供の挙動に気を配り、とっさの行動にも対応できるようにスピードを落として走行する

ワンポイントアドバイス

高齢者や子供は、反対側の道に渡るということだけ考えている傾向があり、安全確認をせず横断を始めることがあります。また斜め横断、車両の直前直後横断、横断禁止場所の横断をすることも。車両に気づいても反応が遅く、衝突した際の身体的ダメージが大きくなりやすいので、歩道にいるのが見えたらスピードを落として走行しましょう。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター