2023年9月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

点滅式信号のある交差点編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

夜間の直進道路走行

交通状況

  • ■早朝、小型トラックで狭い道路を走行しており、点滅式信号のある交差点に差し掛かりました。
  • ■直進する主道路側は黄色の点滅です。
  • ■交差する従道路側を乗用車が走行してきました。
  • ■交差点には自転車や歩行者が見えます。
回答

このような危険が!

このような危険が!

思い込みによる衝突

・従道路側は赤点滅なので“当然停止するだろう”と思いそのまま直進すると、乗用車側が止まらず衝突する危険がある。また左折する場合、乗用車に気を取られると歩行者と衝突する。

・自転車も点滅式信号の交通ルールが分からず、一時停止を無視する可能性があり、直進時、乗用車に気を取られていると左から来た自転車と衝突する危険がある。

後続の自転車が追突

・一時停止を無視した乗用車との衝突を避けるため急ブレーキを踏むと、後続の自転車に追突される。

このような運転を!

狭い交差点なので、減速・徐行をしながら、横を通る歩行者や自転車にも気をつける。

危険と判断したら一時停止。徐行していれば後続車からの追突も避けられる可能性が高まる。

ワンポイントアドバイス

基本的には黄色点滅では一時停止が義務づけられておらず、他の交通に注意して進行することができます。進行する際は必ず周りの車、歩行者、自転車に十分注意しましょう。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター