2023年8月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

夜間の直進道路走行編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

バスを運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

夜間の直進道路走行

交通状況

  • ■21時頃、乗客を乗せていつもの経路(片側2車線の第一通行帯)を走行しています。
  • ■前方に自転車がいますが、歩道または車道を走行しているのか、止まっているのかよく見えません。
  • ■自車の道路はすいており、自転車もだいぶ先なので速度を落とさず走行し続けました。
回答

このような危険が!

このような危険が!

周囲の暗さにより距離を誤認し衝突

・夜間の暗さで視認性が悪くなり、前方の自転車や自動車との距離を誤認。自転車が思っているよりも早く目の前に現れ、急ブレーキをかけても回避できず衝突する危険がある。

・夜間走行では昼間より死角となる範囲が広がるため、横から人の飛び出しなどがあっても対応が遅れる。

急ブレーキにより車内での転倒事故を誘発

このような運転を!

夜間は常に安全に制御・停止できる速度で走行する

視認性が良くない状況においては、減速して前車の動向に対応できる速度で運転をする

ワンポイントアドバイス

慣れた経路であっても過信は禁物です。夜間走行において発生するさまざまな危険を予測し、道路環境に細心の注意を払いながら安全運転を心がけましょう。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター