2023年7月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

信号交差点での右折編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

信号交差点での右折

交通状況

  • ■夕暮れの時間帯、配送が終わり会社に戻るところです。
  • ■交差点の信号が青に変わり、対向車もいないので右折しようとしています。
  • ■曲がった先の横断歩道手前に自転車とその横に小学生がいます。
回答

このような危険が!

このような危険が!

対向車や横断歩行者と衝突する

・夕暮れで周囲が見えづらく、対向車が急に来ても対応ができず衝突する。

・右折時、横断歩道を渡ろうとしている自転車やその陰に隠れている背の低い小学生と衝突する。また小学生が斜め横断して来た場合、既に右折をしていると巻き込む危険がある。

後続車から追突

・衝突を避けるため急ブレーキを踏むと、後続車に追突される。

このような運転を!

夕暮れ時には早めにライト(前照灯)を点灯する

対向車が強引に直進してくることを想定し、十分確認する

・大型車は「発進はゆっくり」と認識されている場合がある。

横断しようとする人や自転車がいないか、再度確認して右折を開始する

ワンポイントアドバイス

夕暮れ時における、自動車と歩行者の死亡事故の約9割は、歩行者の道路横断時に発生。横断歩道は歩行者優先で、ライト(前照灯)を早めに点灯し、昼間より速度を抑えましょう。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター