2023年6月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

雨天時、下り坂走行編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

自転車の追い抜き

交通状況

  • ■雨が降る夜、大型トラックに建設資材を載せて高速道路(片側2車線)の第1通行帯を走行しています。
  • ■道路は下り坂で緩やかなカーブになっています。
  • ■前方では数時間前に起きた事故処理のため、第2通行帯を規制していたため渋滞が起きていました。
回答

このような危険が!

このような危険が!

前車に追突する

・雨が降る夜は特に視界が悪い。渋滞に気付き急ブレーキをかけても、建設資材の重さも加わって、制動距離が10倍くらい伸びることがあり、追突の危険が増す。

後続車の追突、壁面への衝突

・回避のため急減速や急ハンドル操作をすると、後続車から追突されたり、壁面に衝突したりする危険がある。

このような運転を!

制限速度を守り、車間距離を十分に取る

早めに道路状況を把握し、客観的に起こり得る危険を予測し走行する

・渋滞や事故の際、高速道路では電光掲示板で道路情報が提供される。

ワンポイントアドバイス

梅雨時期は、雨天での仕事が多くなります。特に重量の重い荷物を運ぶ際は、制動距離が伸びることを頭に入れて、前方に注意し、車間距離を十分に取りましょう。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター