2023年5月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

雨天時、信号のない横断歩道編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

自転車の追い抜き

交通状況

  • ■雨が降る夕方5時ごろ、片側1車線の単路を走行しています。
  • ■前方に信号のない横断歩道が見えます。
  • ■進行方向右側には工場、左側には工場の専用駐車場があります。
  • ■工場の前に傘を差した人がいます。
  • ■対向車線に右折して駐車場に入ろうとする車がいます。
回答

このような危険が!

このような危険が!

横断歩行者と衝突する

・夕方で薄暗い上、雨が降っていると視界が悪くなるため、周囲の危険に気付きにくい。

・また雨の中、歩行者が急いで駐車場に向かうため、近道をしようと横断歩道を渡らず斜め横断をしてくる可能性がある。

・さらに右折しようとする対向車が死角となり、歩行者が見えない場合がある。

・そのため「横断歩道の手前で減速すればよい」くらいに思っていると、斜め横断してきた歩行者に気付いても止まれず衝突する危険性がある。

このような運転を!

視界が悪くなる降雨時は、特に速度を落とし周囲を確認する

・前方に横断歩道がある場合は、歩行者を予測して速度を落として接近する。

・雨の日は車のブレーキが利きづらく制動距離が伸びるため、速度をいつも以上に落とす。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター