2023年3月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

自転車の追い抜き編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

自転車の追い抜き

交通状況

  • ■黄色い中央線で仕切られた、片側1車線の道路を走行しています。
  • ■道路の両脇には白線で区切られた路側帯があり、左端を自転車が走っています。
  • ■対向車線の前方には、原動機付自転車がこちらに向かって来ており、その後ろには乗用車がいます。
回答

このような危険が!

このような危険が!

自転車との接触・衝突

・自転車を追い抜く時に、車幅が大きいトラックは自転車と接触する危険性がある。また追い抜いたと思っても、自転車が突然ふらついて接触したり、転倒して衝突したりする。

対向車と正面衝突

・対向車線の乗用車が、原動機付自転車を追い抜こうとして加速しながら中央線からはみ出して来る可能性がある。タイミングによっては自車と接触、もしくは正面衝突してしまう。

このような運転を!

対向車線の状況を確認し、減速をして追い抜く

・走行中の自転車を追い抜くタイミングは難しいもの。右側にスペースが確保できない場合は、対向車線の状況を見て安全を確認してから、十分減速して自転車を追い抜くようにする。

対向車の挙動を見極める

・速度の遅い原動機付自転車が走行していると、後続車は先を急ごうとはみ出し禁止区間でもはみ出し、追い抜いて来る傾向がある。対向車の挙動を見極め、はみ出して来ないことを十分確認して、対向車とすれ違うようにする。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター