2023年1月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

橋の上の凍結路走行編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

凍結路走行

交通状況

  • ■大雨が降った翌日の朝方、山間部の片側1車線の道路を時速約50kmで走行しています。
  • ■前方に1台車が走っていて、その先に橋が見えてきました。
  • ■路面は乾いているように見えましたが、前方の橋の路面は光って見えます。
  • ■対向車線にも車が1台走行しています。
回答

このような危険が!

このような危険が!

スリップする(前車・自車・対向車)

・速度を落とさず走行を続けると、前車がスリップした場合、回避できずに追突する。

・凍結した橋の路面で自車がスリップし、橋げたに衝突する。

・対向車がスリップし、自車の車線にはみ出てきて衝突する。

このような運転を!

速度を落とし、車間距離を十分にとる

・冬季、雪や雨が降った後の深夜から明け方にかけては、路面は乾いているように見えても凍結している場合がある。速度を落とし、前車との車間距離を保つ運転をする。

冬の橋の上、トンネルの出入り口、日陰は凍結に注意

・雪がない場合でも部分的に凍結していることがあるので、路面状態には十分注意を払いながら走行する。

タイヤチェーンを必ず携行

・積雪地域に行く時は、冬用タイヤを装着していてもタイヤチェーンを必ず携行する。また出発前にタイヤの点検も行う。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター