2022年9月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

信号のある交差点での左折編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

信号のない交差点

交通状況

  • ■早朝、トラックで片側1車線の道路を走行しています。
  • ■左ミラーでは、自転車に乗った通学中の学生が、後方から同方向に走行してきているのが確認できます。
  • ■前方の交差点では、歩行者用の青信号が点滅しています。
  • ■横断歩道には歩行者がいないので、左折を開始しました。
回答

このような危険が!

通学路

自転車を巻き込む

・自転車が青信号を渡ろうとスピードを上げて横断歩道に進入してきた場合、それに気付かずに左折すると自転車を巻き込み大きな事故になる。

急いで横断歩道を渡る歩行者と衝突

・歩行者はいないと思い込み十分注意しないで左折すると、横断歩道を急いで渡ろうと建物の陰から出てきた歩行者と衝突する。

このような運転を!

左ウィンカーを出す

・左折する前には、後続車だけでなく歩行者や自転車に乗っている人にも分かるように、余裕を持って必ず左ウィンカーで知らせるようにする。

同方向に走る自転車の動向に注意する

・歩道を同じ方向に走行する自転車は、速度が速いこともあり、知らないうちに横断歩道に進入していることがあるので、動向に注意する。

目視で安全を確認

・横断歩道を横切る際は速度を落とし、後ろを振り返るように体をひねり、目視で横断歩道上とその付近の安全を確認して、自転車や歩行者を見落とさないようにする。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター