2022年2月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

雨の日の走行編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

信号のない交差点

交通状況

  • ■雨の降る朝、配送先へ向かう道を時速60kmで走行していました。
  • ■傘を差した片手運転の自転車が、道路の左端を逆走で直進してきました。
回答

このような危険が!

信号のない交差点

自転車と衝突する

・片手運転の自転車がふらついて道路の真ん中に出てきた場合、急ブレーキをかけても雨で制動距離が伸び衝突する。

急ブレーキをかけたことで、後続車に追突される

対向車と衝突する

・自転車を避けようとして中央線を越えると、反対車線の車両と衝突する。

このような運転を!

速度を十分に落とし、自転車との距離をとる

雨の日に走っている自転車の動きには、細心の注意を払う

雨の日に考えられる自転車の動き

・傘を差した片手運転はバランスを崩しやすい。

・傘で視界が遮られ、前方をしっかりと確認していない。

・傘を差さずにレインコートを着ていても、雨音の影響で車両の接近に気がつきにくい。

・水たまりを避けるため、合図もなく急に進路変更することがある。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター