2021年12月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

雨天時のバスの梯団ていだん走行篇

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

雨天時のバスの梯団

交通状況

  • ■雨の日、片側二車線の高速道路を3台の貸切バスが連なって走っています。
  • ■あなたは、3台連なるバスの先頭です。
  • ■右側車線の前方にバイクが走っています。
俯瞰
回答

このような危険が!

雨天時のバスの梯団

先頭車両バイクの急な車線変更による衝突

・右側にいるバイクが強引に車線変更したり、雨でスリップして急に飛び出してくる。

後続車両前方を走行するバスへの追突

・ぬれた路面で、前方のバスが急ブレーキをかけた場合、追突する。

このような運転を!

「だろう運転」をしない

・常に前方車両の動きに注意し、「前方のバイクは進路変更してこないだろう」という思い込みはしない。

十分な車間距離をとる

・梯団走行時でも、前方のバスと十分な車間距離をとる。特に雨の日は、ブレーキが利きにくいということも念頭に置く。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター