2021年9月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

山道の下りカーブ篇

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

雨が降る中の運転

交通状況

  • ■雨が降る中、荷物を満載にして山道を下っています。
  • ■速度を維持したまま目の前のカーブを曲がっている時、前方にハザードランプを点滅させている故障車が停まっていました。
回答

このような危険が!

雨が降る中の運転

急ハンドルや急ブレーキを行い、バランスを崩して横転

・故障車を避けるために急ハンドルや急ブレーキを行うと、濡れている路面、満載の荷物、遠心力などの影響によって車のコントロールを失い横転する危険がある。

対向車線の車と衝突

・故障車を避けるために対向車線にはみ出すと、対向車と衝突する危険がある。

このような運転を!

山道の下りのカーブでは減速する

・視界が限られている山道のカーブでは、前方の状況に応じて即座に対応ができるように、法定速度以下で減速して走行する。特に、スピードが出やすい下り坂や、さらに視界の悪くなる夜間や雨天では慎重に運転する。

・カーブの手前で十分に減速したら、カーブを曲がりきるまでは一定速度を保ち、視点はカーブの先に置く。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター