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2010年12月07日 |
トヨタ、日野、東京都心〜羽田空港間での燃料電池ハイブリッドバスの営業運行に車両提供 |
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)と日野自動車(株)(以下、日野)は、経済産業省による水素利用社会システム構築実証事業のひとつである「水素ハイウェイプロジェクト」の事業者となった水素供給・利用技術研究組合(以下、HySUT[ハイサット])からの要請に応え、東京空港交通(株)(以下、東京空港交通)が12月16日より実施する東京都心〜羽田空港間の燃料電池ハイブリッドバスの営業運行に車両提供を行なう。 具体的には、トヨタと日野が、燃料電池ハイブリッドバス「FCHV−BUS」をリムジンバス仕様に改造しHySUTに貸与、東京空港交通が運行を行なう形態をとる。東京空港交通は、営業路線である新宿駅西口〜羽田空港間および東京シティエアターミナル〜羽田空港間で12月16日からそれぞれ1往復/日、高速道路経由での営業運行を実施する。 トヨタと日野は、燃料電池ハイブリッドバスの実用化に向け、走行実態から取得したデータを検証し、着実に研究開発を進めていく。なお、水素の充填は、12月15日より稼動する東京・杉並水素ステーションならびに羽田水素ステーションの二ヶ所を使用する。 燃料電池ハイブリッドバス「FCHV−BUS」の営業運行計画と車両概要は、以下のとおり。 【「FCHV−BUS」の営業運行計画】 ・運行開始日 2010年12月16日(木) ・運行会社 東京空港交通 ・運行路線 羽田空港線(東京空港交通営業路線) 午前:新宿駅西口⇔羽田空港 午後:東京シティエアターミナル⇔羽田空港 ・使用台数 1台(別に予備車両1台) ・運行ダイヤ 次表のとおり
【「FCHV−BUS」の概要】 1.開発 ・トヨタと日野が共同で開発した燃料電池ハイブリッドバス。 燃料電池システムはトヨタ、車体をはじめバス本体は日野が担当し、 両社がそれぞれ培ってきた技術やノウハウを活用。 *今回使用する燃料電池ハイブリッドバスは、中部国際空港内で営業運行を行なっている ランプバスと同仕様のもの。内外装を一新し、営業運行に必要な装備を追加している。 2.主な特長 ・高圧水素ガスを燃料とする燃料電池とバッテリーを動力源として、モーターを駆動する ハイブリッドシステムを採用。地球温暖化の原因であるCO2や大気汚染物質である 窒素酸化物などを排出しないほか、エネルギー効率が高く、静粛性に優れている。 3.主要諸元
(ご参考) ・12月15日(水)11時30分より、HySUT主催で「水素ハイウェイプロジェクト」 運用開始式が、羽田空港国内線第2ターミナル前貸切バス乗り場周辺で開催される予定。
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