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2010年08月05日 No.10-023

日野自動車、大型バス「日野ブルーリボンII」を改良し平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させ新発売

 日野自動車株式会社(以下、日野)は大型バス「日野ブルーリボンII」を改良し、平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させ、さらに燃費性能の向上により平成27年度燃費基準達成車の設定を拡大、あわせて快適性能など総合的な商品力を向上させて本日発売いたしました。

 今回の発売車型のうち、平成27年度燃費基準達成車は平成21年度税制改正における自動車重量税および自動車取得税の特例措置(エコカー減税)の対象となり、新車購入時の自動車重量税と自動車取得税が75%減税されます。


●新型「日野ブルーリボンII」(図1参照)

1.新型「日野ブルーリボンII」の主な特長

1)環境性能の進化
●エンジン本体の改良と、今回新たに尿素SCRを採用することによりポスト新長期排出ガス規制に適合させました。
・EGRシステムの強化、燃料噴射圧力の高圧化などエンジン本体の改良によりNOxの低減と低燃費を両立。
・排出ガス処理システムを可能な限りコンパクト化し、重量と設置スペースの増加をミニマムに抑制。

2)燃費性能・動力性能の進化
●エンジン本体およびトランスミッションの改良、また発進時にエアコンをカットする制御の採用等により燃費を向上させ、同時に動力性能も向上させています。
・エンジンの低回転トルクを大幅に強化、また合わせて発進時にはエアコンのコンプレッサー駆動をカットすることで発進性を向上させるとともに燃費の向上も実現。
・エコノミー走行モードを新たに設定。過剰なトルクと加速を電子制御で抑制し省燃費走行をサポート。
・マニュアルトランスミッションを全て6速化。オートマチックトランスミッションにも6速を採用し、燃費を向上。

3)安全性の進化
●全車にABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を標準装備、また室内握り棒の形状を見直し、安全性を向上させました。
・今回新たに、路線系全車にもABSを標準装備。
・出入口仕切りの形状や昇降用グリップを改良し、お客様の乗降性と安全性を向上。

4)快適性・点検整備性の進化
●新型メーターの採用、側窓や室内艤装の改良によりドライバーの運転操作性、およびお客様の乗降性や快適性も向上させました。
・メーターパネルを一新し液晶表示のマルチインフォメーションディスプレイを標準設定。種々の情報を表示し、高い視認性でドライバーをサポート。
・ステアリングホイールを小径化し、運転操作性を向上。
・側窓の一部を大型固定窓とし、お客様の快適性を向上。
・ホイールの取り付け方式をISO方式に変更し、点検整備性を向上。

■ 東京地区希望小売価格(代表車型)
(単位:円)
車名・型式・仕様 エンジン
トランスミッション
乗車定員 価格
(消費税抜き)
日野ブルーリボンII
LKG-KV234N3
ノンステップ
都市型・前乗り
(写真添付)
6HK1-TCC
191kW( 260PS )

6MT
78人 24,811,500
(23,630,000)

■ 国内販売目標台数
400台/年


             
  
図1 新型「日野ブルーリボンII」
図1 新型「日野ブルーリボンII」
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