ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

| ニュースリリース一覧 |

2008年12月10日 No.NO.08 - 030

日野自動車、2009年ダカールラリー、18年連続完走および排気量10リッター未満クラス優勝を目指し参戦

 日野自動車株式会社(以下 日野)は、初の南米開催となる2009年1月3日スタートのダカールラリー・カミオン(トラック)部門に、「日野レンジャー」2台体制で参戦、1991年の初参戦以来18年連続完走および、カミオン部門排気量10リッター未満クラスでの優勝を目指します。

 2009年ダカールラリーは、30回目の記念大会となり、参加台数は史上最多の530台(二輪・四輪部門含む)。コースは、大西洋側のブエノスアイレス(アルゼンチン共和国)と太平洋側のバルパライソ(チリ共和国)を結ぶまさに2つの大洋間で繰り広げられるクロスカントリーとなり、その間、アンデス山脈やアタカマ砂漠など、大自然の難所が点在した設定となっています。参加選手の国籍も49カ国とまさに世界最大級の大会となります。

 日野は今回も、同ラリー25年連続出場(ギネスブック認定)・19年連続完走の史上最多記録を更新中の菅原義正氏率いるチームスガワラを全面支援し、“HINO TEAM SUGAWARA(日野チームスガワラ)”として参戦致します。日野は、レース車両の製作や、全国の販売会社を含む7名の日野グループ社員をメカニックとして現地に派遣するなど、車両・整備を中心に協業しての参戦となります。
 また、従来、市販車クラスのみの設定であったカミオン部門は、2009年大会から、FIA(国際自動車連盟)の規定変更により、四輪部門同様に、新たに改造車クラスが新設されたため、より一層白熱したレース展開が予想されます。日野は前回出場した車両をベースに、更に改良を加え改造車クラスにエントリーします。

 日野は、同ラリーに1991年に日本のトラックメーカーとして初めて参戦。以来連続出場・連続完走の記録を更新しています。1997年には、カミオン部門史上初の総合1・2・3位独占という快挙を成し遂げています。“世界一過酷なラリー”といわれるダカールラリーで、常に完走し、カミオン部門総合でも、排気量が倍以上もあるモンスターカミオンと互角以上の熾烈な競争を続けてきました。2009年大会でも、18年連続完走を成し遂げ、排気量10リッター未満での優勝と、改造車クラスでの上位入賞を目指します。

 日野は、ダカールラリーを通じ、日野車の信頼性・耐久性の高さを実証すると同時に、「グローバルHINO」へ雄飛する為、更なる記録に向かい挑戦致します。




































(写真)2007年ダカールラリー、カミオン部門排気量10リッター未満クラスで優勝を果たした日野レンジャー

(写真)2007年ダカールラリー、カミオン部門排気量10リッター未満クラスで優勝を果たした日野レンジャー


尚、レース期間中(2009年1月3日〜1月18日)は、日野ホームページ(http://www.hino.co.jp/)にて現地発信によるレースレポートを掲載致します。ご覧下さい。



(参考)
■2009年レース概要
主催: ASO(Amaury Sports Organization)
期間: 2009年1月3日〜1月18日
(スタート・ゴール共にブエノスアイレス)
通過国: アルゼンチン・チリ
総走行距離: 9,574Km
(競技区間は、過去5年で最長の5,652km)

「カミオン部門のクラス設定変更について」
FIAの新規定により、カミオン部門は、以下の通り分類され、日野車は「カミオン部門改造車クラス排気量10リッター未満」に属することになります。
2009年レース概要


※2009年ダカールラリーでの排気量10リッター未満クラスは、「Challenge Under 10 liters of cubic capacity」として、改造・市販車を合わせた表彰となる。日野は、同クラスが創設された96年以来、常に優勝し続けている。

チーム体制
【チーム名】 Hino Team Sugawara(日野チームスガワラ)
【車両】 日野レンジャー2台
【出場部門】 カミオン部門
【体制】 <1号車>
ドライバー:菅原義正、 ナビゲーター:羽村勝美
ダカールラリー25年連続出場、19年連続完走は史上最多。カミオン部門総合2位6回、排気量別クラス優勝7回等、前人未到の大記録を未だ更新し続ける菅原義正氏(67歳)が1号車ドライバー。ナビゲーターは、前大会に引き続き羽村勝美氏。

<2号車>
ドライバー:菅原照仁、 ナビゲーター:鈴木誠一
菅原照仁氏は、1号車ドライバー義正氏の二男。2003年のファラオラリー(エジプト)でカミオン部門日本人初優勝。2005年のダカールラリーでドライバーデビュー。ナビゲーターは、前大会に引き続き鈴木誠一氏。

<メカニック>
中村保史・森田淳平・工藤成俊(日野自動車梶j
若林栄次(千葉日野自動車梶j
杉本一人(福井日野自動車梶j
竹川公博(長野日野自動車梶j
浦辺満広(香川日野自動車梶j
日野グループから7名のメカニックが派遣され、各キャンプ地で日野車をサポートする。うち4名は選考により全国の販売会社から選ばれ、いずれも日野の整備士資格の最高級であるHS-1資格を有する。


■日野、ダカールラリー戦歴:
1991年日本のトラックメーカーとしてダカールラリーに初参戦。1994年にはカミオン部門総合2位を獲得。翌1995年も連続2位を遂げる。1996年からは総合優勝を目標に掲げ体制を強化し、1997年にカミオン部門総合では史上初となる1・2・3位独占という快挙を成し遂げた。その後もカミオン部門総合2位を3回獲得するなど、カミオン部門のトップチームとして活躍を続けている。また、1996〜2002年まで設定された同部門排気量10リッター未満クラスでも7連覇。その後2年間、同クラス分けが廃止されるも、2005・2007年大会で同クラスが再設定され優勝を果たしている。

出場
回数
大会
年度
コース 総走行
距離
(km)
出場
車両
成績
(カミオン部門総合/
排気量10リッター未満クラス)
2008 史上初の大会中止
17 2007 リスボン〜ダカール 7,915





9位・13位/優勝(優勝車のみ表彰)
16 2006 リスボン〜ダカール 9,043 5位・7位/クラス別なし
15 2005 バルセロナ〜ダカール 8,956 2位・6位/優勝(優勝車のみ表彰)
14 2004 クレルモンフェラン〜ダカール 10,411 5位/クラス別なし
13 2003 マルセイユ〜
シャルムエルシャイク
8,602 5位/クラス別なし
12 2002 アラス〜マドリッド〜ダカール 9,440 3位/優勝(クラス優勝7連覇)
11 2001 パリ〜ダカール 10,873 2位/優勝
10 2000 パリ〜ダカール〜カイロ 7,880 5位/優勝
9 1999 グラナダ〜ダカール 9,441 4位/優勝
8 1998 パリ〜グラナダ〜ダカール 10,570 2位/優勝
7 1997 ダカール〜アガデス〜ダカール 8,051 優勝・2位・3位/優勝・2位・3位
(カミオン部門史上初制覇)
6 1996 グラナダ〜ダカール 7,579 6位・11位/優勝・2位
5 1995 グラナダ〜ダカール 10,067 2位/クラス別なし
4 1994 パリ〜ダカール〜パリ 13,398 2位/クラス別なし
3 1993 パリ〜タンジュ〜ダカール 8, 877 6位/クラス別なし
2 1992 パリ〜シルト〜ケープタウン 13,015 4位・5位・6位・10位/クラス別なし
1 1991 パリ〜トリポリ〜ダカール 9,186 7位・10位・14位/クラス別なし
(日本のトラックメーカーとして初参戦)
以上
参考URL : http://www.hino.co.jp/j/brand/race/dakar/
ページ TOP