Uniting our souls!! 「結束」

2016-2017年シーズン

トップイースト vs 三菱重工相模原 DYNABOARS

2016年11月19日(土)14:00 相模原ギオンスタジアム()

  • 日野自動車 RED DOLPHINS
    日野自動車 RED DOLPHINS
  • DYNABOARS
    三菱重工相模原 DYNABOARS

:

0 トライ数0 ゴール数0 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
前半
15 トライ数2 ゴール数1 ペナルティゴール数1 ドロップゴール数0
0 トライ数0 ゴール数0 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
後半
19 トライ数3 ゴール数2 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
RED DOLPHINS出場選手DYNABOARS
長野 正和1 PR佐々木 駿
崩 光瑠2 HO安江 祥光
村上 玲央3 PR成 昴徳
笠原 雄太4 LO徳田 亮真
Joel Everson5 LOトーマス優 デーリックデニイ
小野 貴久6 FLHrishikesh Pendse
佐々木 隆道7 LF比果 義稀
千布 亮輔8 No.8Faifile Levave
田川 明洋9 SH芝本 裕吏
君島 良夫10 SOHamish Gard
片岡 将11 WTBRodney Davies
Brett Gillespie12 CTBニコラス ライアン
苫谷 直樹13 CTB安井 慎太郎
Marc Le14 WTB茅原 権太
Gillies Kaka15 FB大和田 裕司
加藤 凌悠
廣川 三鶴
金 光植
庄司 壽之
TEVITA METUISELA
山道 翔
TONGA MOSESE
リザーブ 安藤 悠稀
村上 卓史
藤田 幸仁
Daniel Linde
堀越 健介
西舘 健太
レポロ テビタ
森田 慶良
得点選手トライ (T/5点) 
ゴール (G/2点) 
ペナルティゴール (PG/3点) 
ドロップゴール (DG/3点) 

『負けて学ぶ。己を信じ、前を向く』

 雨に濡れた紅葉の彩りも目に哀しい。トップイーストリーグの優勝をかけた全勝対決に完敗。紅葉のごとき、真っ赤なジャージィの日野自動車レッドドルフィンズの円陣がグラウンド中央にできた。
 「この経験を次に生かそう!」。主将のフッカー廣川三鶴はそう、声を発した。そうなのだ。どのチームだって、いつかは負ける。そこで、どうするか。負け犬と化すか。それとも、屈辱と反省を先の栄光に結ぶのか。
 「下を向いても意味がない。これをどう生かすのかが、これからの日野自動車、これからの僕たちの過ごし方に影響してくるので…。今日は完敗です。言い訳はしない。ちょっとした流れのつかみ方とか、そういったところの差が出たのかなと思います」
 ひとことでいうと、地力の差だった。フィジカルの差だった。ラグビーはやはり、1対1の接点、セットプレーが基本である。そこで三菱重工相模原に後手をふんだ。
 雨でボールが濡れていたのか、キックオフ直後、日野はマイボールのラインアウトを失敗した。相手の連続攻撃を浴びた。接点で差し込まれているから、ディフェンスの出足が遅れ気味になる。
 巧みな三菱SOのガードにディフェンスラインの裏にボールを転がされ、いきなりWTBデイヴィスに先制トライを許した。
 試合前に芝をこっそりチェックすると、表面は滑るけれど地面はしっかりしていた。つまり、スクラムは大丈夫だった。FWのスパイクもカチッと止まる。でも、自慢のスクラムで押すことはできなかった。
 先発フッカーの崩光瑠は「白いラインのところは滑りましたが、あとは問題ありませんでした」と振り返った。「でも、いままでのチームより相手の重さを感じました。圧倒できるほどじゃなかった」
 前半のスクラムは全部で8本だった。日野2本に対し、相手が6本。日野にハンドリングミスが多かったからである。接点でプレッシャーをかけられると、どうしてもハンドリングミスが増えてしまう。悪循環に陥る。
 日野にとって一番痛かったのは、前半終了間際に許したトライだった。反撃に転じた日野が連続攻撃をしかける。相手のゴール前に迫る。密集サイドをFWがつく。でも、相手の猛タックルにボールをこぼした。
 チャンスがつぶれた。直後のラインアウトでもノットストレートを犯し、相手ボールのスクラムとなった。そこから三菱にFW、バックス一体となった波状攻撃を浴び、左隅にもっていかれた。0-15となった。
 それでもまだ、反撃の気概はあった。が、後半開始直後、自分たちのミスから追加点を許した。キックオフでノックオン。そのスクラムから右サイドに持ち出され、つながれて、インゴールに持ち込まれた。ゴールも決まって0-22。3トライ(ゴール)以上の差をつけられた。勝敗の帰趨がほぼ決まった。
 もちろん日野だって攻めた。とくに7人制のニュージーランド代表だったFBギリース・カカの動きは秀逸だった。鋭いステップで相手ディフェンスを切り裂く。絶妙なボディーコントロール。だがトライまでにはならない。サポート選手の反応が遅いのである。
 ロスタイム。自陣ゴール前から反撃に転じ、カカが突破した。もう個人技だ。うまい。小さいパントキックを上げて、それを自分で捕球して、快走する。だが、オフロードパスに入ったトンガ・モセセがノックオン。オー・マイ・ガッド!
 結局、日野自動車は今シーズン初のノートライに終わった。屈辱だった。ブレイクダウンで格闘したフランカー佐々木隆道は「フィジカルで負けましたね」と漏らした。
 「やっぱりラグビーはフィジカル勝負なので…。また日野はそこまでいっていない。それだけです。強化の途中なので、ここから逃げてはいけない。しっかりプランを持って、強化していくしかないんです」
 三菱重工相模原には5トライを奪われた。0-34。点差ほどの差はないとはいえ、準備していたディフェンスとエリアマネジメントがうまくいかなかった。
 細谷直監督は「まったく何もやれなかった」と憔悴していた。
 「セットプレーが安定しないと話にならない。きょうは、そこで負けました。フィジカルも相手が強かったですね」
 敗因ははっきりしている。ならば、そこを改善して、前に進むしかない。戦いはつづく。シーズン中はやってきたことを信じて、やり切るしかないのである。いずれ光明が差す。
 まずは次のリーグ最終戦の日本IBM戦にきっちり勝つ。2位を確保し、各リーグの2位によるトップチャレンジ2を勝ち抜き、トップリーグとの入れ替え戦にいどむ。
 その経験を糧とし、チーム力をつけていくしかあるまい。まだまだ。まだまだ。さあ闘争心をたぎらせろ。

【コメント】
細谷直監督 完敗でしたね。フィジカルで相手が強かった。思ったように、自分たちが前に出られないと思ったでしょう。まずはIBMにしっかり勝って、チャレンジ2の権利をとること。先を見ないで、それを最優先にしたい。

廣川三鶴主将 ディフェンスとエリアにフォーカスして準備したんですけど、前半はエリアをとれず、後半も自分たちのミスからエリアをとられました。もうやることは明確なので、来週しっかり勝って、もう一度(三菱と)戦えるチャンスを得るため出直したい。

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