Uniting our souls!! 「結束」

2016-2017年シーズン

トップイースト vs 横河武蔵野 Atlastars

2016年10月16日(日)13:00 日野自動車総合グランド()

  • 日野自動車 RED DOLPHINS
    日野自動車 RED DOLPHINS
  • Atlastars
    横河武蔵野 Atlastars

:

31 トライ数4 ゴール数4 ペナルティゴール数1 ドロップゴール数0
前半
3 トライ数0 ゴール数0 ペナルティゴール数1 ドロップゴール数0
38 トライ数6 ゴール数4 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
後半
0 トライ数0 ゴール数0 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
RED DOLPHINS出場選手Atlastars
加藤 凌悠1 PR糠盛 凌悠
崩 光瑠2 HO伊東 正樹
村上 玲央3 PR渡邉 正寛
庄司 壽之4 LO栗林 宜正
Joel Everson5 LOフワンソワ エイス
西村 雄大6 FL金澤 省太郎
佐々木 隆道7 LF安藤 達也
千布 亮輔8 No.8福岡 員正
田川 明洋9 SH那須 光
君島 良夫10 SO長尾 健太郎
小澤 和人11 WTB佐藤 慎之介
Mosese Tonga12 CTB松下 修士
片岡 将13 CTB菊地 悠介
Marc Le14 WTB笠原 誠
Gillies Kaka15 FB高橋 大輔
植村 健太郎
廣川 三鶴
廣瀬 賢一
土屋 眞
TEVITA METUISELA
山道 翔
山口 裕貴
小沢 翔平
リザーブ 古澤 陸
川嶋 雄亮
高田 和輝
杉原 壮一郎
三村 隆也
大高 将樹
田沼 崇
近間 洋介
得点選手トライ (T/5点)MOSESE(前半1、後半1)、佐々木(前半1)、小澤和(前半1、後半1)、MARC(前半1)、片岡(後半1)、千布(後半1)、村上(後半1)、廣瀬(後半1)
ゴール (G/2点)君島(前半4、後半3)、山道(後半1)
ペナルティゴール (PG/3点)君島(前半1)
ドロップゴール (DG/3点) 

日野自動車@松瀬学
『ゴー・フォワード!ゴー、ゴー、5連勝』
 

 ゴー・フォワード(前進あるのみ)!
 こころうばう、日野自動車の快進撃である。ぶれぬタテへの脅威。揺るがぬ自信。10トライの猛攻を浴びせ、横河武蔵野をノートライに封じた。これでゴー、ゴー、5連勝である。じつに響きがいい。
 16日。ホームの日野自動車総合グラウンドそばのススキが秋風になびく。中国・広州から駆けつけたラグビー部名誉顧問の鈴木敏也専務役員がコトバに実感を込めた。「隔世の感があります」と。
 そりゃ、そうだ。横河武蔵野にトップイースリーグ昇格後の対戦で初勝利を挙げたのが、ほんの2年前のシーズンだった。それが、これほど圧倒するとは。とくにノーサイド直前の度重なるピンチをしのいでの勝利である。ゴールラインを割らせなかった。59歳の鈴木専務役員がしみじみ漏らす。
 「完ぺきに守り切ってくれました。80分間、ラグビーをきちっとできるようになったのが、もう涙が出るほどうれしいですね」
 『タテへの脅威と基本プレー』、これが今季の日野のラグビーの肝である。とくに試合では「タテへの強さ」に重点を置いた。まずスクラムで前に出る。ぐりぐり押す。さらにはボールを下げないで、パスを少なくして、タテに行った。ゴー・フォワード!!
 ゲームメーカーのスタンドオフ(SO)、君島良夫が「バックスも、タテへのプレーを意識してプレーしました」と胸を張った。
 「単純に(ボールが)下がらないので、やりやすいですね。バックスって、横へのプレーが多いんですけど、タイミングを見て、強いランナーをタテにどんどん入れました」
 前半11分。相手ボールのラインアウトをターンオーバーして、左オープンに回した。フランカーの佐々木隆道がどんとあたり、最後は103㌔のCTBモセセが中央に躍り込んだ。先制トライ。その10分後は、“イケ・イケ・どん・どん”の波状攻撃から、隆道が右中間にトライを加えた。
 直後には、「ライジング・カズ」こと快足ウイング(WTB)の小澤和人がインタセプトから約50㍍を走り切った。前半終盤にも、ニュージーランド7人制代表のフルバック(FB)カカがビューティフルなランでファンを魅了し、WTBマーク・リーがトライを加えた。なんと31-0で折り返した。
 ゴー・フォワード(前進あるのみ)。その象徴が、スクラムである。強いだけではなく、8人で組む意識とスキルが加わった。今年からFWコーチに就いた“スクラム命”の宮本安正さんがボソッと言う。「スキルがないと、何事も強くはなりません」と。
 スクラムを組む際、それぞれの姿勢から足の位置、スタンス、ひざの角度、股関節の落とし方など細かく指導している。スクラムは精密機器の時計の如しか。地味ながら、試合中、スクラムを少しばかり修正した(詳しくは企業ヒミツのため非公開)。
 後半も、日野の攻撃は衰えなかった。メンバーが交代しても、戦力低下どころか、逆に勢いを増すのである。なんといっても、ディフェンスでの出足がいい。接点でもファイトする。タックルにいっても、すぐに起き上がり、ゲームに戻るのだった。
 ラグビーは簡単にいえば、『数の勝負』である。日野には倒れている選手がいないから、ディフェンスの数が少なくならない。細谷直監督は「タテへの脅威で接点を支配していました」と満足顔だった。「簡単に倒れなくて、接点をタテに動かしていたから、クイックのボールがよく、出ていました」
 後半中盤、主将のフッカー、廣川三鶴が交代出場して、「人間魚雷」のごとき猛タックルを浴びせた。この日、33度目の誕生日のテビタも代わってピッチに立った。
 「オ~。バースデーボーイ!」の声援と拍手がとぶ。密集で暴れまわり、ロスタイムのトライではモールのプラットフォームの軸となった。からだを張った。
 試合後、「ハッピー・バースデー!」と声をかければ、33歳のテビタは笑顔で言った。
 「そう。ボクはきょう21歳。まだ若い。若手とベテラン、有能な外国人選手、移籍してきた選手、バランスがすごくいい」
 そういえば、試合後、カカ夫婦の歓迎会がグラウンド脇のクラブハウスが開かれた。焼肉のバーベキューパーティだった。食った、食った、笑って、食った。こうやって、チームがひとつになっていく。
 次は、全勝対決となる釜石シーウェイブス戦(29日・盛岡市いわぎんスタジアム)。トップリーグ昇格に向けての天王山である。さあ、日野セレガに乗って決戦の地、盛岡へ。
ゴー・フォワード!
ゴー、ゴー!
ゴー・フォワード!!!

【コメント】
細谷直監督 ボールのデリバリーまでの2人目、3人目の姿勢とか、寄りのはやさとか、基本に忠実なプレーができていました。(釜石戦は)今まで積み上げてきたものをしっかり強い相手にも出したい。ポイントは、やっぱり基本プレーですよ。

廣川三鶴主将 完勝でした。今週もしっかりした準備ができました。中途半端なプレーがだいぶ、無くなってきた。でも、もうひとつ、ふたつ、上に行かないと、目指すべきところには届きません。(釜石戦の)カギはディフェンスでしょう。

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