Uniting our souls!! 「結束」

2016-2017年シーズン

トップイースト vs SECOM RUGGUTS

2016年10月09日(日)13:00 日野自動車総合グランド()

  • 日野自動車 RED DOLPHINS
    日野自動車 RED DOLPHINS
  • RUGGUTS
    SECOM RUGGUTS

:

21 トライ数3 ゴール数3 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
前半
0 トライ数0 ゴール数0 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
36 トライ数6 ゴール数3 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
後半
0 トライ数0 ゴール数0 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
RED DOLPHINS出場選手RUGGUTS
加藤 凌悠1 PR高森 大地
廣川 三鶴2 HO新井 幸輝
村上 玲央3 PR森田 大貴
笠原 雄太4 LO岩田 遼亮
Joel Everson5 LO堀 卓馬
西村 雄大6 FL森 耕太郎
李 淳也7 LF藤田 大吾
千布 亮輔8 No.8山下 誉人
黒木 大貴9 SH向井 康洋
山道 翔10 SO石澤 周
小澤 和人11 WTB川崎 康隆
Mosese Tonga12 CTB貴島 良太
片岡 将13 CTB池田 裕道
Marc Le14 WTB益子 仁紀
Gillies Kaka15 FB加藤 祐太
植村 健太郎
郷 雄貴
廣瀬 賢一
土屋 眞
佐々木 隆道
調  建造
篠田 正悟
小沢 翔平
リザーブ 海老沢 洋
武田 将也
小室 超
黒木 亮次
杉本 耀
鳥飼 雅文
松本 聖
川田 修司
得点選手トライ (T/5点)千布(前半1)、小澤和(前半1、後半2)、MOSESE(前半1)、山道(後半1)、郷(後半1)、佐々木(後半1)、KAKA(後半1)
ゴール (G/2点)山道(前半3、後半1)、調(後半2)
ペナルティゴール (PG/3点) 
ドロップゴール (DG/3点) 

◎日野自動車×セコム
『伸びシロいっぱい。着々と進む土台作り』

 ピンクの秋桜(こすもす)、レッドの日野自動車。セコムの誇るセキュリティもなんのその、ドルフィンズは攻守で古豪を圧倒した。これで4連勝。4トントラックの「レンジャー」をほうふつさせる安定ぶりだった。
 10月9日、ホームの日野自動車総合グラウンドである。キックオフの時には雨は上がっていたけれど、朝からのどしゃ降りで人工芝はたっぷり水気を含んでいた。試合前、今季初先発のフッカー、廣川三鶴主将はちょっぴり緊張気味だった。こう漏らした。
 「いつものように気負いなく、基本プレーに徹します」
 そうなのだ。強いチームであればあるほど、地味ながらも、基本技はきちっとしているものである。はっきり言って、セコムは今季、勝ち星に恵まれていない。戦力も、戦績も、勢いも、彼我の差は明白だった。だからこそ、基本プレーが大事になる。
 この試合、廣川主将など、今季初先発が3人並んだ。4年目のスタンドオフ(SO)山道翔も初先発だった。細谷直監督からは「先発出場だとテンパる傾向がある」と指摘されてきたけれど、この日は冷静な試合運びを見せた。とくに前半はキックを絡めて敵陣に入ることを心掛けていた。
 ファーストスクラムは、なぜか日野フォワード(FW)がコラプシング(故意に崩す行為)の反則をとられた。でもふたつ目のスクラムでは、今度は日野が相手のコラプシングでペナルティーをもらった。ちゃんと組めば、こっちのものである。この日、スクラムでのコラプシングの反則ゲットはじつに10個におよんだ。
 日野スタイルは、まずはタテの脅威を使って、ワイドに振ることである。SO山道がニヤリと笑う。
 「FWが絶対勝つとわかっていました。FWが相手を崩せば、自然とバックスにいい球が出てくるようになります。FWが常に優位に立っているので、やりやすいですね」
 前半14分。自慢のスクラムがぐりぐり押し込んで、ナンバー8千布亮輔が右隅に先制トライをあげた。その4分後。ナンバー8千布が突進し、センター(CTB)のモセも103㌔のからだを生かしてパワフルラン。最後はウイングの小澤和人が小刻みなステップを踏んで、左中間に飛び込んだ。
 さらに6分後。CTBモセがどんどんどんとタックラーをふっ飛ばした。中央にトライ。まさに“脅威”。こんな選手が目の前にきたら…。モセのマークの選手がつい気の毒になる。前半、21-0で折り返した。
 後半には6トライを加えた。とくにラスト10分で5トライのトライラッシュである。ディフェンスは時折、雑なタックルも目についたけれど、相手をノートライに抑えた。
 細谷監督は「今日の収穫としては、ディフェンスで相手にしっかり対応できたことでしょう」と言った。試合にはリザーブ8選手全員を出した。言葉には選手への信頼が満ちる。
 「タテへの脅威を使っていたら、相手がいずれ崩れて、最後にはトライが量産できる時間帯がくるんです。そこまでは我慢です、我慢、我慢。オレが、オレがという勝手なプレーをしなかったのが大きいですね」
 そうはいっても、中盤、バタついた印象を受けた。なぜかというと、大差に気が緩んだからか、タックルポイントが高くなったり、2人目、3人目の寄りが若干、鈍ったりしたからだろう。次の「ヤマ」に向けて考えると、チャンスでのハンドリングのミス、ペナルティーの多さも気にかかる。
 後半の中盤に交代出場したナンバー8、佐々木隆道は出色の出来だった。ほとばしるエナジー、からだ全体からみなぎる闘気。バックスのごとく、ゴロキックを蹴り込んで、それを自分でキャッチしてインゴールに飛び込んだ。トライの嗅覚に長ける。
 試合後、冷水風呂に浸かりながら、佐々木は「(チームが)よくなっているでしょ」と漏らした。秋風のごとく穏やかな笑顔だった。
 「中途半端なプレーをしなくなってきてますし、ディフェンスでの規律がよくなってきています。でも、まだタックラーが甘いのと、見極めがよくない。伸びシロは、まだ60%ぐらいですね」
 えっ。伸びシロがあと40%も?
 「いえ、いえ。(達成が)まだ40%。あと60%は伸びシロがありますよ」
 目指すはもちろん、トップリーグ昇格である。次は、10月16日(日)の横河武蔵野戦。ヒノノニトンから4㌧のレンジャーへ。チームの成長ぶりを自分の目で見たい人はぜひ、日野自動車総合グラウンドへ。
 レッドドルフィンズGO!
              (了)

【コメント】
細谷直監督 圧倒するようなスコアに最後はなったけれど、停滞する時間帯が課題ですね。ただ課題がありながらも、我々の牙城が崩れるまでにはいかなかった。我々の強みを出したFWとバックスの融合で、相手の嫌がる泥臭いラグビーをしていきたい。

廣川三鶴主将 充実感はありますけど、次のステージに向けてのいい課題をもらったのかなと思います。全体的に姿勢が高くなっていた。一人目が倒すことができなかった場面があった。きょうみたいなディフェンスだと、自分たちで自分たちの首を絞めてしまうことになります。直していきます。
              (了)

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