Uniting our souls!! 「結束」

2016-2017年シーズン

トップイースト vs 秋田 NORTHERN BULLETS

2016年09月25日(日)12:30 秩父宮ラグビー場()

  • 日野自動車 RED DOLPHINS
    日野自動車 RED DOLPHINS
  • NORTHERN BULLETS
    秋田 NORTHERN BULLETS

:

31 トライ数5 ゴール数3 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
前半
0 トライ数0 ゴール数0 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
35 トライ数5 ゴール数5 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
後半
5 トライ数1 ゴール数0 ペナルティゴール数0 ドロップゴール数0
RED DOLPHINS出場選手NORTHERN BULLETS
長野 正和1 PR山際 明信
崩 光瑠2 HO今井 将大
村上 玲央3 PR高野 憲大
笠原 雄太4 LO平山 友章
庄司 壽之5 LOTemo Raibevu
藤田 哲啓6 FL高原 政弥
佐々木 隆道7 LF髙橋 大祐
538 No.8貴布 ティウアナ
田川 明洋9 SH成田 秀悦
君島 良夫10 SO田村 恒太
小澤 和人11 WTB小笠原 駿
Mosese Tonga12 CTBTone Tukufuka
片岡 将13 CTBClynton Knox
Marc Le14 WTB山川 良
Gillies Kaka15 FB南波流 マヌエリ
加藤 凌悠
廣川 三鶴
廣瀬 賢一
土屋 眞
千布 亮輔
山道 翔
坂本 椋矢
小沢 翔平
リザーブ 崩   友太
鎌田 隼綺
斉藤 芳
黒川 賢亮
阿部 友樹
鈴木 央
奈良 遼
南波 輝
得点選手トライ (T/5点)TEVITA(前半1)、小澤和(前半2、後半1)、佐々木(前半1)、MARC(前半1)、TONGA(後半1)、崩(後半1)、山道(後半1)、千布(後半1)
ゴール (G/2点)君島(前半3、後半2)、山道(後半3)
ペナルティゴール (PG/3点) 
ドロップゴール (DG/3点) 

◎日野自動車×秋田ノーザンブレッツ
『自信と信頼。日野自動車、盤石の3連勝』

 やっとで晴れた秋の日曜日の昼下がり、日野自動車レッド・ドルフィンズの快進撃がつづく。膨らむ自信、強まる信頼。FW、バックス一体となった攻めで10トライを挙げ、難敵の秋田ノーザンブレッツを一蹴した。痛快、爽快、スカッと開幕3連勝である。
 「今週も気持ちよかったです」と、フッカーの廣川三鶴主将が笑う。ざっと5百人の応援団が駆け付けた秩父宮ラグビー場。試合後、スタンドからのあたたかい拍手に向かって、“赤ヘル”ならぬ、赤いジャージの日野戦士は頭を深々とさげた。主将の述懐。
 「感謝の気持ちでいっぱいでした。みんなの応援にこたえることができた。安心感とヨロコビ、いろんな気持ちが混ざりあっていました。試合のメンバー外を含め、チーム全員が先週につづき、いい準備ができたから、こういう結果になったと思います」
 なんといっても、もっかチームがひとつになっている。とくにディフェンス。序盤、“いぶし銀”のセンター片岡将が、相手バックスの軸のノックスに猛タックルをお見舞いした。これが大きかった。リズムにのり、秋田のややこしい外国出身選手の動きを抑え込んでいく。うるさい秋田スクラムハーフの成田秀悦も、サントリー時代、チームメイトだったフランカー佐々木隆道がその動きを完全に封じ込んだ。もう日野ペース。
 この日の勝負のポイントがスクラム戦だった。日野も秋田もここに自信を持っているが、やはり日野の方が一枚上手だった。これまでのハードワークとこだわりが違う。前半8分。右中間のゴール前5メートルスクラムをぐりぐり押し込んで、最後はナンバー8のテビタが飛び込んだ。ま、広義のスクラムトライである。
 スクラムの軸の先発フッカー、崩光瑠は「チームのプランを遂行しました」と胸を張る。今春、トップリーグの東芝から移籍してきた25歳。フォワード8人をまとめ、スクラムを押すことに使命感をメラメラ燃やしている。
 「非常にやりがいを感じています。すごく充実しています」
 名字とちがって、スクラムでは絶対、崩れない。光瑠は「ひかる」と読む。じつは、途中から交代出場した秋田のフッカー、崩友太とは実の兄弟である。スタントからやじがとぶ。「兄弟げんかか~」と。
 生まれて初めての兄弟対決だった。スクラム戦は弟の日野の光瑠が勝った。「私情ははさみませんでした」と振り返る。
 「スクラムは個人で組んでいるわけじゃないので。8人の差が出たのかなと思います。おにいちゃんには勝ちました。ただチーム・ファーストなので、チームが勝ったのが一番です。すごく、うれしかった」
 その後、危ないシーンがあった。相手のノックスに対してノーマークとなり、左ライン際の爆走を許した。が、日野のウイング、マーク・リーが懸命に戻って、タックルで止めた。いいランだった。いい粘りだった。もし、ここでトライを返されていたら…。
 いい展開である。スタンドまで、チームの一体感が伝わってくる。スクラムは安定し、バックスには決定力が備わった。ニュージーランドのリオ五輪代表のフルバック、カカはただ者ではない。ブレイクダウンは入るか、入らないかの見極めができるようになっている。倒れても、すぐ起き上がる。全員が立っているのである。
 ディフェンスも、佐々木と、藤田哲啓のフランカー陣の連係とタックル、絡みは凄みを増している。一人目が低く、二人目がはやくのダブルタックルも迫力満点。ゲームキャプテンを務めたロック笠原雄太は「ディフェンスのスタイルが確立してきました」と言う。
 スポーツの基本はディフェンスである。守りが固まれば、おのずとアタックが勢いを増す。ロスタイム。絶妙のアングルからウイングの小澤和人がタテに走り込んで、この日、自身3つ目のトライを挙げた。チームとしては10個目。66-5の完勝だった。
 細谷直監督の顔にも自信が浮かんでいる。「FW、バックスの役割がしっかりと果たせました」と評価するのだ。
 「スクラムでプレッシャーをかけてくれました。でも、バックスで(トライを)獲りきれるところをも大きいですね。いまは、タテへの脅威を使って、ワイドで獲るということをプランとしています」
 チームの好調の理由はなんといっても、基本プレーの充実にある。まだハンドリングミスは目につくが、イーブンボールへの飛び込みや相手よりはやく起きる意識など。
 「要は、“相手より必死にワーク(仕事)しろ”ということですね」
 次の試合は、一週空けて、10月9日(日)のセコム戦(日野・総合グラウンド)となる。先を見ず、一戦一戦。みんなの応援の「熱」が、選手の成長をさらに促していく。
                 (了)
【コメント】
 細谷直監督 いい試合でした。(3連勝)失点が少ないのがいいですね。(自分たちの)ペナルティーも少ないんじゃないですか。課題は、あえていえば、途中で巡目のディフェンスがちょっと遅くなったことぐらいでしょうか。(トップリーグに昇格するため)先を見ないで、一段一段、のぼっていきます。
 廣川三鶴主将 (成長は)ひとことで言えば、チームとしての武器がふんだんにできたということです。スクラムもそうですし、エリアをとるキックも、バックスリーの決定力もそうです。FWとバックスの信頼感は昨年とは比べ物にならないくらい強くなりました。
                 (了)

ページトップ