ニュースリリース

2010年04月20日
No.10-008

日野自動車、大型トラック「日野プロフィア」および「日野レンジャー」を改良し、平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させ新発売

- 進化したクリ-ンディーゼルシステム「AIR LOOP」により環境性能と経済性を向上 -

 日野自動車株式会社(以下、日野)は大型トラック「日野プロフィア」および「日野レンジャー」の一部の車型(*1)を改良し、平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させ、さらに燃費性能の向上により平成27年度燃費基準達成車の設定を大幅に拡大しました。
 あわせて安全性能、快適性能など総合的な商品力を大幅に向上させて7月1日より発売を開始します。

 今回、世界最高水準の厳しい規制である平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に対応するにあたり、日野はさらに進化したクリーンディーゼルシステムを開発、「AIR LOOP (エア ループ)」(*2)と名づけました。(図1参照)
 日野の「AIR LOOP (エア ループ)」はきれいな空気(AIR)の循環(LOOP)を目指し、NOx・PMはもちろんCO2排出量すなわち燃費も低減し、ランニングコストを抑えることでお客様の利益向上に貢献するとともに、地球環境への負荷低減に貢献できるクリーンディーゼルシステムです。

 今回の発売車型のうち、平成27年度燃費基準達成車は平成21年度税制改正における自動車重量税および自動車取得税の特例措置(エコカー減税)の対象となり、新車購入時の自動車重量税と自動車取得税が75パーセント減税されます。

*1 日野プロフィア・・E13C型エンジン搭載車型(トラクターを除く)(図2参照)
  日野レンジャー・・車両総重量が12トンを超える車型(図2参照)
*2 「AIR LOOP」は日野の登録商標です。


1.新型日野プロフィアの主な特長
 1)環境性能の進化
     既にPMについては平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制をクリアできるレベルに到達していましたが、このたび更なるエンジン本体の改良、およびDPRに新たに尿素SCRを組み合わせることにより、NOxを低減し平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させました。  
   
 
EGRシステムの強化、燃料噴射圧力の更なる高圧化、新型燃焼室の採用などエンジン本体の改良によりNOxの低減と低燃費を両立。
    NOxを除去する高性能尿素SCRの最適制御により、少ない尿素水で大きなNOx低減効果を実現。
    排出ガス処理システムを可能な限りコンパクト化し、重量と設置スペースの増加をミニマムに抑制。

 2)燃費性能の進化
     エンジン本体の改良、自動発進が可能となった新プロシフト12、さらに種々の省燃費運転支援装置により、一層の低燃費走行を可能にしました。  
    今回新たに自動発進・停止が可能となった新プロシフト12が最適な自動変速により、低燃費走行を実現。
   
 
新エコランがコンピューター制御により、ラフなアクセルワークやアクセルの踏み込み過ぎなどの燃費に不利な運転を自動的に抑制。
   
 
 
メーター内に3.5インチのフルカラ-液晶ディスプレイを設置し、さまざまな情報を表示。このディスプレイに、商用車として世界で初めて、エコドライブを続けることによって成長する「エコツリー」(*)を表示するなどドライバーに省燃費運転を動機付け。(図3参照)
    平成27年度燃費基準達成車の設定を大幅拡大。
      *「エコツリー」は商標登録出願中

 3)安全性能の進化
     衝突被害を軽減する新PCS(プリクラッシュセーフティ)(*1)と、従来はトラクターのみに装備していた車両安定制御システムVSC(Vehicle Stability Control)を全車(*2)に標準装備するなど、日野の先進セーフティテクノロジーを積極的に採用しました。  
   
 
 
新PCSは制動力のアップにより万一の衝突時の速度低減能力を向上させたことに加え、世界で初めて、衝突後も車両停止まで制動を継続。また対向車検知機能を追加し正面衝突にも対応。さらに車両ふらつき警報を新たに搭載し警報が続いた場合PCSの作動を早めるなど機能が向上。
   
 
VSCは安定した走行を保持し車両のコントロールをサポート。カーブでの車線逸脱や横転の危険性を減少させ事故抑止に貢献。
   
 
さらにEBS(電子制御ブレーキシステム)の標準装備、またドライバーモニターおよび車線逸脱警報装置のオプション設定など安全性の向上を推進。
    ドライバー側ミラーの位置を改善、またアンダーミラーの追加により良好な視界を確保。
    ホイールの取り付け方式にISO方式を採用し点検整備性を向上。
    *1 トヨタ自動車(株)と共同で開発。「PCS」はトヨタ自動車(株)の登録商標です
    *2 フルトラクター、ポールトラクターは除きます

 4)快適性能の進化
     コンビネーションメーターのデザインを一新し、視認性を向上させました。またメーター内には見やすいフルカラー液晶ディスプレイを設置、多様な情報を的確に把握できます。室内をシックなブラックで統一、落ち着いた空間とすることでドライバーの安全運転をサポートします。
     また、新室内モニターをオプション設定しました。この新室内モニターはナビゲーションシステムをはじめ、左後側方視界補助カメラ、後方カメラ、バックアイカメラの表示に対応し、オーバーヘッド部に装着するため、少ない視線移動での画面確認が可能です。


2.新型日野レンジャーの主な特長
 1)環境性能の進化
     既にPMについては平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制をクリアできるレベルに到達していましたが、このたび更なるエンジン本体の改良と、尿素を使わずにNOxを削減する「新DPR」の採用により平成21年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させました。  
    EGRシステムの強化、燃料噴射圧力の高圧化などエンジン本体の改良によりNOxの低減と低燃費を両立。
   
 
 
NOxの後処理には尿素フリーの「新DPR」を新開発。尿素水タンクや関連デバイスが不要なため従来の平成17年(新長期)排出ガス規制適合車に対して重量や排出ガス後処理システム容積の増加を極小化でき、日野レンジャーの優れた積載・架装性を維持。

 2)燃費性能の進化
     エンジン本体の改良と新エコラン、エコランプ表示などの省燃費運転支援装置により、一層の低燃費走行を可能にしました。  
   
 
新エコランがコンピューター制御により、ラフなアクセルワークやアクセルの踏み込み過ぎなど燃費に不利な運転を自動的に抑制。
    省燃費走行時にはエコランプが点灯し省燃費運転を促進。
    平成27年度燃費基準達成車の設定を大幅に拡大。

3)安全性能の進化
     ディスチャージ・ヘッドランプの標準装備により安全性能を向上し、またホイール取り付け方式のISO化により点検整備性の向上を図りました。

4)快適性能の進化
     室内とメーターをシックなブラックで統一、落ち着いた空間とすることでドライバーの安全運転をサポートします。

<<東京地区希望小売価格(代表車型)>>     (価格はキャブ付シャーシ、単位:円)
車名・型式・仕様 エンジン
トランスミッション
車両総重量クラス 価格
(消費税抜き)
日野プロフィア
LKG-FR1EXBG
標準キャブ・リヤエアサス
ウイングバン
PCS・VSC標準装備
(写真添付)
E13C <ET-III>

279kW(380PS)

Pro Shift(プロシフト)12
25t 17,363,850
(16,537,000)
日野プロフィア
LKG-FW1EXBG
標準キャブ・リヤエアサス
PCS・VSC標準装備
燃料タンク300L x 2個
冷凍車専用シャーシ
E13C <ET-III>

279kW (380PS)

Pro Shift(プロシフト)12
25t 18,250,050
(17,381,000)

日野レンジャー
LKG-FE7JLAG
標準キャブ・リヤエアサス
アルミバン
(写真添付)
 
J07E  <J7-X>

191kW(260PS)

6MT
14t 9,270,450
(8,829,000)
 

<<国内販売目標台数>>
日野プロフィア    7,000台/年(日野プロフィアシリーズ全体)
日野レンジャー    2,000台/年(日野レンジャーシリーズのうちGVW12t超車)


 


図1 「AIR LOOP (エア ループ)」のロゴマーク


図2 新型「日野プロフィア」(写真左) 新型「日野レンジャー」(写真右) 


図3 「エコツリー」の表示イメージ
 

以上