ニュースリリース

2006年10月04日 No.06-026

日野自動車、「日野デュトロハイブリッド」を小型トラック初の“平成27年度燃費基準”達成車として発売

-新長期排出ガス規制適合の環境性能と 優れた燃費性能を両立-
 
 日野自動車株式会社(以下、日野)は、小型トラック「日野デュトロハイブリッド」 ※1を“平成17年(新長期)排出ガス規制”に適合させるとともに、小型トラックおよびハイブリッドトラックとして初めて重量車の“平成27年度燃費基準” ※2を達成させて本日より発売開始しました。
 尚、本車両は「低公害車の取得に係る自動車取得税の特例」対象となり、自動車取得税率が2.7%軽減されます。

 新型「日野デュトロハイブリッド」は、進化した直列4気筒ディーゼルエンジン「NO4C」をベースとするクリーンディーゼルシステム「DPR」と新型の「永久磁石式モーター兼発電機」「バッテリー」「インバーター」採用により高出力・高効率化した「新ハイブリッドシステム」を組み合わせ、環境性能と燃費性能 ※3の向上を両立。NOx・PM・CO2排出量のさらなる低減を実現し“新長期排出ガス規制”“低排出ガス重量車(新長期排出ガス規制値比NOx・PM10%低減)”に適合するとともに、“平成27年度燃費基準”を達成しています。 

 日野は2003年11月に世界初 ※4の小型ハイブリッドトラックとして「日野デュトロハイブリッド」を発売。このたび発売した新型車は、“通常走行時はエンジンのみで走行、減速・制動時に減速エネルギーを回生しバッテリーに蓄電、発進・加速時はモーターがエンジンをアシストする従来のパラレル方式 ※5”を踏襲しつつ、長年に亘るハイブリッド車の開発・販売活動を通じ培った日野独自のテクノロジーでハイブリッドユニットを一新し、進化させた先進のハイブリッドトラックです。
 さらに、優れたハイブリッド機能をドライバーに最大限活用していただくため、メーターパネル内に「ハイブリッドインジケーター」を新規標準装備して、ハイブリッド車に適した走行やバッテリーの充電量などをランプ表示しエコドライブをサポートします。

 また、ハイブリッドユニットの小型・軽量化により積載性およびボデー架装性を向上させ、新運転免許制度 ※6における「普通免許」対応車(車両総重量5t未満でありながら積載量2tを確保した車両)や塵芥車専用シャシーを新規設定するなどラインアップを拡充したシリーズとしております。

 日野は、これからも「環境フロントランナー」として、“環境への負荷低減”と“経済性”を両立させた“お客様のお役に立てるトラック・バス”をお届けしてまいります。

※1 トヨタ自動車株式会社との共同開発車。
※2 2015年度以降の各年度に国内出荷するディーゼル重量車(車両総重量3.5トン超のトラック・トラクター及び乗車定員11人以上のバス)について、各車両総重量毎に出荷した車両の加重調和平均燃費が目標基準値をクリアする事が義務付けられています。
※3 車両条件、走行条件などにより異なります。
※4 最大積載量2~3.5tの小型ハイブリッドトラックは、当時(2003年11月1日発売時) 世界初。
※5 エンジンの駆動力と共にモーターの駆動力も併用する方式。
※6 2007年6月までに施行予定。


≪1.発売車両の特長≫
1.優れた環境性能
  1) 直列4気筒ディーゼルエンジン「NO4C」をベースに、「高効率クールEGR」「電子制御式可変ノズルターボ」を進化させて、さらにクリーンディーゼル化を実現。
  2) クリーンディーゼルシステム「DPR」の進化により、NOx・PMの排出量低減を実現し、「新長期排出ガス規制」に適合。
  3) NOx・PMとも新長期排出ガス規制値より10%以上低減しており、「低排出ガス重量車」の中でも最高ランクの“NOx・PM新長期排出ガス規制値比10%低減”をクリアした市街地走行に相応しいクリーンな環境性能。
  4) 新ハイブリッドシステムによる優れた燃費性能により、CO2の排出も低減。
  5) アイドルストップシステム(標準装備)による燃料消費抑制と優れた静粛性を実現。
 
2.進化したハイブリッドシステム
  1) 制動時はモーターを発電機として作用させ減速エネルギーを回生しバッテリーに蓄電、発進・加速時など大きなトルクが必要なときにはモーターがエンジンをアシスト、通常走行時はエンジンのみで走行するパラレルハイブリッド方式を踏襲しつつ、ハイブリッドユニットの一新により、燃費性能を向上。
  2) 「平成27年度燃費基準」を、小型トラックおよびハイブリッドトラックとして初めて達成、CO2の低排出とともに お客様の経済的運行に貢献。
 
【 日野デュトロハイブリッドの重量車モード燃費値※7
車両総重量範囲 最大積載量範囲 日野デュトロハイブリッド
重量車モード燃費値※7
3.5t超 ~

7.5t以下
1.5t超 ~ 2t以下 10.40km/L
2t超 ~ 3t以下  9.60km/L
3t超 ~  8.20km/L
※7:
実測したエンジン燃費値とトランスミッションのギヤ比などをベースに、
シミュレーションにより算出した国土交通省審査値。実際の走行時には、
走り方や各種条件(架装・道路・整備などの状況)により異なります。
 
  3) 高出力・高効率化による優れた燃費性能と小型・軽量化を両立した「新ハイブリッドシステム」を構成するテクノロジーは以下の通り。
    (1)永久磁石式モーター兼発電機
      小型・高出力化した超薄型のモーター兼発電機。
36kWの高出力と350N・mの高トルクでエンジンをアシスト。
 

 

(2)インバーター
      モーターの高出力化に応じ大容量化し、モーターを最適に制御。バッテリーとともに小型・軽量化し、低床化やボデー架装性の向上を実現。
 

 

(3)バッテリー
      高出力・高効率密閉式ニッケル水素電池を採用。減速時のエネルギー回生効率を向上し、発進・加速時のモータートルクアシストに充分な電力を安定供給。
 
  4) メーターパネル内に、「ハイブリッドインジケーター」を新規標準装備。ハイブリッドに最適な運転に対し点灯する「エコランプ」やバッテリー充電量が一目でわかる「バッテリー容量ランプ」などにより、エコドライブをサポート。
 

3.車型シリーズの拡大設定

  1) ハイブリッドユニットの軽量・コンパクト化により、積載性やボデー架装性を向上させ設定車型を拡充。
  2) 先に発売した「日野デュトロ(ディーゼル車)」同様に、2007年6月までに施行が予定されている新運転免許制度の「普通免許」対応車を新開発。積載量2tを確保した車両総重量5t未満車を新規設定。
  3) 塵芥車専用シャシー、標準キャブの低床車を新規設定。
 
4.商品力の向上
 

1)

フロントグリルのデザインを一新し、イメージチェンジ。
  2) お客様の多岐に亘るニーズにお応えするため、前モデルで「ハイグレード」「スタンダード」のみだった車両のグレード体系に中間グレードとなる「プログレード」を設定。
  3) 新型シフトレバーと新型パーキングレバーの標準採用により、キャブ内の居住性および移動性を向上。
    (1)可倒式トランスミッションシフトレバーを新規標準装備。
    (2)可倒式パーキングレバーを新規標準装備。
  4) 「コイルスプリング式独立懸架サスペンション」を主要車型のフロントサスペンションに新規設定、乗り心地向上と優れた操縦安定性を確保し、ドライバーの疲労軽減に寄与。
 

5)

全輪に「ディスクブレーキ」を新規標準採用し、ブレーキ性能を向上。


≪2.東京地区希望小売価格( 代表車型 )≫
型式・仕様 エンジン・
トランスミッション
届出
積載量
価 格
(消費税抜き)
BJG-XKU508M-TQMMB3
標準キャブ
カーゴ用・全低床・標準長(写真添付)
NO4C-TN
100kW(136PS)
5速マニュアル
トランスミッション
2,000kg 4,359,600円
(4,152,000円)
BJG-XKU304X-TYMMB3
標準キャブ
塵芥車用・高床・標準長
NO4C-TN
100kW(136PS)
5速マニュアル
トランスミッション
2,000kg 4,477,200円
(4,264,000円)
※ 上記は、キャブ&シャシー価格です。
 
≪3.国内販売目標台数≫
 1,200台/年 ( 日野デュトロハイブリッド )
以 上
日野デュトロ
「日野デュトロ ハイブリッド 平成17年排出ガス規制適合車 BJG-XKU508M-TQMMB3型」

参考URL : http://www.hino.co.jp/dutro/index.html