ニュースリリース

2006年03月22日 No.06-009

日野自動車、小型路線バス 新型「日野ポンチョ」を発売

~ コミュニティバスの需要増加に対応した小型ノンステップ路線バス ~

 日野自動車株式会社(以下 日野)は、小型ノンステップ路線バス「日野ポンチョ」の新モデルを本日より発売しました。 新型「日野ポンチョ」の最大の特長は、“乗り降りのしやすい低床”と タイヤを車両の四隅に配置することで実現した 客室フロア全体の80%以上を占める“クラス※最大のフルフラットフロアスペース”であり、また住宅街のような狭い路地などで小回りの利く高い機動性や シンプルで丸みのある“親しみやすい”デザインなど、高齢化・バリアフリー時代のコミュニティバスに適した車両です。 さらに同クラス※で初めて “平成17年(新長期)排出ガス規制に適合”した優れた環境性能も有しています。

近年、高齢者の積極的な社会参加などを背景に、路線バスはバリアフリー化に対応するノンステップ仕様が主流となっており、また従来の大・中型路線バスが入り込むことのできない住宅街や交通の不便な地域などを中心とした地方自治体主導によるコミュニティバスの導入増加にともない、小型かつノンステップの路線バスに対するニーズが高まっております。
 日野は、1995年 小型バス「リエッセ」の路線仕様車の発売以来、2000年に国内初の小型ノンステップバス「レインボー」、2002年に“フルフラット”小型ノンステップバス「ポンチョ」、2004年には車両最後部から車椅子による乗降を可能にした「日野ポンチョ バックドア付き」を発売するなど、小型路線バスおよびノンステップバス市場の先駆者としてコミュニティバスの普及に貢献してまいりました。日野が培ったこれらの経験と実績をフルに活用し、従来の「日野ポンチョ」を進化させた新型「日野ポンチョ」は、“ボデーバリエーションやシートレイアウトの多様化”、“寒冷地仕様の設定”など さらに高い商品力を有するバスになり、日本全国で“公共の足”としてお役立ていただくことが可能な車両となりました。

主な特長は次の通りです。
1. ユニバーサルデザイン思想の乗降性・室内空間 
・乗り降りしやすい広く低い乗降口を採用し、さらにニーリング(車高調整)機能も装備。
・タイヤハウスの突出や客室内の段差個所を最小限に抑制し、クラス※最大のフルフラットフロアスペースを確保。 
・戸袋の無い「アウトスライドドア」の新採用と高い天井による 開放感ある室内空間。
2. 地球環境・路線環境との調和
・クリーンディーゼルシステム「DPR」採用により、クラス※で初めて “平成17年(新長期)排出ガス規制”に適合した、住宅街を走るコミュニティバスに相応しいクリーンな環境性能。
・“親しみやすさ”“街との調和”をコンセプトに 曲線を多用したデザイン。
3. 機動性を発揮するコンパクトボデー
・狭い住宅街でも高い機動性を発揮する 全幅2.1m×全長7m未満のコンパクトボデー。
4. 運行路線の道路状況、乗客数に応じて選択可能なワイドバリエーション
・「ロング」(全長6,990mm)と「ショート」(全長6,290mm)の2ボデー設定。
・シートレイアウトは、「前向き」と「横向き(対面)」を設定。
5. 小型路線バスならではの安全性能
・左前方に「左側方確認窓」を採用し、狭い路地走行時にバスドライバーの高い視認性を確保。
・「アウトスライドドア」は、はさまれ防止「センサー」で一時停止する安全機構を装備。

※:全長7m・全幅2mクラスの国産 小型路線バス
「日野ポンチョ」スペシャルWEBサイト: http://www.hino.co.jp/poncho/index.html


《 1.発売車両の概要 》


1.ユニバーサルデザイン思想の乗降性・室内空間
乗り降りしやすい、開口幅810mm・中扉地上高310mm(後扉315mm)の広く低い乗降口。
車両左側の乗降口を50mm降下させ乗降性を向上させるニーリング機能を装備。
タイヤの四隅配置によりタイヤハウスの突出や段差個所を最小限に抑制するなどして、客室フロア全体の80%以上を占める“クラス※最大のフルフラットフロアスペース” 確保を実現。
車いすご利用者(1名)の乗車を可能とし、またフルフラットフロアと料金箱横のスペース確保により、車いすご利用者もより安全でスムーズな車内の移動が可能。
スロープ板(脱着式)を介し、中扉・後扉どちらからでも 車いすご利用者の乗降が可能。
弱い握力でも握ることができるよう太さにも配慮したスタンションポール(手すり)を車内に配置し、より安全な車内移動をサポート。
「床面」「壁面」と「スタンションポール」、「スタンションポール」と「降車ボタン」などに明度差をつけた“室内カラーリング”で、視力の弱い方をサポート。
戸袋の無い「アウトスライドドア」新採用と高い天井により“開放感のある室内空間”を確保。
国土交通省ノンステップバス標準仕様の認定要件をクリア。

2.地球環境・路線環境との調和
新開発 直列4気筒ディーゼルエンジン「J05D【J5-ⅡF】」と、PM捕集率95%を誇る後処理装置「DPR-クリーナー」との協調制御により、捕集したPMを燃焼処理する日野独自のクリーンディーゼルシステム「DPR」を採用。 同クラス※で初めて“平成17年(新長期) 排出ガス規制”に適合した、住宅街を走るコミュニティバスに相応しいクリーンな環境性能。
“親しみやすさ”“街との調和”をデザインコンセプトに、外見デザインはシンプルで丸みあるスタイルとし、車両前面には「丸型ヘッドランプ」を、側面には“大きなガラスウインド”を採用するなど 曲線を多用した誰もが乗ってみたくなるデザイン。

3.機動性を発揮するコンパクトボデー
路線バスとしての乗客定員を確保しつつ、全幅2.1m×全長7m未満のコンパクトボデーを実現し、狭い住宅街や商店街でも高い機動性を発揮。 ・ロングホイールベースでありながら、前後のオーバーハングが小さく、一般の小型バス並みの旋回性能を発揮。
    直角旋回占有幅  「ロング」: 4.6m、「ショート」: 4.3m
最小回転半径   「ロング」: 7.7m、「ショート」: 6.7m
 
4.運行路線の道路状況、乗客数に応じて選択可能なワイドバリエーション
35人の乗客定員を確保する「ロング」(全長6,990mm、中扉・後扉の2ドア、乗車定員31人~36人)と「ショート」(全長6,290mm、後扉の1ドア、乗車定員25人~29人)の2つのボデーバリエーションを設定。 ・日本全国の“公共の足”としてご利用いただけるよう、「ロング」「ショート」とも「寒冷地仕様」を設定(オプション)。
シートレイアウトは、路線バスでは一般的な「前向き」タイプと コミュニティバスに最適な「横向き(対面)」タイプを設定。

5.小型路線バスならではの安全性能
左前方に採用した「左側方確認窓」が、狭い路地走行時にバスドライバーの高い視認性を確保。 ・「アウトスライドドア」は、はさまれ防止の「センサー」を設置し、ドア開閉時に乗客が接触すると開閉作動を一時停止する安全機構。
リアコンビネーションランプは、各ランプを独立配置することで、後続車から優れた視認性を発揮。

《 2.東京地区希望小売価格 》


(単位:円)
ボデーサイズ
車 型
シートレイアウト
乗車定員
車両寸法
エンジン 価 格
(消費税抜き)
日野ポンチョ
ロング
ADG-HX6JLAE
(写真添付)
都市型・多区間
36名(座席11+立席24+運転席1) 全長 6,990mm
全幅 2,080mm
全高 3,100mm
J05D 【J5-ⅡF】
132kW
(180PS)
15,414,000
(14,680,000)
日野ポンチョ
ショート
ADG-HX6JHAE
近郊型・単区間
25名(座席14+立席10+運転席1)
全長 6,290mm
全幅 2,080mm
全高 3,100mm
J05D 【J5-ⅡF】
132kW
(180PS)
15,246,000
(14,520,000)

《 3.国内販売目標》
日野ポンチョ シリーズ合計 260台/年
以 上
日野ポンチョロング ADG-HX6JLAE 都市型・多区間 定員36名 
日野ポンチョロング ADG-HX6JLAE 都市型・多区間 定員36名