ニュースリリース

2005年12月22日 No.05-038

日野自動車、大型トラック「日野プロフィア」を新長期排出ガス規制に適合させ発売

― 環境性能、燃費性能、安全性能など総合的に商品力を向上 -


日野自動車株式会社(以下、日野)は、大型トラック「日野プロフィア」を平成17年(新長期)排出ガス規制に適合し燃費性能も向上、あわせて安全性能など総合的に商品力を向上させ、2006年2月20日より発売を開始します。
新型「日野プロフィア」は、日野の高いエンジン開発技術により、先進のクリーンディーゼルシステム「DPR (Diesel Particulate active Reduction system)」をさらに進化させ、NOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)を大幅に低減するなど、環境性能をより一層向上しております。日野独自の「DPR」は、燃料(軽油)以外の充填材等が不要なためインフラによる制約を受けることがなく、ディーゼル車の使い勝手の良さを維持しつつ、環境性能を向上するシステムです。
また車両重量も従来車同等に抑制しており、クラストップレベルの積載量を確保しています。

あわせて“京都議定書に基づく 社会からのCO2排出量低減のニーズ”“お客様からの 使用燃料の低減による経済性向上のニーズ“などにお応えするため、低燃費エンジンコンセプトに基づき開発した直列6気筒ターボインタークーラー付きディーゼルエンジン「E13C」を搭載。低回転域から高トルクを発揮するこの新エンジンと、アクセル開度をコンピューター制御し無駄な燃料消費を抑制する「日野エコラン」、エンジンの燃費性能を最大限に引き出すセミオートマチックトランスミッション「Pro Shift(プロシフト)12」などとの相乗効果により、クラストップレベルの優れた燃費性能を確保し、環境性能と燃費性能を両立したトラックとしております。

また同時に発売する大型セミトラクターには日本初※1の車両安定性制御システム「VSC(Vehicle Stability Control)」※2を装備し、トラクター特有の「横転現象」「ジャックナイフ現象」※3「ドリフトアウト現象」※4といった車両の不安定状態を安定方向へ制御、高次元の安全性能を確保しました。

新型「日野プロフィア」は、「環境フロントランナー」「安全フロントランナー」の環境性能、燃費性能、安全性能に加え、“「大型強化リヤバンパー」の標準装備※5”“平成18年灯火器保安基準適合”など総合的に商品力を向上させ、より一層“お客様のお役に立てるトラック”です。

 
《 1.発売車両の特長 》
 

1.進化した環境性能

1)「高圧コモンレール式燃料噴射システム」、“高効率クールEGR”と“電子制御パルスEGR”を組み合わせた「コンバインドEGR」、「電子制御式可変ノズルターボ」などを採用した 新開発の直列6気筒ディーゼルエンジン「E13C」を搭載。
2)エンジンの改良により、吸入空気量・EGR(排出ガス再循環)量の無段階最適制御化などを実現し、NOxを大幅に低減。
3)クリーンディーゼルエンジンと、PM捕集率95%を誇る後処理装置「DPR-クリーナー」との協調制御により、捕集したPMを燃焼処理するクリーンディーゼルシステム「DPR」をさらに進化。
4)以下のディーゼル車各種規制、指定・認定制度に適合。
 (1)平成17年(新長期)排出ガス規制
 (2)八都県市低公害車指定制度「優低公害車」
 (3)京阪神6府県市低排出車指定制度「LEV-6」

2.優れた燃費性能

1)低燃費エンジンコンセプトに基づき開発した新エンジンが、低回転域から高トルクを発揮し、燃費性能を向上。
2)エンジンの優れた燃費性能を最大限に引き出すセミオートマチックトランスミッション「Pro Shift12」と以下のエコドライブ装置などとの相乗効果により、クラストップレベルの燃費性能を確保し、お客様の経済性向上とCO2排出量低減に貢献。
 (1)アクセル開度をコンピューター制御する「日野エコラン」(標準装備)
    ・アクセル開度のコンピューター制御で、粗いアクセル操作による無駄な燃料消費をエンジン側で自動的に抑制。
 (2)制限速度の任意設定も可能なスピードリミッター(一部車型に標準装備)
    ・通常のスピードリミッター機能(全車標準装備)に加え、オートクルーズ機能付き車両では、法定速度内で任意の上限車速設定が可能。
    ・省燃費効果に加え、安全車速の維持に貢献。
 (3)エコドライブ定着を支援する「日野ドライブマスター」(オプション設定)
    ・パソコンなどの付帯事務機器を必要とせず、車載端末1台のみで構成するエコドライブ支援システム。 
    ・運転中の“燃料を無駄にするような運転操作に対する警報”と運行後の“運行状況のプリントアウトデータに基づく運転指導”によりエコドライブの定着を支援。

3.先進の安全性能

1)車両安定性制御システム「VSC」※2をトラクターに搭載。(オプション設定)
 (1)トラクター特有の「横転現象」「ジャックナイフ現象」※3「ドリフトアウト現象」※4といった車両の不安定状態に対し、トラクター側とトレーラー側のABSの協調作動により、凍結路などの滑り易い路面においても高い車両制御性能を発揮。
 (2)不安定状態を事前に感知し、ドライバーへ警報するとともに、エンジン出力制限およびブレーキ作動により、車両状態を安定方向へ制御。
 (3)日野は、2003年11月発売の大型セミトラクターより、「横転現象」を抑制する「ロールスタビリティアシスト」を装備することで横転事故の抑制に貢献してまいりましたが、これをさらに進化させた「VSC」で総合的な安定性制御を実現。
2)道路運送車両の保安基準改正に対応。
 (1)「大型強化リヤバンパー」を標準装備※5し、“突入防止装置(リヤバンパー)の装備義務”に対応。
 (2)各種ランプを“平成18年灯火器保安基準“に適合。
 3)従来より設定済みの「高剛性イージスキャブ」「フロントアンダーランプロテクター」「スキャニングクルーズ」「車線逸脱警報」「左後側方視界補助カメラ」「タイヤ空気圧モニター」などの装備で、アクティブセーフティ(予防安全)、パッシブセーフティ(衝突安全)の両面から安全運行をサポート。

4.充実したキャブバリエーション
標準キャブ、居住性と空力性能を向上するハイルーフキャブ、優れた積載効率をもたらすショートキャブ、キャブ上方にベッドスペースを確保したショートキャブスーパーハイルーフ、大型冷凍機搭載に対応したルーフカットキャブを設定し、お客様の多岐に亘るニーズに対応。


※1 : 大型トラクター用車両安定性制御システムとして、日本で初めて国土交通省の認可を取得。
※2 : トヨタグループ(トヨタ自動車株式会社、ダイハツ工業株式会社、日野自動車株式会社)では、「VSC」を交通事故削減のキーテクノロジーとして位置付けています。
※3 : 滑りやすい路面で轍に乗り上げた場合などに発生する、トラクターとトレーラーの折れ曲がり現象。
※4 : 滑りやすい路面において、前輪のグリップが得られずに、カーブを曲がり切れずにコースアウトする現象。
※5 : トラクターを除く。


《 2.東京地区希望小売価格( 代表車型 ) 》
                                                                 (単位:円)


型式・仕様 エンジン・トランスミッション 届出積載量 価 格
(消費税抜き)
ADG-FR1EXYG
「LOBOX」ウィング完成車
標準キャブ・リアエアサス
(写真添付)
E13C < ET-Ⅲ >
279kW
( 380PS )
「プロシフト12」
14,300kg 18,935,700
(18,034,000)
ADG-FW1EZYG
「LOBOX」ウィング完成車
ショートキャブ・リアエアサス
E13C < ET-Ⅲ >
279kW
( 380PS )
「プロシフト12」
13,800kg 19,654,950
(18,719,000)
ADG-SH1EDXJ
ハイルーフキャブ
総輪エアサス
E13C < ET-Ⅳ >
    302kW
( 410PS )
「プロシフト12」
第5輪荷重
9,500kg  
(ISO海コン
フル積載対応車
は11,400kg)
15,183,000
(14,460,000)



《 3.国内販売目標台数 》

15,000台/年 ( 「日野プロフィア」シリーズ全体 )
ADG-FR!EXYG LOBOX ウイング完成車(リアエアサス) E13C 279KW(380PS)
ADG-FR!EXYG LOBOX ウイング完成車(リアエアサス) E13C 279KW(380PS)