ニュースリリース

2005年08月22日 No.05-025

日野自動車、大型観光バスをフルモデルチェンジし新長期排出ガス規制適合「日野セレガ」として新発売

日野自動車株式会社(以下 日野)は、大型観光バスを15年ぶりにフルモデルチェンジし、平成17年(新長期)排出ガス規制に適合させ、「日野セレガ」として本日より発売しました。今回はまず「スーパーハイデッカ」「ハイデッカ」の2シリーズを発売し、全長9mクラスの「ハイデッカショート」シリーズは、来年発売予定です。

新発売の「日野セレガ」は、「弾けるような元気・・・そして、おもてなしの心」をデザインコンセプトに、外観は “オリジナリティあふれるアクセントピラーとオーナメントランプ”、室内は“新たな旅の始まりを予感させるドーム天井とLEDファイバー照明”など、「HINOのバス」と、ひと目でわかる個性的なスタイルを特長としています。

環境性能については、新開発 直列6気筒ディーゼルエンジン「E13C」をベースとした、クリーンディーゼルシステム「DPR(Diesel Particulate active Reduction system)」の採用により、NOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)を大幅に低減して、新長期排出ガス規制に適合させております。

安全性能については、日野のトータルセーフティ思想「CAPS」※1に基づき、“ドライビングポジションの最適化および新型運転席シート採用によるドライバーの疲労軽減”“万一の横転時に客席の被害を最小限に抑えるスタイリッシュセーフティボデー”など、アクティブセーフティ、パッシブセーフティの両面から、乗る人全ての安全性を向上させました。

また“新開発サスペンションによる振動の従来車比約30%低減”“新開発サスペンションとステアリングシステムによる直進安定性・旋回性能の向上”“新開発エンジン直結式フルオートエアコンによる空調性能の向上”などを実現し、居住性、運転操作性に優れた快適空間での移動を提供します。

加えて“新型エンジンの採用による約13%の燃費向上※2”“新型エアコンの採用によるランニングコストの低減”などにより、生涯コストも大幅に低減させる“お役立ちバス”としました。

すべてを一新した「日野セレガ」は、バスに関わる全ての皆様に、“より大きな価値”をお届けし、これからの『バスの旅』をリードして参ります。

※1:Collaboration with Active and Passive Safety
※2:従来車比。エンジン仕様、走行条件により異なります。

     「日野セレガ」スペシャルWEBサイト:http://www.hino.co.jp/selega/index.html

《 1.発売車両の概要 》

1.革新のスタインリング

【 際立つ魅力のスタイル 】
・ 外観は「弾けるような元気、情感と感動」をテーマに、“斬新で開放感あるガラスエリアを狙った全面サラウンドウインド”“旧モデルを進化させたオーナメントランプと新モデルから採用したアクセントピラー”“安心を感じさせる立体感ある断面形状のセーフティボデー”などにより、「HINOのバス」であることがひと目でわかる個性的なスタイル。
・ 室内は、「おもてなしの心と感動」をテーマに、“自然に室内へと導く、らせん状乗降口”“新たな旅の始まりを予感させる入り口付近のドーム天井と、通路天井に配したLEDファイバー照明”“癒しとおもてなし空間を創出するウエーブ形状の天井と、ルームラック下 間接照明”など、エンターテインメント性とともに、ユニバーサルデザインを採用。


2.先進の環境性能

【 クリーンディーゼルシステムDPR 】
・ 「新型高圧コモンレール式燃料噴射システム」、「電子制御式高効率クールEGR」、「電子制御式可変ノズルターボ」などを採用した新開発の直列6気筒 クリーンディーゼルエンジン「E13C」を搭載。
・ 吸入空気量、EGR(排出ガス再循環)量の無段階最適制御などを実現したエンジンと、PM捕集率95%を誇る後処理装置「DPR-クリーナー」との協調制御により、捕集したPMを燃焼処理する 日野独自のクリーンディーゼルシステム「DPR」をさらに進化。NOxとPMを大幅に低減するとともに、低回転域から高トルクを発揮するエンジンにより燃費の向上とCO2排出量の低減も同時に達成。
・ 以下のディーゼル車各種規制、指定・認定制度に適合。
(1)平成17年(新長期)排出ガス規制
(2)八都県市低公害車指定制度「優低公害車」
(3)京阪神6府県市低排出ガス車指定制度「LEV-6」


3.「CAPS」※1思想に基づいた安全性能

【 進化したアクティブセーフティ 】
・ 「ウォッシャー付ディスチャージ・ヘッドランプ」の採用によりドライバーの視認性を向上。
・ 側面反射器、前照灯、尾灯、方向指示器の配光などを向上させ、“平成18年灯火器保安基準”
に先行して適合。
・ 運転席には、体型や好みに応じ、細やかな調整が可能な「ハイファンクションシート」を標準装備し、ドライビングポジションの最適化や車両直進安定性の向上とともに、ドライバーの運転疲労軽減により、予防安全に寄与。
・ 左サイドミラーステーに搭載する「左方視界モニター」を新規設定(オプション)し、見通しの悪い交差点や左折時など、ドライバーの安全視野確保をサポート。
・ リターダーとフットブレーキの2つの機能を融合させた「ブレーキコントロール【補助ブレーキ連動機能】」を新規設定(オプション)し、制動力を大幅にアップ。

【 進化したパッシブセーフティ 】
・ 客席の安全基準“ECE基準R66(ロールオーバー性能)”に準拠した「スタイリッシュセーフティボデー」が、万一の横転時に被害を最小限に抑制。
・ 万一の前面衝突時の被害を最小限に抑える高強度ボデーを採用し、生存空間の大幅拡大を実現。「運転席SRSエアバッグ&プリテンショナー付シートベルト(オプション)」とともに、ドライバーの安全を確保。


4.おもてなしの室内

【 より高い質感の移動空間 】
・ ウェーブ天井に円弧を描くように配置した「LEDファイバー照明」、ルームラック下の「間接照明」など充実の室内照明により、おもてなしの移動空間を演出。
・ 通路段差をなくした「フルフラットフロア」の採用により、スムースな室内移動を可能にし安全性を向上。
・ クッション性に優れ、座り心地を向上させた客席シートは、「スタンダード」「ハイグレード」「ハイグレードワイド」の3タイプを設定。
・ 余裕ある室内高(通路部最大1,970mm)を確保するとともに、客席ルームラックの容量を大幅拡大。航空機内持ち込みサイズの荷物も収納可能。
・ フロアとボデーを一体化した「新構造ボデー」により、遮音性能を向上。低騒音の新開発エンジンとあわせ、室内騒音を半減。
・ 新エアコン採用にともなうサブエンジンの廃止により、全車3スパンのバゲージルーム設定を実現。また、収納スペースも大幅に拡大し、「スーパーハイデッカ」では10.2m3、「ハイデッカ」では8.6m3の容量を確保。

【 革新的フットワーク 】
・ 「新フロント独立サスペンション」と「新リヤワイドサスペンション」を採用し、路面の凹凸をしなやかに吸収し、振動を従来車比約30%低減するなど、直進安定性と乗り心地の向上を両立。
・ 各種センサーが、速度、揺れなどから走行状況を瞬時に分析し、エアスプリング容量の制御と可変ショックアブソーバーの減衰力を常に最適化する「4輪電子制御サスペンション」を新規設定(オプション)。
・ 「新ステアリングシステム」採用により操舵一体感・操作性を向上。
・ タイヤ切れ角アップとホイールベースの短縮により、最小回転半径8.7mの機動性を実現。

【 心地よさを極めた新空調システム 】
・ 大容量連続可変コンプレッサー・多段風量制御・快適湿度制御などの採用により、きめ細かな空調が可能な新開発「エンジン直結式フルオートエアコン」を標準装備。
・ また室内を冷房時6ゾーン、暖房時4ゾーンに分け緻密な温度調整が可能な「マルチゾーンエアコン」と「除菌イオン発生装置」を国内バス初の設定(オプション)。


5.生涯コストの大幅低減

【 燃費の大幅向上を達成 】
・ 低回転域から高トルクを発揮する 新開発ターボインタークーラーエンジンの採用、空力性能向上などにより、燃費を従来車比 約13%向上※2。

【 新型直結式エアコンによるランニングコスト低減 】
・ サブエンジンを廃止した新「エンジン直結式フルオートエアコン」の採用により、サブエンジンのメンテナンスコストが不要となり、さらに大容量連続可変コンプレッサーの最適制御が省燃費を実現し、従来車比で燃料消費量を約40%低減、メンテナンスコストを約90%低減。

【 いつまでも美しさを保つ高品質ボデー】
・ シャシー組立て、シャシーとボデーとの結合はすべてボルト結合とすることで、溶接結合を限りなく低減させた「新構造シャシー&ボデー」の採用により、防錆性能と塗装品質を大幅向上。



《 2.東京地区希望小売価格 》
                                                                (単位:円)
車 型 仕 様 価 格(消費税抜き)
日野セレガ
スーパーハイデッカ
ADG-RU1ESAA
(写真添付)
E13C < ET-Ⅹ >
338kW ( 460PS )
一般観光 57人乗
42,724,500
(40,690,000)
日野セレガ
ハイデッカ
ADG-RU1ESAA
E13C < ET-XI >
279kW ( 380PS )
一般観光 57人乗
36,162,000
(34,440,000)
日野セレガ
ハイデッカ
ADG-RU1ESAA
E13C < ET-XI >
279kW ( 380PS
トイレ付都市間路線 43人乗
38,504,550
(36,671,000)



《 3.国内販売目標 》
目標台数 ( 台/年 )
日野セレガシリーズ合計 650 台


                                                                     以 上
日野セレガスーパーハイデッカ  ADG-RU1ESAA  一般観光 57人乗(撮影用特別仕様車)
日野セレガスーパーハイデッカ  ADG-RU1ESAA  一般観光 57人乗(撮影用特別仕様車)