ニュースリリース

2005年05月24日 No.05-015

日野自動車、中型トラック「日野レンジャー」を新長期排出ガス規制に適合させ発売

― クリーンディーゼルシステム「DPR」を進化させ、世界一厳しい規制に適合 ―  

日野自動車株式会社(以下、日野)は、「日野レンジャー」を平成17年(新長期)排出ガス規制に適合させ発売を開始します。 新型「日野レンジャー」は、お客様の多岐にわたるニーズにお応えするため、このたびの新長期排出ガス規制対応においても、世界で唯一4気筒・5気筒・6気筒 ターボインタークーラー付きディーゼルエンジン(以下、TI-ディーゼルエンジン)をラインアップしております。
4気筒・5気筒エンジン搭載車は本日から全車一斉に新長期排出ガス規制適合車に切り替え、発売します。6気筒エンジン搭載車は本年10月からの販売となります。

日野は、PM(粒子状物質)を新長期排出ガス規制適合レベルにまで低減する革新的なクリーンディーゼルシステム「DPR」※1を開発し、平成15年には、この「DPR」を搭載した平成15・16年(新短期)排出ガス規制適合(4ツ星)車として発売し ススの大幅低減にいち早く対応しました。

今回発売した新型車は、日野の高いエンジン開発技術により、「DPR」をさらに進化させ、NOx(窒素酸化物)も大幅に低減し、現在 世界一厳しい新長期排出ガス規制に先行して適合させたものです。 また燃料(軽油)以外の充填材等が不要なため、インフラによる制約を受けることがなくディーゼル車の使い勝手の良さを維持しつつ、環境性能を向上させています。

燃費性能については、全車に先進のTI-ディーゼルエンジンを搭載し、高い燃費性能を維持、さらにエコドライブ支援システム「日野ドライブマスター」(オプション)により、更なる燃費向上を可能としました。

「日野レンジャー」シリーズは、国内 中型トラック クラス※2として唯一のハイルーフ車、総輪エアスペション車をラインアップするなどして、幅広いお客様より高い支持をいただいておりますが、本年9月より改正される道路運送車両法の保安基準改正に先行適合した“大型強化リヤバンパー”を新たに装備するなど商品性を向上させ、さらに“お客様のお役に立てるトラック”としております。

尚、日野は「環境フロントランナー」として、今後順次、新長期排出ガス規制適合トラック・バスのラインアップを拡充していきます。

※1 : Diesel Particulate active Reduction system
※2 : 4トン積トラック クラス


《 1.『日野レンジャー』の特長 》

1.先進の環境性能

1)「高圧コモンレール式燃料噴射システム」「高効率クールEGR」「可変ノズルターボ」等を採用した 新開発のクリーンディーゼルエンジン「J05D(4気筒)」 「J07E(5気筒)」 「J08E(6気筒)」を搭載。

2)クリーンディーゼルエンジンと、PM捕集率95%を誇る後処理装置「DPR-クリーナー」との協調制御により、捕集したPMを燃焼処理するクリーンディーゼルシステム「DPR」をさらに進化。
エンジンの改良により、吸入空気量・EGR(排出ガス再循環)量の無段階最適制御化などを実現し、NOxも大幅に低減。

3)以下のディーゼル車各種規制、指定・認定制度に適合。
(1)平成17年(新長期)排出ガス規制
(2)八都県市低公害車指定制度「優低公害車」
(3)京阪神6府県市低排出車指定制度「LEV-6」

2.優れた燃費性能

1)全車に先進のTI-ディーゼルエンジンを搭載し、優れた燃費性能を発揮、CO2排出量の低減にも寄与。

2)エコドライブ支援システム「日野ドライブマスター」をオプション設定。
(1)パソコンなどの付帯事務機器を必要としない、車載端末1台のみで構成するエコドライブ支援システム。 
(2)運転中の“燃料を無駄にするような運転操作に対する警報”と運行後の“運行状況のプリントアウトデータに基づく運転指導”によりエコドライブ定着を支援。

3.充実したバリエーション設定

1)国内中型トラッククラス※2として唯一 ハイルーフ車を設定。
(1)ドライバーがキャブ内に立つことのできる快適居住設計によりフロアから天井まで高さ 最大1,860mmを確保。
(2)ウインドデフレクター機能により、燃費を約7%向上※3。
        ※3 : 通常キャブとの比較値
  
2)国内中型トラッククラス※2として唯一 総輪エアサスペンション車を設定。
(1)荷台振動をリーフサスペンション車と比べ、荷台の前端・後端ともほぼ半減し、デリケートな荷物の輸送に適した高い輸送品質を確保。
(2)荷役作業に最適な荷台高調整ができ荷役業務の疲労を軽減するとともにキャブ振動も低減し、ドライバーの運転疲労を軽減。

4.道路運送車両法の保安基準改正に適合
1)平成17年9月より改正される“突入防止装置(リヤバンパー)の装備義務”に対応し、「大型強化リヤバンパー」を全車標準装備。
      

《 2.エンジンシリーズ(代表エンジン) 》

エンジン型式 J05D〈J5-Ⅱ〉 J07E〈J7-Ⅵ〉 J08E〈J8-Ⅵ〉
シリンダー配置 直列4気筒 直列5気筒 直列6気筒
排気量 4,728cc 6,403cc 7,684cc
燃料噴射装置型式 コモンレール式
燃料噴射システム
コモンレール式
燃料噴射システム
コモンレール式
燃料噴射システム
過給方式 インタークーラー付
可変ノズルターボ
インタークーラー付
可変ノズルターボ
インタークーラー付
可変ノズルターボ
最高出力 132kW(180PS)
/2,800rpm
165kW(225PS)
/2,700rpm
199kW(270PS)
/2,700rpm
最大トルク 490N・m(50.0kgm)
/1,600rpm
657N・m(67.0kgm)
/1,600rpm
794N・m(81.0kgm)
/1,600rpm


《 3.東京地区希望小売価格( 代表車型 ) 》
                                                    (単位:円)
型 式・仕 様 エンジン・
トランスミッション
届出最大積載
(kg)
価 格
(消費税抜き)
日野レンジャー
ADG-FD7JLWA
ウィングバン完成車
標準キャブ・ハイルーフ
リヤエアサスペンション
(写真添付)
J07E
165kW(225PS)
マニュアル
トランスミッション
3,400 9,161,250
(8,725,000)
日野レンジャー
ADG-FC6JCWA
ダンプ架装・強化一方開
ショートキャブ
J05D
132kW(180PS)
オートマチック
トランスミッション
3,900 6,444,900
(6,138,000)

                                        
《 4.国内販売目標台数 》
23,000台/年 ( 「日野レンジャー」シリーズ全体 )        
                                                         以 上
日野レンジャー平成17年(新長期)排出ガス規制適合車 ADG-FD7JLWA型・ハイルーフ・ウイングバン完成車
日野レンジャー平成17年(新長期)排出ガス規制適合車 ADG-FD7JLWA型・ハイルーフ・ウイングバン完成車

参考URL : http://www.hino.co.jp/ranger/index.html