日野自動車、第44回東京モーターショー2015に燃料電池バスのコンセプトモデルなど6台を出展

商品・技術情報 イベント

2015年10月8日
No.15-019

生活を支える商用車の先進環境・安全技術や、車の稼働を支える取り組みを訴求

日野自動車株式会社(以下、日野)は、10月29日(木)から11月8日(日)まで東京都の東京ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」(主催:一般社団法人 日本自動車工業会)に世界初公開となる燃料電池バスのコンセプトモデル、大型ハイブリッドトラック、さらに新たな安全技術を搭載した小型トラックなど6台のほか、エンジン2基を出展します。

日野の出展テーマは「情熱をはこぶ。夢をとどける」。日野のトラック・バスは、人や物と一緒に情熱や夢ものせて走り、人々の生活を支えています。実物展示とともに、パネル展示も行うことで、先進の環境・安全技術や、車の稼働を支える取り組みについてもわかりやくすご紹介します。

日野の出展概要

日野は東京ビッグサイト東1ホールに出展します。

1.FUEL CELL BUS (フューエル セル バス) <参考出品車>

日野の考える燃料電池バスのコンセプトモデル。
水素を燃料として自ら発電して走る燃料電池バスは、走行時のCO2排出量ゼロという高い環境性能に加え、外部給電機能も備えています。将来の水素社会実現に寄与する輸送手段として期待されており、日野は、トヨタグループの一員として燃料電池バスの技術開発を進めています。今回、「暮らしやすい社会を支える移動」をテーマに、日野がユニバーサルデザインの視点から考える、燃料電池バスを中心とした次世代のバス交通システムを提案します。

主要諸元

車名FUEL CELL BUS
寸法(全長×全幅×全高)mm10,525×2,490×3,340

2.日野プロフィア ハイブリッド <参考出品車>

大型トラック「日野プロフィア」をベースとしたハイブリッドトラック。
長年の実績を誇る日野のハイブリッド技術を大型トラックに採用しました。長い距離を走る大型トラックの燃費を追求する、というコンセプトのもと、ハイブリッド技術を走行に用いるだけでなく、そのハイブリッドシステムを応用した電動冷凍システム、空気抵抗を低減する様々なアイテム、廃熱回収発電システムなど、燃費向上技術を幅広くご紹介します。

主要諸元

車名日野プロフィア ハイブリッド
エンジン型式A09C
排気量(L)8.866
トランスミッション形式、変速段数AMT 12段
寸法(全長×全幅×全高)mm11,990×2,490×2,880
乗車定員(人)3 (展示車の場合)
モーター出力90kW

3.日野デュトロ ハイブリッド (衝突被害軽減ブレーキ搭載車) <参考出品車>

「ヒノノニトン」でおなじみの、小型トラック「日野デュトロ ハイブリッド」。
小型ハイブリッドトラックで一番の販売実績を誇る日野デュトロ ハイブリッドに、衝突被害軽減ブレーキを搭載。既に大型トラック・バスに標準装備となっている衝突被害軽減ブレーキを更に進化させ、先行車に対する追突回避だけではなく、停止車や歩行者との衝突回避を支援することが可能になりました。環境にやさしく、街中の走行をより安全にした小型トラックをご紹介します。

主要諸元

車名日野デュトロ ハイブリッド
エンジン型式N04C-UL
排気量(L)4.009
トランスミッション形式、変速段数AMT 5段
寸法(全長×全幅×全高)mm6,680×3,030×2,190
乗車定員(人)3 (展示車の場合)
モーター出力36kW
バッテリーニッケル水素 288V/6.5Ah

4.日野セレガ <市販車>

最新の安全技術を搭載し、快適で安全な旅を演出する大型観光バス「日野セレガ」。
今回は、既に標準装備となっている、ドライバーの顔の向きや眼の開閉状態を検知して注意力低下を警報する「ドライバーモニター」を皆様にご体験いただきます。合わせて、さらなる安全性の向上にむけた研究開発の一例をご紹介します。

主要諸元

車名日野セレガ
エンジン型式E13C
排気量(L)12.913
トランスミッション形式、変速段数マニュアル 6段
寸法(全長×全幅×全高)mm11,990×2,490×3,750
乗車定員(人)46 (客席44、補助席0、乗務員席2)
車両総重量(Kg)15,330

5.HINO500シリーズ <参考出品車>

過酷な使用に応えるためのQDR(品質・耐久性・信頼性)を追求した海外向け最新モデル。
   世界各国・地域のニーズに合わせた市場適格車として、今年1月インドネシアでの販売開始を皮切りに市場導入を進めており、今後数年間で各地域・市場ごとに適格化して、導入先を広げていきます。海外専用モデルのため、国内では出会うことのない日野車です。

主要諸元

車名及び型式HINO 500 Series
エンジン型式J08E-WB
排気量(L)7.684
トランスミッション形式、変速段数マニュアル 9段
寸法(全長×全幅×全高)mm8,695×2,490×2,770
乗車定員(人)3 (展示車の場合)
車両総重量(Kg))16,000

6.日野レンジャー ダカールラリー2014参戦車 <参考出品車>

1991年の初参戦以来24回連続して出場し、連続完走記録を積み重ねてきた日野レンジャー。日野のチャレンジスピリットと高い耐久性の象徴です。展示車はダカールラリー2014で菅原照仁ドライバーがステアリングを握り、排気量10リッター未満クラス優勝を果たした車両です。ギャラリーを併設し、過去に受賞したトロフィーなどを展示します。

主要諸元

車名日野レンジャー
エンジン型式J08C-TI
排気量(L)7.961
トランスミッション形式、変速段数マニュアル 6段 副変速機付
寸法(全長×全幅×全高)mm6,150×2,420×3,050
乗車定員(人)2
車両総重量(Kg)6,700

7.エンジン展示

高効率で低燃費なエンジン2基を実物展示にてご紹介します。
A09Cエンジンは、主に大型トラック「日野プロフィア」に搭載される、高い環境性能を備えたダウンサイジングエンジンです。2007年の発売開始以来、燃費の良さと信頼性の高さでご好評をいただいています。A05Cエンジンは、そのA09Cエンジンをベースにした、主に中型車用のダウンサイジングエンジンで、基本構造は同じとしながらも、世界初採用となる「ディンプルライナー※」や超高圧コモンレール等を採用、より進化したエンジンとなっています。A05Cエンジンは、今年の10月1日に発売されたばかりの「日野レンジャーFE」に搭載されている他、今年の12月1日に発売する「日野ブルーリボンハイブリッド」にも搭載されます。

  • A09Cエンジン
  • A05Cエンジン

主要諸元

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機関名称<A09C><A05C>
動弁機構OHC・4弁OHC・4弁
燃焼室形式2段リップ燃焼室2段リップ燃焼室
燃料噴射方式コモンンレールシステムコモンンレールシステム
吸気方式インタークーラー付き VGターボチャージャ過給インタークーラー付き 2段ターボチャージャ過給
シリンダー数
内径×工程(mm)内径×工程(mm)112×150112×130
総排気量(L)8.8665.123
最高出力 kW (ps) / rpm 265(360)/1,800184(250)/2,300
最大トルク N・m (kg・m) / rpm 1,569(160)/1,100834(85)/1,400

※ 「ディンプルライナー」は日本ピストンリング株式会社との共同開発です。

8.技術展示

日野の最新の環境技術および安全技術の取り組み姿勢や全体像を、パネル展示にてご紹介します。

9.トータルサポート展示

トラック・バスの稼働を支える様々な取り組みを、パネル展示にてご紹介します。

※10月16日、日野ウェブサイト内に「東京モーターショー2015スペシャルサイト」を開設いたします。
http://www.hino.co.jp/tokyomotorshow2015/

※日野の東京モーターショー2015に関する最新情報をTwitterで配信いたします。
「@HINO_TokyoMotor」をフォローしてください。
http://twitter.com/HINO_TokyoMotor

以上

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