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リコール情報

2005年12月15日

大型バスのリコールについて



平成17年12月15日、日野自動車株式会社は下記のリコールを国土交通省に届出しました。対象車両をご愛用のお客様には、大変ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんが、ダイレクトメールにてお知らせ又は販売会社からご案内させていただきますので、お早めに最寄りの日野販売会社へご来社日時をお申し付けいただき、修理をお受けいただければ幸甚に存じます。
お客様には大変ご迷惑をおかけいたしましたことを、心からお詫び申し上げます。


1.不具合の状況

@エアコン駆動用ベルトを保持するアイドルプーリの構造が不適切なため、当該プーリのベアリングを潤滑するグリスが飛散するものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該ベアリングが焼き付き、最悪の場合、プーリとベルトが擦れて発火するおそれがあります。

A左側後写鏡を取り付けるステーのブラケットの形状が不適切なため、車体側のブラケットとの間に隙間が生じて、ボルトを締め付けた際にステー側のブラケットに亀裂が発生するものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、当該後写鏡が脱落するおそれがあります。

B右側後写鏡の角度を保持するナットのブラケットへの溶接が不適切なため、溶接が剥がれ当該後写鏡の角度が変わり、後方視界が確保できなくなるおそれがあります。

C電気エア式変速機用エアパイプを固定するブラケットの強度が不足しているため、エンジンの振動により当該パイプに亀裂が発生するものがあります。そのため、エアが漏れて、最悪の場合、変速できなくなるおそれがあります。

D原動機制御コンピュータのプログラムが不適切なため、緩加速時に黒煙排出量が増加することがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、粒子状物資除去装置のクリーナに煤が大量に堆積し、最悪の場合、強制再生時にクリーナの温度が上昇し、装置が損傷して排出ガス値が基準を超えるおそれがあります。


2.改善の内容

@全車両、当該アイドルプーリを対策品と交換します。

A全車両、左側後写鏡ブラケットを対策品と交換します。

B全車両、右側後写鏡ブラケットを対策品と交換します。

C全車両、当該ブラケットを対策品と交換するとともに、エアパイプを新品と交換します。

D全車両、原動機制御コンピュータのプログラムを書き換えます。また、点検を行い粒子状物質除去装置が損傷しているものは新品と交換します。


3.対象車両

1)日野自動車株式会社が製作している大型バスが対象です。

2)通称名は、日野 セレガです。

3)型式、車台番号の範囲、製作期間、対象台数は次の通りです。

型式 対象範囲 製作期間 台数
ADG-RU1ESAA RU1ESA‐40011〜40174 2005/8/26〜2005/11/17 164 台

                                        内訳 @133 A 64 B109 C164 D120


<ご注意>
1. 車台番号の範囲には対象とならない車両もありますので、詳しくは最寄りの日野販売会社にお問い合わせください。
2. 対象車の製作期間はご購入の時期とは異なります。
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お問い合わせ先: 日野自動車株式会社 お客様相談窓口
フリーダイヤル 0120−10−6558
オープン時間:月曜〜金曜(除く祝祭日)9:0〜12:00, 13:00〜17:00


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