ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

| ニュースリリース一覧 |

2005年09月21日 No.05-028

日野自動車、大型セミトラクター「日野スカニア」シリーズをフルモデルチェンジし新発売

日野自動車株式会社(以下 日野)はスウェーデンのスカニア社と共同で開発した大型セミトラクター「日野スカニア」シリーズをフルモデルチェンジし、平成16年(新短期)排出ガス規制および超低PM排出ディーゼル車認定制度85%低減レベル『☆☆☆☆』適合車として本日9月21日より発売しました。今回発売した新型車には、キャブ内空間の拡大によりドライバーの居住性を向上させた“ハイルーフキャブ車”も新規設定しております。

新型「日野スカニア」トラクターは、スカニア社が欧州を中心に「Rシリーズ」として販売している新型トラクターをベースに、日野・スカニア両社が、日本の法規に適合すべく開発し、国土交通省に届出を行い、国内法規である保安基準への適合が確認された車両です。ベース車両の「Rシリーズ」は、商用車にとって欧州最高の栄誉である“インターナショナル・トラック・オブ・ザ・イヤー2005”を受賞しており、経済性、安全性、快適性に秀でたモデルです。

経済性の面では、環境性能を向上させながらも、新エンジンや電子制御セミオートマチックトランスミッション「オプティクルーズ」などにより従来通りの低燃費性能を確保し、CO2排出量の低減とお客さまの燃料費低減を両立させる“エコドライブ”を支援します。また、電子制御回路の設計変更による製品の信頼性向上とメンテナンスの容易化を実現し、メンテナンス費用・修理費用も低減します。

安全性については、「電子制御式ABS」「流体式リターダー」「排気ブレーキ」の3つの制動機能を電子制御で連動させる「統合ブレーキシステム」の新規標準装備により、制動性能を向上。あわせて、車両の進行方向、車速、ホイールスピンの有無などをコンピューターが常に検知し、適切なブレーキの作動により、車両の不安定走行を抑制する電子制御式車両安定性制御プログラム「ESP(Electronic Stability Program)」を新規設定(オプション)しています。

また、キャブフロアのフラット化によりドライバーの移動を容易にしたことに加え、室内の各種レバーおよびボタンを人間工学に基づいた操作しやすい配置とすることで長距離運行ドライバーの疲労軽減に寄与するなど快適性も向上させております。

日野は、お客様のお役に立てるトラックのひとつとして、欧州商用車のトップブランドであるスカニア車をラインアップし、お客様の多様なニーズにお応えしてまいります。

《 1.発売車両の概要 》

1.優れた経済性

1)高出力・低燃費の新型エンジンを採用。
(1)直列6気筒ターボチャージャー&ターボコンパウンドエンジン(エネルギーロスを再利用する効率的機構)「DT12」(309kW、346kW)を搭載。
(2)クーリングファンの電子制御化などにより、低燃費性能に貢献。

2)自動変速システムが、エコドライブを支援。
(1)常時最適なギアを選択する電子制御セミオートマチックトランスミッション 「オプティクルーズ」が、運転操作性向上と低燃費運転を支援。

3)各種メンテナンスコストを低減。
(1)「オプティクルーズ」の改良および新型電子制御クラッチの採用により、動力伝達系部品やクラッチの磨耗を抑制し、メンテナンスコストを低減。
(2)「統合ブレーキシステム」の新規標準装備によりブレーキパッドの磨耗を抑制し、メンテナンスコストを低減。
(3)電子制御回路の設計一新により、配線や接続個所を削減し、車両の信頼性を高めるとともにメンテナンスコストを低減。

2.先進の安全性能

1)「統合ブレーキシステム」の新規標準装備により制動性能を向上。
(1)電子制御式ABS、流体式リターダー、排気ブレーキを電子制御で連動させる「統合ブレーキシステム」の新規採用により、制動性能を向上。

2)車両安定性制御システムの新採用により車両安定性を向上。
(1)電子制御式車両安定性制御システム「ESP」を新規設定(オプション)。
(2)コンピューターが常に進行方向、車速、ホイールスピンの有無を検知し、ドライバーの操作方向と車両進行方向のズレを感知。車両が不安定状態と判断すると、トラクターの前輪・後輪、トレーラー車輪にブレーキを作動させ、トラクター、トレーラー双方の横滑りを抑制。
3)キャブ高の100mmアップおよびディスチャージヘッドランプの新規採用により、
ドライバーの視認性を向上。
4)スウェーデンの厳しい安全基準に適合した高剛性キャブを採用し、ドライバーを保護。

3.疲労軽減にも寄与する快適性の向上

1)キャブフロアのフラット化により、ドライバーのキャブ内移動を容易化。
2)インスツルメントパネルの形状、パネル上のボタン・各種レバーの配置などを、人間工学に基づいた操作しやすい設計とすることで、ドライバーの疲労軽減に寄与。
3)キャブ形状の変更により、低騒音化を実現。
4)余裕ある室内空間により快適性を向上させた“ハイルーフキャブ車”を新規設定。
  
4.ディーゼル車各種規制、指定・認定制度に適合。
環境性能を向上し、“新短期排出ガス規制”“超低PM排出ディーゼル車認定制度85%低減レベル『☆☆☆☆』”“八都県市低公害車指定制度『良低公害車』”“京阪神6府県市低排出ガス車指定制度「LEV-6」”他に適合。

《 2.東京地区希望小売価格 》
型 式 エンジン 仕 様 価 格(消費税抜き)
日野スカニア
PK−SHD1EBG
(写真添付)
DT12-14型
309kW(420PS)
汎用 / 標準キャブ
12T/Mセミオートマ
カプラ-地上高1,210mm
14,595,000円
(13,900,000円)
日野スカニア
PK−SHD1EBG
DT12-15型
354kW(470PS)
汎用/ ハイルーフキャブ
12T/Mセミオートマ
カプラ-地上高1,210mm
15,886,500円
(15,130,000円)


《 3.国内販売目標 》
150台/年 

                                                                     以上
日野スカニア PK-SHD1EBG DT12-14型309KW(420PS) 汎用/標準キャブ 12T/Mセミオートマ    
日野スカニア PK-SHD1EBG DT12-14型309KW(420PS) 汎用/標準キャブ 12T/Mセミオートマ    
ページ TOP