日野自動車株式会社(以下日野)は、2007年1月6日にスタートする“世界一過酷なラリー”ダカールラリー(通称パリダカ)カミオン(トラック)部門に、「日野レンジャー」2台体制で参戦、初参戦以来の17年連続完走を目指します。
2006年レースより、チーム名を“HINO TEAM SUGAWARA(日野チームスガワラ)”と一新し、日野は菅原義正氏率いるチームスガワラへの支援体制を強化、車両開発を中心に取り組んできました。
今回、2007年レースに向け、車体周りの空力特性を大幅に改善した新型車を開発しました。これにより、車両の熟成度を向上させ、「日野レンジャー」の軽量・コンパクトなボディの優位性をこれまで以上に活かしたレース運びを狙うことができます。
また、日野グループより派遣するメカニックの人数を昨年の4名から2名増員の6名として、万全なバックアップ体制で挑みます。
ドライバーは、前回に引き続き、パリダカ24年連続出場・18年連続完走の史上最多記録を現在も更新中の菅原義正氏と、2年連続上位入賞を果たした照仁氏の親子参戦となります。HINO TEAM SUGAWARAは、総合力を高めた布陣で、17年連続完走を目指します。
日野は、1991年に日本のトラックメーカーとして初参戦。以来連続出場・連続完走の記録を更新しています。1997年には、パリダカカミオン部門史上初の総合1・2・3位独占という快挙を成し遂げています。“世界一過酷なラリー”と称されるパリダカで、常に完走し、カミオン部門総合でもモンスターカミオンと上位争いをし、入賞を果たしてきました。
日野は、パリダカを通じ、持てる“技術力”“商品力”“挑戦する企業スピリッツ”を 実証し続けてまいります。
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(写真)2006年ダカールラリー |
(参考資料)
■2007年大会概要
【レース日程】 |
1月6日〜 |
レーススタート
(ポルトガル・リスボン) |
1月21日 |
ゴール
(セネガル・ダカール) |
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【通過国】 |
ポルトガル・スペイン・モロッコ・モーリタニア・マリ・セネガル(計6カ国) |
【総走行距離】 |
約10,000km |
【出場台数】
(予定) |
二輪部門 : |
240台 |
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四輪部門 : |
185台 |
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カミオン(トラック)部門 : |
80台 |
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■“HINO TEAM SUGAWARA”参戦体制
【チーム名】 |
HINO TEAM SUGAWARA(日野チームスガワラ) |
【車両】 |
日野レンジャー 2台 |
【出場部門】 |
カミオン部門 |
【体制】 |
<1号車> |
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ドライバー: |
菅原義正 |
ナビゲーター: |
羽村勝美 |
パリダカ史上最多の24年連続出場、18年連続完走。カミオン部門総合2位6回、排気量別クラス優勝7回等、前人未到の大記録を未だ更新し続ける菅原義正氏(65歳)が1号車ドライバー。ナビゲーターは、前大会に引き続き羽村勝美氏。 |
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<2号車> |
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ドライバー: |
菅原照仁 |
ナビゲーター: |
鈴木誠一・小石沢彰 |
菅原照仁氏は、1号車ドライバー義正氏の二男。2003年のファラオラリー(エジプト)でカミオン部門日本人初優勝。2005年にパリダカドライバーデビューし、2年連続上位入賞を果たす。ナビゲーターは、前大会に引き続き鈴木誠一氏と、パリダカデビューの小石沢彰氏。小石沢氏は、ラリーレイドモンゴル・チュニジアラリーなど海外レース経験あり。 |
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<メカニック> |
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佐藤圭 |
(日野自動車梶j |
山本浩二 |
(日野自動車梶j |
北村興進 |
(岩手日野自動車梶j |
山口昭宏 |
(東京日野自動車梶j |
阪田宏幸 |
(大阪日野自動車梶j |
吉岡勇二 |
(愛媛日野自動車梶j |
日野グループから6名のメカニックが派遣され、各キャンプ地で日野レンジャーをサポートする。うち4名は選考により全国の販売会社から選ばれ、いずれも日野の整備士資格の最高級であるHS-1資格を有する。 |
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■日野、パリダカ戦歴:
日野レンジャー(1991〜2006年)
1991年日本のトラックメーカーとしてパリダカに初参戦。1994年にはカミオン部門総合準優勝を獲得。翌1995年も連続準優勝を遂げる。1996年からは総合優勝を目標に掲げ体制を強化し、1997年にカミオン部門総合では史上初となる1・2・3位独占という快挙を成し遂げた。その後もカミオン部門総合準優勝を3回獲得するなど、カミオン部門のトップチームとして活躍を続けている。また、1996〜2002年まで創設された同部門排気量10リッター未満クラスでも7連覇。その後2年間、同クラス分けが廃止されるも、2005年大会で同クラスが再創設され再び優勝を果たしている。
出場回数 |
大会
年度 |
コース |
総走行距離 (km) |
出場
車両 |
成績
(カミオン部門総合/
排気量10リッター未満クラス)
|
16 |
2006 |
リスボン〜ダカール |
9,043 |
日
野
レ
ン
ジ
ャ
|
|
5位・7位/クラス別なし |
15 |
2005 |
バルセロナ〜ダカール |
8,956 |
2位・6位/優勝(優勝車のみ表彰) |
14 |
2004 |
クレルモンフェラン〜ダカール |
10,411 |
5位/クラス別なし |
13 |
2003 |
マルセイユ〜シャルムエルシャイク |
8,602 |
5位/クラス別なし |
12 |
2002 |
アラス〜マドリッド〜ダカール |
9,440 |
3位/優勝 (クラス優勝7連覇) |
11 |
2001 |
パリ〜ダカール |
10,873 |
2位/優勝 |
10 |
2000 |
パリ〜ダカール〜カイロ |
7,880 |
5位/優勝 |
9 |
1999 |
グラナダ〜ダカール |
9,441 |
4位/優勝 |
8 |
1998 |
パリ〜グラナダ〜ダカール |
10,570 |
2位/優勝 |
7 |
1997 |
ダカール〜アガデス〜ダカール |
8,051 |
優勝・2位・3位/優勝・2位・3位
(カミオン部門史上初制覇)
|
6 |
1996 |
グラナダ〜ダカール |
7,579 |
6位・11位/優勝・2位 |
5 |
1995 |
グラナダ〜ダカール |
10,067 |
2位/クラス別なし |
4 |
1994 |
パリ〜ダカール〜パリ |
13,398 |
2位/クラス別なし |
3 |
1993 |
パリ〜ダカール |
8,877 |
6位/クラス別なし |
2 |
1992 |
パリ〜シルト〜ケープタウン |
13,015 |
4位・5位・6位・10位/クラス別なし |
1 |
1991 |
パリ〜トリポリ〜ダカール |
9,186 |
7位・10位・14位/クラス別なし
(日本のトラックメーカーとして初参戦) |
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