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2010年01月18日

【Topics / DAKAR】ダカールラリー2010 レースレポート「ゴールセレモニー」

1月17日 ブエノスアイレス(アルゼンチン)
ゴールセレモニー

日野レンジャーが市販車部門・10リットル以下の2冠達成
ブエノスアイレスでゴールセレモニーを開催し、2010年大会が閉幕

1月17日、ダカールラリー2010はゴール地ブエノスアイレス市内でゴールセレモニーを行い、日野チームスガワラの日野レンジャー2号車(菅原照仁/鈴木誠一組)がトラック部門総合7位で市販車部門の優勝、ならびに排気量10リットル以下車両の優勝を獲得した。

日野自動車は今大会に向けて同チームの活動を支援し、中型トラック日野レンジャーの2台体制でトラック部門の市販車部門に参戦。日野自動車ならびに全国販社から公募選抜したメカニック5名を派遣してサービス活動を行った。52台が出場した今大会のトラック部門で日野チームは改造車部門の大型勢を相手に善戦。2日から本格的な競技がスタートすると2号車が先陣を切るかたちで排気量10リットル以下車両の首位を争うと同時に排気量を問わない市販車部門の上位につけた。後半戦初日の10日には2号車が市販車部門と同時に排気量10リットル以下のトップに躍進。翌11日のSSでは1号車(菅原義正/羽村勝美組)が排気系のトラブルにより惜しくも戦列を去ったが、2号車はその後も後続との差をじわじわと拡大。最終的にはトラック部門総合7位という高順位とともに市販車部門では2位に6時間9分29秒、排気量10リットル以下の2位には17時間23分29秒という大差をつけて16日ブエノスアイレスにゴールし、見事2冠を達成した。なお、市販車部門は改造車部門が創設された08年大会時より設定されているもの。日野が同部門から出走するのは同年以来2回目だが、08年大会はスタート前に中止されたため、今大会が初出走での初優勝となる。改造範囲の限られた同部門での勝利は91年よりダカールラリーに連続参戦を続けている日野レンジャーにとって持ち前の機動性や走行性能の高さ、そして信頼耐久性を実証し、同時にチームの総合力をアピールするものである。今回52台が出走したトラック部門のうち、完走したのは28台。完走率53.8%の厳しい戦いだった。

ゴールセレモニーの会場となったのは車検会場と同じ市内の見本市会場「ラ・ルーラル」。好天に恵まれ、気温は35度以上の暑さとなったが、数千人の観客が熱狂的な声援を送り、ダカールラリーのゴールに相応しい賑やかな雰囲気となった。日野レンジャー2号車がポディアム前に到着したのは現地時間の午後3時半頃で、市販車部門、排気量10リットル以下優勝のトロフィーを受け取った菅原照仁、鈴木誠一は日本から祝福に駆けつけたダカール車両開発責任者の折笠公徳とがっちり握手。1号車クルーの菅原義正、羽村勝美、5名の日野メカニックたちとともに声援に手を振って応えていた。厳しかった2回目の南米大会もこれで全日程を終了。主催者ASOは次回大会について再びアルゼンチン・チリを舞台とする可能性のほか、アフリカのチュニジア~リビア~エジプトルートが候補に挙がっていることを明らかにした。

日野自動車 技術管理部 折笠公徳部長(ダカール車両開発責任者)/ゴールを見て感動しました。関係各社のみなさんにお世話になりながら1年間総力を挙げてやってきましたが、この結果を見て、正直頑張れたかなと思います。トラブルもありましたが、必ず来年に繋げたいです。

日野自動車 総合企画部 広報渉外室 坂木敏久室長/チームの総力を挙げて完走出来たので、大変感激しています。今後とも継続して行きたいと思いますので、引き続き皆様の応援をお願いいたします。

2号車 ドライバー:菅原 照仁/今回は結果を残さなければいけないという気持ちが強かったので、満足しています。チーム全員が力をあわせて毎日壊れないよう、壊さないように走る積み重ねでした。次回はアフリカの可能性もあるようですが、南米の厳しい路面の方が日野レンジャーに有利なように思います。

2号車 ナビゲーター:鈴木 誠一/やっと着きました。ゴール出来たのは嬉しいですが、1号車がここにいないのはやはり寂しく、辛い気持ちになります。2号車は今回最後まで順調そのものでした。

1号車 ドライバー:菅原 義正/2号車が初の市販車部門優勝を果たしたことを非常に嬉しく思います。これもみんな毎日クルマをきっちり仕上げてくれたメカニックさんたちのおかげと感謝しています。自分のリタイアは残念ですが、次回に向けてこれまで以上に闘志を燃やしているところです。ありがとうございました。

1号車 ナビゲーター:羽村 勝美/今大会はいくつか落とし穴があって難しかったと思いますが、2号車が頑張って結果を残してくれて嬉しいです。でもリタイアしてポディアムにいるのは寂しいものですね。自分としてはやりきれない気持ちです。

メカニック 門馬 孝之(日野自動車)/2号車が上位でゴール出来てすごく嬉しいですが、その半面1号車が完走できなかったのは残念な気持ちです。この悔しさをバネに次回に向けて良いクルマを作り、必ずリベンジしたいと思います。

メカニック 北村 忍(北海道日野自動車)/ゴールの雰囲気に感動しました。すべてここを目指しているんですね。ラリー中は慣れるまで大変でしたが、楽しかった。みんなに感謝したいです。

メカニック 山崎 貴士(東京日野自動車)/途中1号車が戦列を去ったのはショックでしたが、こうして2号車が結果を残してくれて本当に良かった。ちょっと疲れましたが、最高の気持ちですね。

メカニック 水野 潤(愛知日野自動車)/やっとゴールにたどり着きました。みんなで2週間やってきましたが、あっという間でしたね。ゴールの雰囲気に感動しました。

メカニック 中野 直也(広島日野自動車)/このゴール会場の明るい雰囲気は疲れも何もが吹っ飛ぶような気がします。辛かったことは覚えていなくて、全てが楽しかった。短く感じる2週間でした。


トラック部門 総合順位 ドライバー(車両メーカー)
1位 チャギュイン(カマズ)
2位 カビロフ(カマズ)
3位 ヴァン・ヴィレット(ジナフ)
4位 マシック(リアズ)
5位 マルデーヴ(カマズ)
7位(※優勝/優勝) 菅原照仁(日野)
規定により失格 菅原義正(日野)
(※括弧内は市販車クラス/同クラス排気量10リッター未満の順位)


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メカニックたちを乗せてポディアムに赴いた2号車 / ポディアムに到着した2号車
メカニックたちを乗せてポディアムに赴いた2号車 / ポディアムに到着した2号車
トロフィーを受け取った菅原・鈴木組 / ポディアムでシャンパンを振りまく菅原照仁
トロフィーを受け取った菅原・鈴木組 / ポディアムでシャンパンを振りまく菅原照仁
市販車部門優勝を果たした日野チームスガワラ / 健闘した日野メカニックたち
市販車部門優勝を果たした日野チームスガワラ / 健闘した日野メカニックたち
ブエノスアイレス(アルゼンチン)
ブエノスアイレス(アルゼンチン)