インテリア&カラーデザイン

デザイン部 デザイン開発室
第1デザイングループ 主管
若生 倫義さん

キャビン内の使われ方調査より

お客様と向き合い、想いをカタチに

インテリアデザイン開発にあたって

インテリアデザインにおいては、何よりもドライバーさんの声を一番大切にしました。
トラックステーションで様々な年代のドライバーさんの話を伺ったり、モックアップでイメージを作り実際にお客様をお招きして見ていただいたり…そのような調査を 2012 年から着手してきました。
ドライバーにとってキャビンは仕事場所であり、居住空間です。
仕事に必要なものを身の回りに置き、気分転換できるような趣味のものも飾られ、一見雑然として見えますが、すべて意味をもって置かれています。
その意味を対話の中から紐解き、提案を交えながらユーティリティやデザインの方向性を決めていきました。
このように日野のデザインはお客様と向き合う時間を大切にするとともに、早い段階から想いを見えるカタチにすることで、チームヒノの全員でそれらを共有しながら開発できるよう、取り組んできました。

デザイン部 デザイン開発室ビジュアルコミュニケーショングループ
中澤 崇さん

細部まで行き届いたこだわり。

カラー、マテリアル開発にあたって

久しぶりの大中型のフルモデルチェンジですので、今までとはガラッと変えたいという想いがありました。
従来のビジネスライクなブラックやグレーがイメージとして定着していた中、販売会社の方々のヒアリングを行いながら今まで以上に研究・議論を重ね、ブラウン系を採用しました。
1 色にブラウンではなく、ドライバーが手を触れる部分は黒を採用したり、また、目線から上は、明るいアイボリーを選定し、明るく広がるようにするなど、色の機能や効果を最大限活かした配色としています。
また、一新したシートをより主張するために、明るいブラウンを採用し、実用シートなどのオレンジのアクセントカラーは、お客様が仕事するときに高揚感を持っていただければとの想いから選んでいます。
あわせて素材やシボもこだわっています。傷付きやすい所や、滑り止めの機能を持たせたい所へシボを採用したり、シート表皮には前に滑りし難い素材を開発したりと、細かい点にこだわり、快適性と安全性の向上に取り組んできました。

動きのある立体と知性的な新しさ、堂々とした存在感と革新的な新しさ

インテリアデザインの狙い

ドライバーに、時代の先を行く先進性と、使う喜びを感じていただける造形を目標として、「信頼と感動」を与えられる、室内空間の創出を狙いとしました。

洗練された、未来感

上段が日野プロフィア、下段が日野レンジャーのデザイン展開案です。
A案は、上面の大型フラットテーブルで、ドライバーの室内の使い勝手の向上に応える提案です。
B案は、機能部品を高い位置に水平に配置して、使いやすさを追求した、コックピットデザインになります。

デザイン審査の結果、以下の点が高く評価され、A案がウイナー(採用案)となりました。
プロユースを主張する明快な機能美。
時代を先取りした新たな使い方提案がある。
お客さま自身も手を加えやすい拡張性の高さ。

カラーデザインの狙い

前モデルが発売された時点では、各社ブルー系の採用が多くみられましたが、その後、機能重視のブラック・グレーのモノトーンへ移行し、最近の欧州車は、アイボリーやグレーとブラックのハイコントラストな2トーンで、情感に訴える配色に進化しました。
新型日野プロフィアと新型日野レンジャーの室内色は、10年以上先を見据えて、前モデルのブラック・モノトーンから、アースカラーの有彩色へ進化させ、休息時のリラックスさと、運転時の高揚感を感じさせる、室内配色としました。