ダカールラリー

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日野レンジャーが排気量10リットル未満クラス4連覇を達成
初参戦以来の22回連続完走で技術力とチームの総合力を世界にアピール


2013年 第34回 Dakar Rally 2013 Peru-Argentina-Chile

日野チームスガワラは南米に舞台を移して5回目となるダカールラリー2013のトラック部門に日野レンジャーで参戦した。電子制御化したエンジンのテストの位置づけで新型の1号車をベテラン菅原義正と羽村勝美が担当。従来型を改良した2号車を菅原照仁と杉浦博之が駆る布陣である。2台をサポートするのは全国の日野自動車販売会社から公募選抜された優秀なメカニックたちで、2009年に続く2回目の派遣でリーダー役の浦辺満広(香川)以下、菊池孝泰(北海道)、小磯武士(横浜)、酒井芳明(徳島)の4名が参加。これにチーム母体である日本レーシングマネージメントの鈴木誠一がエンジニア/メカニック担当として加わった。
ラリーは1月5日にペルーの首都リマをスタート。チリ、アルゼンチンを経由して再びチリへ戻り、20日に首都サンティアゴにゴールする7901km(うち競技区間SS=3195km)で行われた。ペルー南部の砂漠で競技が始まると2号車が安定して排気量10リットル未満クラスの首位を快走する一方、1号車はタイロッド変形、接触によるリアボディ破損などトラブル続き。
11日、標高3000m超のアンデス越えではオーバーヒートによりスローダウンを強いられた。13日にはアルゼンチンのトゥクマンで中間休息日を迎えたが水温上昇の原因は特定されず、その後冷却系基幹部品の交換により復調したものの、悪天候によるSS中止なども重なって思うような順位浮上はならなかった。


一方、2号車は大型のライバル勢に分け入る走りでSSクラストップタイムを連発し、後続との差を拡大。残念ながら今回は日野レンジャーが真価を発揮するような難易度の高い行程は少なかったが、それでも総合19位でゴール。2位に8時間13分あまりの大差をつけて堂々のクラス4連覇を達成した。1号車も総合31位/クラス4位で無事完走を果たし、日野チームはクラス優勝と今後の開発に向けたデータ収集という所期の目標を果たしてラリーを終えることとなった。

 

サマリーレースレポート (2P | 1.82MB)


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「HINO TEAM SUGAWARA」 ダカールラリー2013メンバー
1号車 ドライバー:菅原義正 メカニック 鈴木誠一
  ナビゲーター:羽村勝美   浦辺満広 (香川日野自動車)
      菊池孝泰 (北海道日野自動車)
2号車 ドライバー:菅原照仁   小磯武士 (横浜日野自動車)
  ナビゲーター:杉浦博之   酒井芳明 (徳島日野自動車)

ルートマップ



競技区間(SS):  3,195km
移動区間(リエゾン): 4,706km
走行距離合計: 7,901km
出場・完走台数(台)
名称 出場 完走 完走率
二輪部門 183 125 68%
クワッド(バギー)部門 39 26 67%
四輪部門 156 134 86%
トラック部門 75 60 80%
合計 453 342 75%