ダカールラリー

レースレポート・アーカイブ

アルミボディーの新型車両でクラス1-2フィニッシュを達成!
1996年 GRANADA-DAKAR

1996

日野自動車は再びチーム体制を強化。J08C新型エンジンが搭載されたアルミボディーのライジングレンジャー2台を持ち込み、チーム名も「チームレンジャーHINO」に改めた。1号車は引き続き菅原義正がハンドルを握り、サポート役の2号車にはナビゲーターとして経験豊富な柴田英樹が抜擢。また、1号車のナビゲーターを務めることになった松本尚子はカミオン部門初の日本人女性選手だ。

ルートは前回同様、スペインのグラナダをスタートし、モロッコ、モーリタニア、マリ、ギニアを経由し、セネガルのダカールに至る7,579km。距離こそ短いが、リエゾンの割合が少ない厳しい設定で、モーリタニアの6ステージが勝負所といえた。また、今大会からカミオン部門のクラス分けが排気量別に分けられ、10リッター以下のクラス1と10リッター以上のクラス2となり、レンジャーはウニモグらと共にクラス1に組み込まれた。

レンジャーは初日から菅原組がクラストップを快走する強さを見せつけ、順調な滑り出し。サポート役の柴田組もノートラブルでモロッコを乗り切り、2台は徐々に本領を発揮。得意とするモーリタニアの砂丘地帯で部門順位を日一日と上げていき、折り返し時には菅原組が部門7位、柴田組が同10位の好位置につける。

大会10日目を迎え日野がついにクラス1、2位体制を確立。終盤戦も上位を狙える確実なポジションをキープし、じりじりと差を詰めていく展開だ。しかし、終盤戦に入り、木立の茂る追い越しの難しい状況が続き、我慢の走行を強いられる。それでも菅原組は意地の走りで順位を1つ上げ、最終日を迎えた。結局、日野ライジングレンジャーはクラス1、2フィニッシュを飾ったものの、カミオン部門では6位、11位に終わり、念願の総合優勝は果たせなかった。

「チームレンジャーHINO」
総監督:室崎勝聰
監督:浜口吾郎
1号車 菅原義正/羽村勝美/松本尚子
2号車 柴田英樹/鈴木誠一/潮田尚
エアメカニック 亀田次男(リーダー)
エアメカニック 矢口義光
エアメカニック 鷹取英明
エアメカニック 中村保史
エアメカニック 宗像俊彦(広島日野)
エアメカニック 池宮秀之(三重日野)
他、総勢19名。
順位 ゼッケン ドライバー 車種
1 402 モスコフスキー カマズ
2 400 ロプライス タトラ
3 419 ファジョル タトラ
4 415 コレニー タトラ
5 420 チャギュイン カマズ
6 401 菅原義正 日野レンジャー
7 439 ペリシェ メルセデス
8 403 ボソネ メルセデス
9 406 プーテビヤン メルセデス
10 412 ジャンブル メルセデス
11 408 柴田英樹 日野レンジャー