参戦記者発表会および壮行会を開催

ダカールラリー2011参戦記者発表会を開催

日野自動車株式会社（以下、日野）は10月18日、東京都日野市の本社でダカールラリー2011の参戦記者発表会を開催し、同ラリー史上最多の27回連続出場記録を持つ菅原義正さん率いるチームスガワラと共に、「日野チームスガワラ」として日野レンジャー2台で参戦することを発表しました。

会見には、日野チームスガワラのメンバーと近藤会長、藤井専務が出席し、歌舞伎の隈取をモチーフにした新カラーの日野レンジャー2台が披露されました。ダカールラリー2011は、日野の初参戦以来20回目のメモリアルレースにあたり、多数の報道関係者が詰め掛け、改めて注目度の高さを伺わせました。

近藤会長は、日野が参戦し続ける理由を以下のように強調しました。

「日野がダカールラリーに参戦し続ける理由は、挑戦し続けることで多くを学び、更なる高みを目指すためです。物流を支えるトラックに必要とされるお客様のニーズは様々です。グループ会社や仕入先、取引先などと共にオールHINOとなって、そのニーズに応えるために決して諦めずに挑戦し続けてきました。HINOが世界に誇る技術やお客様からの信頼は、そのような強い精神力と情熱から生み出されてきています。ダカールラリーに挑戦し続ける理由もそこにあります。諦めずに常に挑戦し続けること。私たちHINOは、このレースに参戦する度に確信します。情熱を失わずにやり遂げたその先に、大いなる歓びが待っていることを。ゴールの先に見ているのは、新たなる課題に果敢に挑み、更なる成長を遂げるHINO自身の姿なのです。菅原義正さんは、『ラリーは人生の学校。過酷な中で多くを学ぶ』と言われます。私たちも同様に、オールHINOとして挑戦し続けることで多くを学び、更なる高みを目指すために、次回ダカールラリーに参戦します」

続いて藤井専務が、エンジンチューニング、ブレーキ特性の改良、軽量化が施され戦闘能力が一段と向上した車両の特徴とチームの体制を説明しました。

その後、チーム代表兼1号車ドライバーの菅原義正さんが登壇し、「1992年のパリ‐北京の大会でHINOファンとなり、日本人として日本のHINOとともに世界で勝負したいと思いました」というエピソードを紹介。自身の28回目の参戦について、「若者の指針となり、豊富な経験で彼らを見守り、育てていくことが私の使命。厳しい勝負の世界で、自分にしかできないことに挑戦し続けたいです」と力強く決意表明をしました。また、前回大会で、自身のもつ史上最多20回連続完走記録（ギネス世界記録公認）が途絶えたことについては、「あと20年やらせてもらえるぐらいの気持ちで頑張ります」と鉄人の健在ぶりを思わせました。

菅原義正さんの次男であり、2号車のハンドルを握る菅原照仁さんは、「前回大会はメルセデスやマンなどの強豪チームがひしめく中、クラス連覇ができました。応援してくれているたくさんの人たちのために、次回もクラス優勝とトラック部門の総合上位を狙います」とレースへの熱い闘志を燃やしていました。

（参考）会見の模様
会見の模様は、日経新聞、朝日新聞、読売新聞、産経新聞、各スポーツ紙などで報道されました。ニュースリリースと併せてご報告します。

ニュースリリースはこちら
https://www.hino.co.jp/j/corporate/newsrelease/pressrelease/detail.php?id=305

ダカールラリー2011参戦壮行会を開催

参戦記者会見と同日、本社で協賛各社や日野グループ社員合わせて約150名超によるダカールラリー2011参戦壮行会が開催され、菅原義正さん、照仁さんから次回のレースにかける思いやクラス連覇とトラック部門総合上位の獲得にかける意気込みが語られました。最後に、藤井専務が音頭をとり、参加者全員で日野チームスガワラの必勝祈願"ガンバロウ三唱"を行い、壮行会は幕を閉じました。

今後のチームの予定は、以下の通りです。
10月下旬に一足先にコンテナ船で搬出された車両は、12月上旬にアルゼンチン・ブエノスアイレスに到着予定。車両の到着に合わせてチームメンバーは現地に渡航し、ブエノスアイレス郊外のアルゼンチントヨタを拠点に、本番に向けた車両の最終調整を行い、2011年1月1日のスタートに臨みます。

本ニュースでは、レース前に大会の詳細情報、レース中に現地から毎日レース速報を日野チームスガワラ公式ウェブサイトでお届けする予定です。お楽しみに。

日野チームスガワラ公式ウェブサイト
https://www.hino.co.jp/dakar/