ダカールラリー

2010年07月22日 車両製作現場レポート&車両カラーリング一新!

車両製作現場レポート

HINO TEAM SUGAWARAは、8/8~17に開催されるRally Mongolia参戦に向け、目下車両製作に取り組んでいます。Dakar Rally 2010年大会を終えて、新たな改善課題として掲げた「エンジン出力&冷却性能向上」「ブレーキ特性変更」「軽量化」等を、"仮想Dakar Rally"と位置づける同ラリーで確認する為です。実施概要を車両製作担当者(技術管理部部長 折笠公徳、エンジン設計部 鈴木浩一)からのレポートを紹介します。

ラリー車というと、生産車とは全く違う車と考えがちです。しかし、ドライバ-という唯一のお客様が、悪路という条件下でいかに速く・安全に走れるかにタ-ゲットを絞込み、「走る・止まる・曲がる」の車両の基本性能向上を狙い、市販車の高い技術力を極限まで突き詰め反映させた車です。

今回はドライバ-からの要望を十分聞き上げ、特に走る・止まるにタ-ゲットを絞りました。まず、走るについては、エンジン設計部・パワートレーン実験部・車両実験部を中心にエンジン出力及び冷却性能の向上を徹底追求し、出力で最大10%、冷却水温度でも約10%(水温限界到達時の車速を、従来比プラス20km/h相当に大幅改善)の性能向上を実現しました。

また、止まるについては、シャシ機構設計部、車両実験部を中心にブレ-キバルブ等をチュ-ニングし、ドラムブレ-キでありながらディスクブレ-キの様な、車両が沈み込むようななめらかな制動特性を実現しました。

さらに、レースノウハウを豊富に持つTEAM SUGAWARAが中心となり実施したリアボディの素材変更(カ-ボンファイバ-化)による軽量化は、全ての性能に大きく寄与し、戦闘能力向上に繋がります。

そして、車両の使用条件を充分把握し将来の車両にフィ-ドバックすべく、ラリー走行中も各種計測器を搭載し、エンジン・駆動系・サスペンションのデ-タ収集を実施する予定です。

このようにTEAM SUGAWARA・関連メーカー各社・日野グループの総合力により戦闘力を上げた車両で、Dakar Rally 2011に果敢に挑戦してまいります。

写真:軽量化の為、リアボディの素材をアルミからカーボンへ変更。骨組の位置を変更すると同時に、削減可能な箇所を削り取る等、グラム単位で軽量化。

Dakar Rally 参戦20年目の挑戦に向け、車両カラーリング一新!

写真:Dakar Rally 2010

日野が、Dakar Rallyに初挑戦したのは1991年。以来、世界一過酷な大会を舞台に挑戦し続けてきました。Dakar Rally 2011年大会で、日野は、初参戦以来の20年目を迎えます。その記念すべき大会で、新たな歴史を刻むべく、その象徴として、車両のカラーリングを一新致します。コンセプトは、デザイン部と日野パリダカ事務局(総合企画部広報渉外室)にて構想。世界の舞台で、"HINO"の存在をアピールします。

デザインコンセプト

写真:Rally Mongolia(8/8~8/17)参戦予定車と菅原照仁ドライバー。 Dakar Rally 2011参戦時は、多数の協賛会社のステッカーがリアボディに掲載される予定。