Dakar Rally 2011参戦に向け本格始動

2010年6月22日

3.その他

1)新レギュレーション二輪:大会主催者のエリートライダーリストに登録された選手は、排気量450cc以下に制限される。リストアップされていないライダーは自由。ただし、2012年大会より全ライダーが450cc以下となる。スペアエンジンは3台まで。
四輪:ディーゼルとガソリン車の差を無くす為、ガソリンエンジンのリストリクターを34mmに拡張すると同時に、ガソリン車は6段ギアの使用が可能に。ただし、大会主催者に登録されたエリートドライバーは、5段に制限される。
ナビゲーション:純粋なロードブックを重視したナビゲーションをラリーの真髄とし、昨年まで、通過義務ポイントに対し、3km以内でGPSが誘導していたのを、400m以内とする。
2)環境対策

主催者は、環境対策として以下活動を実施。

  • コース設定は、国家環境委員や考古学的遺跡の保護担当者を招き、協議検討。
  • CO2排出量調査を実施し、排出量を償う様々な可能性を模索。その一環として、競技のクラス設定として、代替エネルギー(電気・ハイブリッド・バイオ燃料…)で出場する競技者は、総合順位以外に代替エネルギー部門としてリザルトを発表。
  • レース中に関係者が訪問する先でのゴミの選別・収集は、アルゼンチンの環境・持続可能開発庁の管理方法に従い実施。また、コース上のクリーンアップも、リタイヤ競技者の保護を実施するカミオンバレーの後方より、4台のゴミ収集車を手配し、剥がれた車両の一部等を収集しながら、最後の走行を実施。
3)開催地との連携従来実施してきたアフリカ支援活動(農業・都市開発や植林・砂漠化防止等に対し、総額120万ユーロを支援)の継続と共に、チリでの地震・津波の直後に10万ユーロの支援、全競技者のエントリーフィーからも一部支援金として提供(トラック1台エントリーにつき150ユーロ)を実施。また、地震による50万戸の住宅崩壊の災害に対し、現地NGOを通じ、緊急用住居建設支援等を実施している。
4)ダカールシリーズ開催ダカールシリーズとは、競技機会の提供、競技者の育成を目的とした大会。今年は、昨年に引き続き、Silk Way Rallyを9月11日~19日にて開催。サンクトペテルブルグ発、ソチ着の総走行距離4,000kmを予定。

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