ダカールラリー

2017.9.26 No. PD18-15

DAKAR RALLY NEWS hearder

 

サポートカードライバーとして、日野自動車の3人の社員がダカールラリー2018に参戦!

ダカールラリー2018に、新たに3人の日野自動車社員がサポートカードライバーとして参戦することが決定いたしました。サポートカードライバーは、レース中、キャンプ地に向けて安全にサポートカーを運転することはもちろんのこと、キャンプ地に到着後は、レースを支えるサポートメンバーとしての業務も行う大切な役割です。 今回は、新たに参戦が決まった3人の社員に、ダカールラリー2018への意気込みや、参戦が決定した際の率直な感想をお伺いしました。

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左から、車両実験部 髙橋さん、車両モジュール実験部 丸田さん、品質保証部 佐藤さん

 

―まず初めに、ダカールラリー2018に参戦することが決定した経緯を教えて頂けますか?

丸田(敬称略。車両モジュール実験部): サポートカードライバーの募集があるということで、上司から「どう?」と話があり、即答で「行きます!」と答えました。私はダカールラリーに憧れて、「日野自動車に入社すれば携わることができるかもしれない。」と思い、入社したんです。入社してすぐ、当時の課長の仁志さんが菅原さんと知り合いで、初めてお目にかかる機会を作ってくださいました。その際、「すぐに、とはいかないが、仕事をきちんとコツコツやっていれば、やりたい仕事に携われるような機会がめぐってくるので、出来ることからしっかりやっていった方が良いよ。」とアドバイスを頂きました。

佐藤(品質保証部): 私も、上司から「ダカールラリーの募集があるが、行けるか?」と聞かれ、「自分が行けるのであれば、行きます。」と答えました。

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車両実験部 髙橋隼人さん

髙橋(車両実験部): 私も先ほどの丸田さんと同じなのですが、上司から「ダカールラリーの話があるけどどう?」と聞かれ、即答で「行きます!」と答えました。私は、1997年~1998年くらいの時期に、テレビのCMで「日野レンジャーがモンスターを倒した」というようなキャッチコピーで車が走っているCMを見て、「日野ってすごいな。」と感銘を受けました。高校で進路を考えなければならなかった際、就職情報に日野自動車の情報が掲載されているのを見て、「これだ。」と思い、応募しました。私の原点は、当時のパリダカのCMを見たことですね。

―最初にダカールラリー参戦の話をもらった時、どのようなお気持ちでしたか?

髙橋: とにかく嬉しいという気持ちが一番大きかったです。やっと来たか、という感じでしたね。

丸田: やっと自分で「行きたい。」と言って、行ける立場になったのかなと思いました。先ほどお話しした当時の課長や菅原さんのお話ですが、「やりたい仕事と、できる仕事は違う。できる仕事をきちんとやらないと、周りの人からは認めてもらえないし、やりたい仕事に関わるチャンスも来ない。」と言われたので、「まずはできることをしっかりやろう。」と思っていました。やっと今まで一生懸命仕事をしてきたことが認められ、やりたいと思っていた仕事に声をかけてもらえたのかなと思っています。

佐藤: 私は、今回のサポートカードライバーの話があった際、「候補には入っているけれど、参戦メンバーに決定するかどうかはまだわからないよ。」と聞いていました。私は40歳なので、上司から「行けるか?」と聞かれて、「行きます。」と答えましたが、自分が選ばれることはないだろうなと思っていたので、まだ実感がわきません。
現地では、車の運転のほか、キャンプ地の設営や、場合によっては料理を作るかもしれない、などと聞きました。私は料理を作ることが好きなので、そのような形で貢献できると思っています。また、交渉事を行うこともある、と聞きましたが、私は英語が苦手なので、そこは「強いハート」で行けるかなと(笑)。チームには、レースのプロがたくさんいるので、足を引っ張らないようにし、私はサポートという観点から、「ミネラルウォーターの買い出しが必要だな。」「日本人が海外で恋しくなる調味料は何だろう。準備しよう。」というような具体的なことを想像し、貢献しようと思います。

―日野自動車に勤めている社員の目から見て、ダカールラリーはどのような存在でしたか?

髙橋: ダカールラリーの車両製作をしている工場の隣の工場で仕事をしているので、車両製作の様子は見ていたのですが、「何をやっているのかな?」という感じでした。まさか自分に声がかかり、社員から参戦できるとは思っていなかったので、近くで仕事をしていましたが、遠い存在でした。

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車両モジュール実験部 丸田大悟さん

丸田: メカニックが毎年販売会社から選ばれているので、やはり「販売会社の方のモチベーションアップがメインなのかな。」と思っていました。車両製作の際には自部署に声がかかることもあるのですが、実際には自分以外の人が対応していたので、ダカールラリーの活動はあまり身近なものではありませんでした。

佐藤: 私は、「メーカーとして、技術力をアピールする場だな。」と思っていました。また、一個人としては、おそらく、ラリー期間中の2週間はとても厳しい環境だと思うので、「知恵を出し合い、自分磨きができる場なのかな。」とは思っていました。

髙橋: 私は、近くで車両製作の現場を見ていたので、余計近くて遠いと思ったのかもしれません。自分が参戦できることになるとは思っていなかったので、仕事をするうちに、ダカールラリーに憧れて入社したことも忘れてしまっていたのかもしれません。

佐藤: ダカールラリー車を毎年展示していると思いますが、「今年はどのモデルで行くのかな。」「誰が設計したのかな。」と興味は持っていました。

丸田: ダカールラリーの内容が社内報に取り上げられたときは、毎回読んでいました。

―参戦が決まり、職場やご家族の反応はいかがですか?

髙橋: 私は、まだ自分からは周りに話していないにも関わらず、「髙橋さん、パリダカいくんですか?」と言われました。「何で知ってるの?」「その情報はどこから入ったの?」という感じでした(笑)。
また、先日、後輩と一緒に仕事をしていたのですが、「自職場から自分の先輩がダカールラリーに行くなんて誇らしい。」と言われました。先輩もやはり「ずっと行きたがっていたのだから、精一杯やってこい。二度と経験できないかもしれないから、頑張れ。」と言ってくれました。
ダカールラリーの参戦に関する説明を受けた際、準備をすることが多々あり、上司に相談したところ、「休みや外出の際には、仕事はこちらで引き取るので、どんどん準備を進めてよい。」と言ってくれました。上司も同僚も非常に協力的で、とてもありがたいと思っています。
また、両親もとても喜んでくれました。特に、私の母はもともとモータースポーツが大好きで、もちろんパリダカも知っており、日野に入社するときも、パリダカのことを知っていて、とても喜んでくれました。今回、「ダカールラリーに参戦が決まった。」と電話したところ、「鳥肌が立った。」と喜んでくれました。

丸田: 職場からは「頑張ってやってこい。」と、そして家族からは「ずっと行きたいと思っていたのだから、精一杯頑張っておいで。」と言ってもらいました。妻も日野自動車の社員なので、会社で情報を聞いたようです。社内では、「旦那さんがダカールラリーに行くんですね。」と声をかけられるそうです。また、私が長期不在にしてしまうため、妻は、上司に仕事の調整を依頼しているようなのですが、「その事情ではしょうがないので、こちらで出来ることはやるよ。」と言ってくれていると聞きました。まわりまわって妻の職場が大変で、多くの方にご迷惑をおかけするのですが、その分頑張ろうと思います。

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品質保証部 佐藤雅樹さん

佐藤: 職場の反応は髙橋さんと同じで、後輩からは「自分の職場からいくなんてすごいな。」と言われ、直属の上司からは「普段やっている成果だから頑張ってこい。」と言われました。また、上司は皆仲が良いのですが、他の上司からは「次、品質保証部に声がかからなかったらお前のせいだぞ。」と笑いながら言われました。「頑張ってやって来い。」という表現ですね。
また、私は海外出張が多く、15年ほど各地を飛び回っており、家にいないのが当たり前の環境だったので、家族は「またどこかに行くのだな。」という感じで、今まで特に興味を示すことはありませんでした。しかし、今回、ダカールラリーに行くということを伝えたところ、妻も子供も「ダカールラリーに行けるなんて、すごいね。」という 反応でした。ダカールラリーの影響力を感じましたね。

―最後にダカールラリーへの意気込みをお聞かせください。

丸田: メカニックやメンバーの方々がきちんと休め、安心してもらえるような運転を心掛けたいと思います。

佐藤: 選手やメカニックの皆さんは時に熱くなるシーンもあると思うので、自分が冷静になり、サポートメンバーとして皆さんをトータル的にサポート出来る良い雰囲気作りを心掛けたいと思います。

髙橋: サポートメンバーとして、日野チームスガワラの一員として、夢にまで見た舞台なので楽しんでいきたいと思います。

プロフィール(順不同)
佐藤 雅樹(品質保証部) :1993年に日野工業学園自動車課に入学し、3年間学んだ後、1996年に日野自動車に入社し、品質保証部に配属。新製品の評価、エンジンの分解組立運転の評価、日野車体(現ジェイ・バス)での小松工場立ち上げ、法規関連業務、海外業務などを経験し、2015年より古河工場立ち上げに従事。

髙橋 隼人(車両実験部) :2001年に日野自動車に入社し、車両実験部に配属。衝突実験に7年、認証業務に5年携わった後、現在の操安業務に従事。

丸田 大悟(車両モジュール実験部) :1997年に日野自動車に入社し、機構RE部(現車両モジュール実験部)に配属。ブレーキの実験や市場不具合の対応など、一貫してブレーキに携わる。