日野レンジャー1号車、ラリーモンゴリアに参戦

2017年8月11日
No. PD18-13

シルクウェイラリーから帰国したのも束の間、今度は日野レンジャー1号車が8月13日~20日に開催される「ラリーモンゴリア」に参戦するため、日野チームスガワラはモンゴルへ出発しました。夏季実戦トレーニングの2戦目を通じて、日野レンジャー1号車の車両テストを行うと共に、ダカールラリー本番に向けて、よりチーム力の強化を図ります。

日野レンジャー1号車

8月7日、日野チームスガワラはラリーモンゴリアに参戦するため、モンゴルのウランバートルへ出発しました。現地に到着後、メカニック陣は中国を経由して輸送した日野レンジャー1号車の破損チェックやレース機器の取り付けを行い、着々とラリーに向けた準備を進めました。

8月9日、日野レンジャー1号車は、サスペンションの変更による振動吸収性を確認するため、モンゴルの大地で試走を行いました。ラリーモンゴリアの長い参戦歴を誇る菅原義正ドライバーですが、今までは別の車両で参戦しており、日野レンジャーでの参戦は今回が初めて。試走の結果、菅原義正ドライバーの感触は良好。その手応えを得て、モンゴルの大地を大暴れしてくれることが期待されます。

ラリーモンゴリアに向けて、ドライバー、ナビゲーター、メカニック陣に、参戦の意気込みを語っていただきました。皆様、熱い応援をよろしくお願いいたします!

菅原義正ドライバー:
今回、現在主流のテーパーロングサスペンションをやめて、旧タイプのマルチリーフ式のサスペンションにしました。走行するまでは少し心配していたのですが、モンゴルで試走をしたところ、思った通りしっかりと仕事をしてくれて、安心しました。ラリーモンゴリアに関わって21年が経ちますが、今までは小さい車両で参戦していました。今回初めて、大きな日野レンジャーで走れると思うと、今からわくわくしています。髙橋ナビゲーターも、モンゴルの大地の様子を良く知っているので、次回のダカールラリーのテストの場として、2人で今回のラリーをしっかり走り込んで、車両の評価をしたいと思います。

菅原義正ドライバー

髙橋貢ナビゲーター:
ラリーモンゴリアに向けて、車両製作から入念に準備をしてきました。8月9日に試走を行い、しっかり準備をした成果が出ていて、問題なく走ることができたので、ほっとしています。今回、ドライバーの希望でサスペンションを変更しましたが、モンゴルの試走で本格的に走った感触としては、とても良い印象です。ダカールラリー本番に向けて、しっかりラリーモンゴリアで車両のテストを行っていきたいと思います。また、メカニックの皆さんは、シルクウェイラリーでトレーニングをしてきているので、安心して整備を任せたいと思います。

髙橋貢ナビゲーター

岡部陽一メカニック・サブリーダー(日野自動車 車両生技部):
8月9日にモンゴルで試走を行い、ドライバーから車両の出来栄えについて高評価を得て、安心しました。シルクウェイラリーに参戦した2号車とは異なる構造なので、ラリーモンゴリアを通じて1号車の特徴をしっかりつかみ、ダカールラリー本番につなげたいと思います。

鷹取英明メカニック(日野自動車 車両生技部):
チームメンバー全員の安全を第一に考えると共に、レースでは日野レンジャーの整備をきちんと行い、良いコンディションで走行できるように、チームが一丸となって頑張りたいと思います。

ラリーモンゴリアに参戦

髙野雄生メカニック(群馬日野自動車):
ダカールラリー本番に向けて、1号車の特徴をきちんと把握するとともに、モンゴルの気候にも早く慣れて、チームの一員として力を発揮できるように頑張ります!

木下大樹メカニック(横浜日野自動車):
シルクウェイラリーと今回のラリーモンゴリアでは、様々な部分で異なる点がたくさんありますが、モンゴルの環境、ラリーの雰囲気に早く慣れ、力を発揮できるように頑張りたいと思います。

山内愛一朗メカニック(富山日野自動車):
今回のラリーモンゴリアに参戦する1号車と、シルクウェイラリーに参戦した2号車の構造の違う部分をしっかり把握し、ダカールラリーに向けてどちらの車両もきちんと整備できるように、ラリーモンゴリアの出場機会をしっかり生かしたいと思います。

澁谷亮太メカニック(神戸日野自動車):
シルクウェイラリーには2号車で参戦しましたが、ラリーモンゴリアは1号車が参戦します。ダカールラリー本番に向けて、ラリーモンゴリアは2号車との違いを勉強する貴重な機会として、精一杯頑張りたいと思います。

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