ダカールラリー

2017.7.26 No. PD18-12

DAKAR RALLY NEWS hearder

 

シルクウェイラリー2017、12位でゴール!

 7月8日から、ロシア~カザフスタン~中国で開催されたシルクウェイラリー2017は、22日にフィナーレを迎えました。日野レンジャー2号車で参戦した日野チームスガワラは、無事に完走してトラック部門総合12位でゴール。今回のダカールニュースでは、シルクウェイラリー後半戦のハイライトと、シルクウェイラリーを終えたチームメンバーのコメントをお送りいたします。

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 7月17日、前日の休息日ですっかりリフレッシュされた日野レンジャーは、本格的な砂丘のコースに臨みました。昨年も経験したコースのため快走を続け、その後には凹凸が激しいコースを300km以上走りました。今回、車両の実戦テストの一つとして、サスペンションの感触を確かめるという目的がありましたが、非常に良いテストになったステージでした。

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 7月18日、この日は道なき道を行き、途中には枯れ川が出現するという、全体的に路面の悪いコース設定でした。スピードが求められる高速ステージとなりましたが、ドライビングとナビゲーションのリズムが合い、日野レンジャーはノートラブルで快走しました。

 7月19日、この日は当初SSが2本予定されていましたが、遺跡保護や環境保護の観点から前半のSSがキャンセルとなり、後半のSS1本のみとなりました。前日に続いて、枯れ川や砂地など路面の悪いコースでした。

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 7月20日、本格的な砂丘が続く難易度の高いコースで、今大会の中でも厳しいステージの一つでした。オフピストと呼ばれる全く道がない場所を走る距離が長く、意識しなければ方角を見失ってしまうため、ナビゲーションが先導的役割を果たす、コース選択の難しいステージでした。日野レンジャーはこの日も快走を続け、順調にゴールしました。

 7月21日、この日はSSが2本あり、どちらも砂丘を超えるステージでした。隆起の激しい本格的な砂丘で、日野レンジャーは、フロントバンパーを破損するなどのダメージを受けるも無事にゴールして、この日はSS順位9位を記録しました。

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 7月22日、最終日となるこの日は、ステージ14として100kmのSSが予定されていましたが、天候不良の影響でキャンセルになったため、競技車はそのまま移動してパルクフェルメに収められました。この日の夕方から、西安でゴールセレモニーが行われ、過酷なシルクウェイラリーを無事完走した4輪、トラックが次々と紹介され、ポディウムで祝福を受けました。もちろん日野レンジャーも完走し、ポディウムでは駆け付けたゲストの皆様と健闘を称え、喜びを分かち合いました。

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菅原照仁ドライバー:
 今回のシルクウェイラリーでは、序盤から雨に悩まされ、我々は2日目に、競技続行も危ぶまれるほどの状況に陥りました。メカニックの皆さんにも負担をかけてしまったと思いますし、応援して下さる皆様にも心配をかけてしまったと思います。ただ、参戦の目的として掲げていた車両のテストという意味では、試したいことが最後まできちんとできたので、とても充実していました。シルクウェイラリーのコースは、ダカールラリーに匹敵するほどの厳しさですので、例えばサスペンションのセッティングを変更して、フィーリングを掴むというようなことを、実戦を通じて現場で確認できたことは、大きな収穫です。日野レンジャーもどんどん速くなり成長を遂げていますが、同様に他のチームもどんどん進化をしていく中で、今回のレースで新しい挑戦が出来たことは、将来につながっていくものだと思っています。

杉浦博之ナビゲーター:
 車両が早くなっていることによって、序盤からナビゲーションの仕方を大きく変えました。横転しそうになったステージ2や、スタックしたステージ4のトラブルは、日野レンジャーの走り方が変わったことに起因するものだと思います。つまり、このようなトラブルは安定した走りではなく、タイムを追い求め毎日フルアタックし、思い切り走れるようになった結果なので、良い経験になりました。ナビゲーターとしても、刺激的なレースでした。

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鈴木誠一メカニックリーダー:
 足回りやトランスファーの状態も確認でき、このシルクウェイラリーで車両の良いテストができたと思います。ダカールラリーに向けて明確な課題が見えたので、これからまた調整していきたいと思います。

岡部陽一メカニック・サブリーダー:
 長い様で、短いレースでした。初日から雨に見舞われ、整備がうまく回らず苦労しました。2日目には、日野レンジャーが横転寸前になるなど、大きなトラブルにも見舞われて昨年以上に大変でした。ただ、そのおかげでメカニックの皆さんは、雨の中でも整備をする忍耐力がつき、強くなったと思います。また、選手もメカニックを信じてフルアタックしてくれたことに、感謝しています。チームとしても絆が深まり、良かったです。

髙野雄生メカニック(群馬日野自動車):
 自分にとって初めてのラリー参戦でしたが、想像していた以上に過酷で何度もくじけそうになりました。しかし、メカリーダーの鈴木さんやサブリーダーの岡部さん、また、チームのみんなに支えられ、何とかラリーを戦い抜くことが出来ました。今回みんなに支えられた分、来月のラリーモンゴリアはチームのみんなを支えられるように、頑張ります!

木下大樹メカニック(横浜日野自動車):
 初めてのラリー参戦で、さらに雨などの悪条件が重なり、辛く大変なことが多かったのですが、ゴールセレモニーが感動的で、振り返ってみるととても楽しかったです。今回の経験を、次戦のラリーモンゴリア、そして本戦のダカールラリーに生かしていきたいと思います。

山内愛一朗メカニック(富山日野自動車):
 今回、初めての海外への渡航、初めてのラリーへの参戦でわからないことだらけで、しかも整備時間中のほとんどが雨ということもあり、中盤から少し体調を崩すなど予想外な出来事が多く、苦戦しました。次戦のラリーモンゴリアや、来年のダカールラリーでは、今回の経験を生かしチームに貢献できるよう、頑張ります!

澁谷亮太メカニック(神戸日野自動車):
 初めてのラリー参戦でわからないことが多い中、雨が降り続き、連日泥の中で整備を行いました。また、中国に入ってからは気温が上がり、今度は暑い中での作業など過酷な状況を経験しました。そのため、過酷な状況下での免疫は、かなりついたと思います。今回の経験を生かして、次戦のラリーモンゴリア、そしてダカールラリーも頑張ります。

田中宏治サポートカードライバー:
 今回、シルクウェイラリーを終えて、サポートカーも約10,000km走行しました。ユーラシア大陸を横断する行程で、途中の時差調整も2回入り、更に雨などで気温が低い日が多く、私も含めメカニックの皆さんも体調面で苦労したレースだったと思います。しかし、移動中の日野レンジャーのトラブル時の対応など、ダカールラリーで直面しうる様々な経験ができたと思います。また、ゴール地である西安は今までの寒さから一変し、日中46度まで上がって本当にびっくりしました。

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