日野チームスガワラ、モンゴルに集結!

2014年8月7日
No. PD15-07

7月中旬にテスト走行を終えて日野自動車の茨城テストコースを後にした日野レンジャーは、ロシアのウラジオストクを経由して、約2週間をかけて8月1日にモンゴルの首都ウランバートルに到着しました。日野チームスガワラのメンバーも同時に現地入りし、ラリーモンゴリア2014参戦に向けて最終調整を行いました。

モンゴルに集結

ラリーモンゴリアは、高地を通過したり長いハイスピードのダートが続いたりするなど、南米で行われるダカールラリーに似たコース設定であることから、日野チームスガワラは「実践テスト」と位置づけて参戦を続けています。今回参戦する日野レンジャーは、今年1月のダカールラリー2014で菅原義正さんがドライバーをつとめた、新しい高出力エンジン搭載の1号車をベースにサスペンションを中心にした改良が施され、チームメンバーがテスト走行の結果を反映させたブラケットを持参し、現地で交換してチューニングを行いました。日野自動車のエンジニアたちも同行してラリー出走前の点検と調整を行い、いよいよ参戦の準備が整いました。

重量バランスを調整する杉浦博之と日野自動車のエンジニア
重量バランスを調整する杉浦博之と日野自動車のエンジニア

今回のラリーモンゴリア2014では、サスペンション改良の効果を確認するとともに、菅原照仁さんがラリー本番で初めて新エンジンを搭載車のハンドルを握り、来年1月のダカールラリー2015に向けてさらに改善すべきポイントを抽出します。ラリー期間中は、チームの公式Facebookページで菅原照仁さんのコメントを毎日※お届けする予定です。また、主催者の公式ウェブサイトにもラリーの様子が掲載されますので、あわせてご覧ください。(※通信状況により更新が遅れる場合がありますので、予めご了承ください。)

ナビゲーション機器のセッティングをする鈴木慎太郎
ナビゲーション機器のセッティングをする鈴木慎太郎

●日野チームスガワラ 公式Facebookページ
URL:https://www.facebook.com/HINO.Team.Sugawara

●ラリーモンゴリア2014 大会概要
主催:SSER Organisation
ルート:モンゴル・首都ウランバートル発着ループコース(全8ステージ)
期間:2014年8月10日~17日
公式ウェブサイト:http://www.sser.org/rallymongolia/

●日野チームスガワラ ラリーモンゴリア2014参戦体制
車両:日野レンジャー 1台
ドライバー:菅原照仁
ナビゲーター:杉浦博之
メカニック:鈴木慎太郎(日野自動車 技術研究所)

車両スペック

車両型式日野レンジャー GT
車両総重量7,600kg
全長6,290mm
全幅2,500mm
全高3,200mm
ホイールベース3,890mm
リアボデーメインフレームマウント
パイプフレームターポリンボディ
● エンジン 
エンジン型式A09C-TI (ターボインタークーラー付)
エンジン形式ディーゼル4サイクル直列6気筒
総排気量8.866L
最高出力/回転数600ps/2,200rpm
最大トルク/回転数200kgm/1,200rpm
燃料噴射装置電子制御 (コモンレール式)
燃料噴射装置
燃料タンク容量700L
燃料軽油
● 駆動系 
駆動方式デフロック前後付パートタイム4WD
クラッチφ430mmシングルプレート
トランスミッション6速ダイレクトドライブ前進6速後退1速
パワーシフト付
トランスファーHi-Loレンジ切替付
アクスルハブリダクションアクスル
● サスペンション 
スプリング前後テーパーリーフサスペンション
ショックアブソーバーコイルオーバーツインショックアブソーバー
ブレーキベンチレーテッドディスクブレーキ
対向4ポットキャリパー
タイヤミシュランXZL 14.00R20
ホイール鍛造アルミホイール
空気圧調整システム4輪独立制御式
ステアリングボール・ナット式
(インテグラル式パワーステアリング)

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