ダカールラリー

最新ニュース

2014年4月8日

トークショーと同乗走行体験で来場者を魅了

「DAKAR RALLY FES 2014」出展レポート
 

 4月6日にお台場のMEGA WEBで開催された「DAKAR RALLY FES 2014」では、ダカールラリー2014に出場した日本チームの車両展示をはじめ、さまざまなイベントが行われました。中でも人気を集めたのが、日野チームスガワラによるトークショーと、ラリー車への同乗走行体験。今回のダカールラリーニュースでは、この2つのイベントの様子をレポートします。


「DAKAR RALLY FES 2014」出展チームによる記念撮影

● トークショー … 「純国産チームとして、日本の日野を総合上位に」

 「メガステージ」で行われたトークショーは、はじめに日野チームスガワラがクラス5連覇を果たしたダカールラリー2014の迫力ある映像が上映され、続いて司会の関谷桃子さんがチームのメンバーに質問をしながら進められました。メンバーの答えからは、日野チームスガワラならではの”こだわり”が感じられ、集まった多くの来場者は興味深い表情で熱心に聞き入っていました。

司会 「義正さんは、なぜサーキットで行うレースではなく、ダカールラリーのようなオフロードのラリーに出ようと思われたのですか?」

菅原義正さん 「サーキットの耐久レースだと、同じところをぐるぐるまわっているだけで、スタートとゴールが同じ。でも、それをまっすぐ伸ばしてみたらどうなるかと思ったんです。それだけ長い距離を走っていくと、人種が変わったり、貨幣が変わったり、花の色とか、文化が変わったりして、面白いだろうなぁと。それに、パスポートはどこで見せるんだろうとか、両替はどこでやるんだろうとか思って(笑)。最初はバイクで出て、それから30年以上やってますが、あと30年くらいやりたい。(来場者から拍手)」

司会 「なぜトラックが競争をするようになったのでしょうか?」

菅原照仁さん 「もともとダカールラリーは、アフリカで10,000kmくらい走る競技で、トラックはバイクや乗用車の荷物をはこぶ”移動する整備工場”でした。トラックはタイヤが大きいので、デコボコの道や大きな穴のある道も難なく走れる。もともと耐久性が高く、オフロードを走る性能も高いので、速く走れるようにエンジンや足回りを強化して、トラックでも競技をするようになりました。今年、4輪部門の上位は乗用車のミニが1~3位でゴールしたのですが、その次にトラックのトップがゴールするくらい速くなっています。トラックは荷物を積んで走るための車なのですが、レース用のトラックは、速く走るために荷台に何も積んでいないのが大きな特徴です。」

菅原義正さん 「他のチームは、勝つためにエンジンを他のメーカーから買ってきたり、ドライバーも他の国から呼んで来たり、いろいろな国の人がいる。でもウチは見ればわかるとおり(笑)、国産です。エンジンも、日本の日野で純国産。”メイド・イン・ジャパン”のチームなんです。」

司会 「ナビゲーターの方は、レースが終わった後、どのように過ごしているのでしょうか?」

羽村さん 「その日のレースが終わった後で、初めて主催者から次の日のコース図をもらうんです。事前にはもらえないし、下見もできないので、キャンプ地に着いてから次の勉強をします。」

杉浦さん 「長いステージも多いので、キャンプ地に着くのが夕方や夜になることも多いのですが、次のコースの勉強をして、食事をして、メカニックと整備の打合せをして・・・という作業を短時間に縮めて、なるべく睡眠を取るようにしています。」

司会 「最後に、次回に向けた抱負をお願いします。」

菅原義正さん 「トレーニングが大切なので、バイクで競技に出て鍛えています。」

羽村さん 「自分は、精神的に鍛えていこうかな・・・と(笑)」

菅原照仁さん 「クラス6連覇はもちろん、純国産のチームとして日本の日野自動車で総合でも上位に食い込んでいきたいし、来年、再来年にはそれができるかなと思います。」

杉浦さん 「次回はエンジンがパワーアップするので、ナビゲーションとしても車のスピードについていけるように頑張りたい。」

 トークショーの後には抽選会が行われ、当選した来場者が景品に菅原照仁ドライバーのサインをもらうなど、なごやかな雰囲気で終了しました。

 

● 同乗走行体験 … 「目線が高くて気持ちよかった!」

 「ライドワン」で行われた同乗走行体験は、ラリー車の助手席に乗ることができるだけでも貴重な体験ですが、さらに今回はクラス5連覇を果たした菅原照仁ドライバーの運転とあって、朝から多くの希望者が殺到。非常に高い倍率の抽選が行われ、15人の方が同乗走行を体験できる幸運をつかみました。

 体験者がヘルメットをかぶって日野レンジャーの助手席に乗り込み、チームスタッフのサポートでラリー仕様の特殊なシートベルトを締めると、菅原照仁ドライバーがアクセルを踏みエンジンの爆音を上げて発車。直線コースでは時速100km近いスピードで疾走する一方、MEGA WEB内の「ヒストリーガレージ」の中庭を一周する細く急なカーブも、照仁ドライバーの卓越したテクニックでまるで乗用車のようにスムーズに走り抜け、最後に多くの観客の前で大きな車体を揺らしながら停車。助手席から降りてくる体験者は口々に「面白かった!」「目線が高くて気持ちよかった!」「不思議な感覚でした」「(カーブの)あんなに細いところもスイスイ走っていくので驚いた」など、車を降りた後もしばらくは興奮さめやらぬ様子でした。

 春休み最後の日曜日ということもあり、多くの家族連れの方が訪れていましたが、日野レンジャーに大変興味を持っていたお子さんもいらっしゃいましたので、もしかしたら”純国産”モータースポーツの未来を担う人になってくれるかもしれません。

 

● おしらせ … 「走れ歌謡曲」のCMに、2014年大会の販社メカニックが出演します

 文化放送のラジオ番組「走れ歌謡曲(http://www.joqr.co.jp/blog/hashire/)」で放送されている日野自動車のCMに、4月14日から日野販売会社のメカニックが出演します。2014年大会に参戦した、東北海道日野の田村さん、横浜日野の瀬沼さん、滋賀日野の富家さんの3つのバージョンがありますので、毎日欠かさず聞いてみてください!