ダカールラリー2011、「第1ステージ」(動画追加)
2011年1月3日
1月2日 ヴィクトリア~コルドバ
競技区間(SS):222km 移動区間(リエゾン):566km
ツイスティな山間コースを無事にクリア
2011年ダカールラリーの本格的な競技がスタート
2日の行程はヴィクトリア~コルドバ。ステージ後半に設定された222kmのSSでいよいよ2011年ダカールラリーの本格的な競技がスタートした。この日のSSは昨年のコルドバに向かったコースと殆ど同じで堅いグラベル路面の一本道。大半はツイスティな山間部を行くもので道幅も狭く、追い越しは難しい。ミスコースのリスクは高くないが、途中から降り出した雨で路面は滑りやすく、コースアウトする車両が相次ぐなどおよそカミオンには向かないステージであった。なお、2輪と4輪バイク(クワッド)は86km地点と178km地点の2箇所でショートカットするような形で別のルートを採り、SS距離は30km短くなっている。
このSSを日野チームスガワラの2台の日野レンジャーは慎重にクリア。ことさらペースを抑えた1号車菅原義正/杉浦博之組はトラック部門総合で42位、2号車菅原照仁/鈴木誠一組は同部門総合21位で無事ゴールした。すっかり日の暮れた9時すぎにビバークに到着した2台はダメージもなく、チームにとっては初日として予定通りの結果である。
菅原義正/あぶないステージで意識的にペースを落として足慣らしをしてきました。杉浦ナビとのコンビもばっちりで全く問題ないです。それにしてもトップの人たちが大勢止まっているのを見ました。
菅原照仁/出来ることをやってきた感じです。雨は上がっていましたが中盤はとくにぬかるみが酷くて…。コースはおそらく去年と殆ど同じだと思います。ブレーキとエンジンの改良のおかげでとても気持ちよく走れています。
鈴木誠一/クルマは全く問題なし。ブレーキシューを効きの良いものに換えたのは効果が大きいようですね。ナビゲーションも問題ありませんが、指示が細かかったです。
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トラック部門 SS順位 | |||||
---|---|---|---|---|---|
順位 | No. | ドライバー | メーカー | タイム | |
1 | 500 | CHAGIN (RUS) | KAMAZ | 2:44:22 | |
2 | 504 | LOPRAIS (CZE) | TATRA | 2:49:03 | |
3 | 502 | KABIROV (RUS) | KAMAZ | 2:50:14 | |
4 | 512 | NIKOLAEV (RUS) | KAMAZ | 2:53:38 | |
5 | 508 | DE AZEVEDO (BRA) | TATRA | 2:54:57 | |
21 | 526 | Teru SUGAWARA (JPN) | HINO | 3:21:06 | |
42 | 513 | Yoshi SUGAWARA (JPN) | HINO | 3:48:44 |
※順位はレポート執筆後に更新(修正)されることがありますので、ご了承ください。
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※本ニュースに記載されているラリー用車両は、ダカールラリー用に特別に設計・チューニング・改造された車両であり、特に明記がない限り市販車の仕様とは異なります。