ダカールラリー2011、「第13ステージ」
2011年1月16日
1月15日、コルドバ~ブエノスアイレス
競技区間(SS):182km 移動区間(リエゾン):150km
日野レンジャー2台がブエノスアイレスにゴール
見事排気量10リットル以下クラスのワン・ツーフィニッシュを達成
2011年ダカールラリーは15日、アルゼンチンのコルドバからブエノスアイレス間で 182kmの最終SSを行い、その後150kmの移動区間でブエノスアイレス市内に到着。15日間約9500kmにわたる全競技を終了した。この日のSSはブエノスアイレス北西部の都市ロザリオからザラテ周辺に至る農道が中心のハイスピードコース。川沿いのSSゴールにはギャラリーステージも設けられて多数の観客が詰め掛けるなど、大いに盛り上がりを見せた。
日野レンジャー2台体制で参戦している日野チームスガワラはこのSSを順調に走行し、2号車菅原照仁/鈴木誠一組がトラック部門の総合16位/市販車部門4位でゴール。1号車菅原義正/杉浦博之組も手堅いペースを保って同じく総合28位/市販車部門8位で走り終えた。その後2台は若干の交通渋滞に見舞われながらも無事6時半頃、車検会場と同じ市内の展示施設「ラ・ルーラル」のリエゾンゴールに到着。車両をパルクフェルメ(車両保管場)に納めて15日間約9500kmの全競技を終了した。累計順位の成績は2号車がトラック部門総合9位/市販車部門1位/排気量10リットル以下クラス1位、1号車が同じく総合13位/市販車部門3位/10リットル以下クラス2位。これによりチームは2年連続の市販車部門優勝と10リットル以下クラスのワン・ツーフィニッシュを達成することになった。15日夜に正式順位が確定したあと、明日16日には「ラ・ルーラル」の屋外施設で表彰式が行われる。
菅原義正/今日は総合順位を落とさないよう、少々ペースを意識して走りました。前回のリタイアからまずは完走という目標を達せたことを嬉しく思います。それにしても埃の酷い中直線でスピードの出るあぶないコースでした。
杉浦博之/正直に言って、やっと終わったという感じでほっとしました。一番苦しかったのはモンゴルなどとは比べ物にならないスケールの砂丘ステージで、ナビに掛かるプレッシャーは想像以上でした。自分の夢だったダカールに連れてきてくれたチームに感謝しています。
菅原照仁/今回は最初からクルマを労わる走りを心がけ、実質ノートラブルでゴール出来ました。市販車部門と10リットル以下クラスの優勝という獲らなければいけない目標を無事達成できて良かった。内容はいつも以上に厳しかったです。
鈴木誠一/やっと終わりましたね。今日は埃の酷い直線を数キロ行って直角カーブといった繰り返し。クルマは最後まで2台とも問題なくゴール出来、よかったです。
※順位表は主催者の発表待ちのため、次号でお知らせ予定です。
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※本ニュースに記載されているラリー用車両は、ダカールラリー用に特別に設計・チューニング・改造された車両であり、特に明記がない限り市販車の仕様とは異なります。