日野レンジャーのカーナンバーは#513・526に。
2010年12月10日
日野レンジャーのカーナンバーが決定し、エントリーチームとルート情報が発表された。
―日野レンジャーのカーナンバーが決定。1号車は#513、2号車は#526に。
11月末日、ダカールラリーの主催者(A.S.O.)は、エントリーリストとともに各車のカーナンバーを発表しました。1号車の菅原義正/杉浦博之組は#513、2号車の菅原照仁/鈴木誠一組は#526に決定。ダカールラリーにおけるカーナンバーは出場部門ごとに区分されています。1~249番が2輪部門、250~299番がクワッド(バギー)部門、300~499番が4輪部門、我々のトラック部門は500番台です。それぞれの部門のスタートナンバーはエースナンバーとして前回大会の優勝者に贈られ、前回覇者のカマズのチャギュインは#500を獲得。なお、同じ日本から出場するチームランドクルーザー・トヨタオートボデーの三橋/アランゲネック組は#336、寺田/田中組は#340。
レース期間中に大会公式ウェブサイトで配信される、選手追跡システム「iriTrack Tracking System(イリトラック・トラッキング・システム)」の利用にカーナンバーが必要なのでお見逃しなく。閲覧方法は近日中にお知らせ予定です。
―ライバルチームがひしめくダカールラリー2011
エントリーリストとともに詳しいルート情報が発表されました。全部門のエントリー台数は、前回大会に比べて約20%増の429台。そのうち日野チームスガワラが参戦するトラック部門は、約40%増の69台。たくさんのライバルチームがひしめく中での激戦が予想されます。
総走行距離は、競技区間(約4,500km)と移動区間(約5,000km)を合わせて約9,500kmに上り、直線距離にして東京―ロンドン間に相当する区間を、前回大会より1日短い16日間で競います。ルートは、1月1日にアルゼンチンのブエノスアイレスをスタートし、西方に向かいながら北上し、ボリビア、ペルーの国境に沿って、8日にチリの最北端アリカで休息日を迎えます。その後、落盤事故救出劇のあったコピアポまで南下し、東方のブエノスアイレスを目指し、同市にて16日にゴールセレモニーを迎えます。途中には、アンデス山脈や世界で最も乾燥しているといわれるアタカマ砂漠が行く手を阻んでおり、人と車の耐久力が問われる難所続きのルート設定となりました。
―2台のレース車両、ブエノスアイレス港に到着
12月4日、日野の2台のレース車両と補給部品を積んだ船便が、東京からの40日間の輸送を終え、ブエノスアイレス港に無事到着しました。通関終了後は、トヨタアルゼンチンのサラテ工場を拠点に、1月1日のスタートに向けて車両の最終調整を実施。また、チーム関係者は12月9日以降、順次現地入りします。
―欧州勢とともに日野チームスガワラのアシスタンスカーが出港
11月末日、主催者が手配する輸送船に、欧州から参戦する車両が積み込まれ、フランスのルアーブルを出港しました。日野チームスガワラをサポートするアシスタンスカーの日野プロフィアとトヨタ・ランドクルーザーは、フランスのルマンが準備拠点のため同船を使用。アシスタンスカーの日野プロフィアは、補給部品のほかにラリーに必要な装備を満載して悪路を走行するため、日本では珍しい6輪駆動の大型トラック。レース中は、メカニックも乗せてキャンプ地からキャンプ地へと、レース車よりも先回りして整備エリアを確保し、チームの勝利を支える重要な役割を担っています。
【(参考)大会概要】
正式名称 | DAKAR RALLY 2011 ARGENTINA CHILE | |
---|---|---|
主催 | Amaury Sport Organisation (A.S.O.) | |
日程 | 書類審査・車両検査 | 2010年12月30日~12月31日(アルゼンチン・ブエノスアイレス) |
レーススタート | 2011年1月1日(ブエノスアイレス) | |
休息日 | 2011年1月8日(チリ・アリカ) | |
レースゴール | 2011年1月16日(ブエノスアイレス) | |
通過国 | アルゼンチン、チリ | |
走行距離 | 約9,500km、うち競技区間は約4,500km | |
参加台数 | 2輪部門:183台 | |
クワッド(バギー)部門:33台 | ||
4輪部門:146台 | ||
トラック部門:68台 |
【Route Map】
日野ダカールサイト:
https://www.hino.co.jp/dakar/index.html
ダカールラリー公式ウェブサイト:
https://www.dakar.com/index_DAKus.html
※本ニュースに記載されている情報は発行日時点のものであり、予告なく変更されることがありますので、ご了承ください。
※本ニュースに記載されているラリー用車両は、ダカールラリー用に特別に設計・チューニング・改造された車両であり、特に明記がない限り市販車の仕様とは異なります。