社会性報告

企業内保育所「トントンキッズ」~子育て世代の社員の活躍を支える取り組み~

日野自動車は、付加価値の高い商品・サービスを提供し続けるためには、社員にその能力をいかんなく発揮して活躍してもらえるよう、働きやすい職場を作ることが重要だと考えています。

働きやすい職場整備の一環として、2017年1月に古河工場で働く社員向けの企業内保育所「トントンキッズ・こが」を定員30名でスタートさせ、続いて4月には日野本社・工場の社員向けに定員15名の「トントンキッズ・ひの」を開設しました。

ES向上を目指した取り組み

日野自動車は、ES(社員満足度)向上にも取り組んでおり、3つの視点から各種の取り組みを行っています。

1つ目の視点は、経営の方向性を社員にしっかり理解してもらうことです。職場の使命や職場で自分に求められている役割を理解してもらうため、経営層と社員の交流を積極的に図るなどの施策を実施しています。

2つ目の視点は、社員にやりがいを高めてもらうことです。その実現のため、計画的、段階的な能力の育成に主眼を置いた人事システムへの見直しを行うなどの施策を実施しています。

3つ目の視点は、職場の基盤を強化することです。社員に安心して働いてもらえる職場の環境整備や厚生施設の充実に取り組んでいます。また、コミュニケーションの活性化を図り、社員の一体感を醸成するきっかけ作りとなるような参加型の社内イベント(駅伝大会など)を実施しています。

企業内保育所の設置は、3つ目の視点である、職場の基盤強化に向けた取り組みでもあります。

 

企業内保育所「トントンキッズ」

現在、日野自動車には、5歳未満の子どものいる子育て世代の社員が約700名在籍しており、育児休職からの復職時期が遅れるなどの悩みを抱えている社員もいます。そこで、こうした子育て世代の社員を支援することを目的に、企業内保育所を設置しました。

「トントンキッズ」は社内公募で名称決定しロゴマークはデザイン部が作成するなど、日野自動車社員が協力し合って作り上げました。

特に心掛けたのは、社員のニーズに応えるという点です。開所日は、各事業所の就業カレンダーに基づいて設定しています。また開所時間についても、始業、終業時間にそれぞれ前後1時間をプラスした保育時間としています。

今後は定員の状況を見ながら、受け入れ人数を増やすことも検討していきたいと考えています。今後も、さまざまな社員の活躍を支援するため、職場の基盤強化に引き続き取り組んでまいります。

トントンキッズ
利用している社員の声
  • 何よりも会社の近くなので安心できます。
  • 預け先が見つからず、困っていましたが、トントンキッズができたおかげで預けられました。

Voice

企業内保育所の運営を通して子育て世代の社員を応援したい
杣谷:
企業内保育所の設置は、日野自動車では初めてのことで、手探りで検討を進めました。保育所とはどういったものかというところから勉強し、社員のニーズ調査で具体的な企業内保育所への期待や要望事項をつかみながら運営方法の検討を進めました。
開所時間を始業開始1時間前としたのは、設置前に行った子育て世代社員からのヒアリングで、「子どもを預けてから職場に入るには30分では間に合わない」という意見があったためです。これは実際に社員の声を聞かなくては気付かなかったことでした。
また、社員の子どもさんを預かるだけでなく、しっかり成長してもらえる施設にしたいと考え、多くの企業内保育所受託実績があり、保育+教育で定評のあるポピンズさんに運営をお願いすることにしました。
河野:
利用中の社員からは喜びの声をいただいています。「保育士の先生がいつも笑顔なので、子どもも毎日笑顔で登園している」と、保育士のみなさんに対する評価も高いです。途中入園ができるため、早期復職が可能になることも、社員にとってはメリットだと思います。
杣谷:
日野自動車では生産拠点の再編を進めており、日野工場から古河工場に家族を伴って異動する社員も多くいます。一方で、日野本社の周辺は待機児童が非常に多い地域です。企業内保育所が選択肢の一つとして機能することで、社員の異動や育児休暇からの復職に役立てばと考えています。「二人目もトントンキッズに預けたい」と言われるような保育所になってほしいと考えています。
企業内保育所には大きな社会的意義があります
杉本様:
ポピンズは企業内保育所に限らず、認可保育所や東京都認証保育所、学童保育などさまざまな形態の保育所を運営しています。企業内保育所の場合には、その企業の社員であるご利用者様をサポートするためにいろいろな工夫をしています。たとえば、お子様の通園と保護者様自身の通勤を同時に行うことになるため、通常は登園時に持ってきていただくものを保育所側でご用意するなどして、保護者様の荷物の負担を軽減しています。
また、開所時間や開所日を事業所に合わせるのはもちろん、夏祭りなどさまざまな行事は平日の夕方に開催することで、就業後にそのまま行事に参加していただけるよう工夫しています。
真崎様:
保育所を利用されている社員の皆様とは、保育所でのお子様の様子がわかるよう、お預けやお迎えの際にコミュニケーションを図ることを常に心掛けています。これからも、社員の皆様を全力でサポートしていきたいと考えています。
杉本様:
企業内保育所の開設は時間や労力がかかり、簡単なことではありません。しかし、そうした苦労があっても、企業が保育所開設に取り組むことには大きな社会的意義がありますし、社員に活躍してもらいたいという企業の思いを感じます。その想いに応えるためにも、ポピンズは今後もパートナー企業とともにお子様や保護者様に寄り添うよう心掛けて運営して参ります。