社会性報告

ステークホルダーとともに

お取引先とともに

私たちは、十分なコミュニケーションにより、信頼関係を育み、相互発展に努めます。

販売会社とともに

販売会社に対する考え方

日野自動車では、お客様満足度の向上に向けて、各販売会社とともに努力しています。

お客様に日野製品を末永くご愛顧いただくために、商品だけでなくサービスの品質も大切にしています。直接お客様と接する販売会社は、商品・サービスを深く理解し、お客様への緊密でトータルなサポートに努めています。日野自動車はメーカーとして、その取り組みを支援しています。

販売会社との絆を深めるために

日野自動車では、販売会社との信頼関係を構築することが、サービス向上につながると考えています。

日野自動車と各販売会社また販売会社間の意思疎通を図るため、全社が一堂に会して方針の共有や情報交換をおこなう場を設けています。

国内部門では「販売会社会議、表彰式」を毎年開催。優秀な販売会社やスタッフの表彰も実施し、平素の努力を称えています。

海外部門では4年に一度、日野の海外事業体やパートナーが参加する「日野世界大会」を開催。将来ビジョンの共有を図るとともに、日頃の協力に対する感謝の意を表しています。また日野と海外事業体が世界のお客様のためにトータルサポートを推進していく決意を一つにする場(スローガン: “One Team, One Pledge”)として、2015年に日野トータルサポート世界会議を実施しました。

また、中南米地域、中近東地域など地域ごとの代表者会議を年次で開催し、年度方針の共有、情報交換の場としています。

サービス品質向上への取り組み

日野自動車では、国内外の販売会社と一体となって、部品の迅速な供給体制と高い整備技術等を整えた体制づくりを進めています。各地域における整備品質については、国内では21世紀センター(八王子市)と神戸研修センター、海外では中近東と中南米にサービス支援拠点を設置し、さらなる整備品質向上を支援しています。

また、国内の販売会社では、毎年「全国販売会社サービス技術コンクール」を開催しています。2016年で45回を数え、販売会社のサービスエンジニアが整備技術、フロントアドバイザーがお客様対応力を競い合い、自ら研鑽することで技術レベルの向上を図り、お客様へ質の高いサービスを提供することを目的としています。

アフターサービスを強化する会議の開催

日野自動車では、昨年度に引き続き、国内販売会社の部品・サービス部門の実務スタッフを対象とする全国会議を開催しました。

同会議では、日野グループのアフターサービス体制強化を狙い、サービス部門は車検のトータルリードタイムの短縮について、部品部門は在庫の改善と、業務運用、人材育成についてグループ討議をおこないました。日野自動車は、販売会社の実務スタッフと課題意識と解決手法を共有することがサービスの品質向上につながると考え、取り組みを継続していきます。

一方、海外販売会社に対しては、アフターサービスに関する会議(マネージャー会議)を毎年開催しています。各国実務担当者がお客様へのサポート情報を共有することで、活動内容の向上やアフターサービス商品の開発を促す活動につなげています。2016年度は世界4地域で海外代理店のマネージャーを対象とした会議を開催し、4つの会議には59代理店の関係者が出席しました。

サービスマスターコース制度

日野自動車では、次世代の国内販売会社を担う中核人材育成プログラム「サービスマスターコース」を2003年より開講しています。

参加者はサービスエンジニアに求められる高度な整備・診断の技術の修得に加え、商品や関係法令などの知識、接客対応、整備工場運営のためのマネジメントなど幅広いスキルを学び、コース修了後は各販売会社のアフターサービス統括部署で活躍しています。

お客様へのお役立ち活動

日野自動車では国内販売会社と協力し、車両の販売にとどまらない「お役立ち活動」を実施しています。安全や省燃費につながる運転方法や知識の講習など、お客様の業務をトータルでバックアップすることを目指しています。

こうしたさまざまなニーズに応えるために、お客様の業務に踏み込んだサポートをする「お役立ち活動メニュー」(図参照)を取りそろえています。

現在は「環境」「人材育成」などのカテゴリーに分かれた全41のメニューを提供しています。2015年度からは、「運行管理者等指導講習(貨物)」を新アイテムとして追加、累計受講者は1,100人に達し、地域密着型サポートとして、高い評価をいただいております。

国内のお客様への主なお役立ち活動メニュー

「お客様テクニカルセンター」累計来場者8万人に到達

お客様テクニカルセンター外観 お客様テクニカルセンター外観 安全運転講習 安全運転講習

「お客様テクニカルセンター」は自動車メーカーが直接運営する日本初の常設のお客様向け講習施設として2005年に開設されました。販売会社と協力して省燃費運転や安全運転の講習を実施し、2017年7月で累計来場者数が8万人に到達しました。

マレーシアで日野トータルサポートカスタマーセンター開設

日野マレーシア販売(株)では、2015年2月にお客様サポート活動の一環として、安全・省燃費運転講習が開催できるHTSCC(Hino Total Support Customer Center)を日野マレーシア製造(株)の敷地内に開設しました。開設以来の来場者は順調に増え、5,000名を超えました。

日野自動車では今後、他市場への開設も視野に入れ、各国の販売会社と協議、検討していきます。

エコドライブ講習会

海外販売会社においては、お客様を対象としたエコドライブ講習会を開催しています。講習専用車両やサーキットなどを用いて、エコドライブ効果を体感できるようにしています。2016年度は24の国と地域で開催し、およそ2万2千人のドライバーが参加しました。

日野自動車も資料や情報の提供を通じて、講習会運営に協力しています。

エコドライブ講習会参加者の声
エコドライブ講習会(ベトナム)

「講習を受けて、これまでほとんど意識していなかった省燃費運転の技術がよく理解できました。ありがとうございました。」

ドン・ナム・イノックス社(ベトナム)
グエン スアン トアンさん

販売会社におけるCS活動の取り組み事例はこちらからもご覧いただけます。

仕入先の皆さまとともに

仕入先の皆さまとのパートナーシップに対する考え方

日野自動車は、技術・品質・価格・納期などを総合的に判断し、最適な部品を世界中の信頼できる仕入先様から調達しております。そのために、仕入先の皆さまと十分なコミュニケーションを図り、共に成長できる信頼関係を育むことを目指しています。

調達の基本方針

日野自動車は、次の5つの基本方針に基づき、調達活動を展開しています。

1.オープンでフェアな取引

国籍・企業規模・取引実績の有無を問わず、公正・対等の精神で接し、お取引先の決定にあたっては、品質・価格・数量・納期に加え、環境対応・経営の安定性・技術開発力を総合的に判断します。

2.信頼関係の構築、健全な相互発展

お取引先との相互信頼にもとづいた共存・共栄の実現に取り組み、相互研鑽と密接なコミュニケーションに努めます。

3.グローバル調達の推進

世界の人々から信頼される商用車メーカーを目指し、地元の企業として地域社会に貢献できるよう、現地のお取引先からの調達を推進します。

4.法令・ルールの遵守

社会規範・法令およびその精神を遵守するとともに、相互の機密情報を適切且つ厳重に管理します。

5.グリーン調達の推進

環境にやさしい商品・サービス提供の為、環境負荷の少ない部品・材料・設備の調達に努めます。

仕入先総会の開催

日野自動車では、仕入先様と直接コミュニケーションを図る場として、毎年3月に「仕入先総会」を開催しています。総会では、会社方針、調達方針のご説明とともに、品質管理・技術開発・原価改善などの分野で特にご貢献いただいた仕入先様へ表彰をおこなっております。

2016年度は、350社を超える仕入先様にご参加いただきました。

CSRサプライチェーン・マネジメント

「仕入先CSRガイドライン」について

日野自動車は、双方向のコミュニケーションを通じ仕入先様と密なパートナーシップを確立することが不可欠と考えています。そのため、「HINO基本理念」や「CSRの活動領域」など、日野自動車のCSRへの考え方を仕入先様にも理解いただけるよう「仕入先CSRガイドライン」および「チェックシート」を用意しています。この中には、児童労働や強制労働を禁止するための設問も含んでいます。さらに、各社の仕入先へも同様の展開をお願いしています。

また、仕入先様との情報共有の場として、毎年1回、仕入先CSR連絡会を開催し、CSRに関する最新情報を発信しています。