環境報告

2015年環境取り組みプラン(目標と実績)» 印刷用 (PDF 1.4MB)

世界から信頼される商用車メーカーを目指して

日野自動車は、2011年度から2015年度までの環境への取り組み実行計画として、「2015年環境取り組みプラン」を策定しました。

この実行計画では今後予想される社会動向を踏まえ、社会の生活基盤を支える商用車メーカーとして、積極的に環境課題に対応していくため、次の4つの枠組みで21項目の目標を設定し、活動を推進していきます。

「2015年環境取り組みプラン」の枠組み
「2015年環境取り組みプラン」の枠組み
2015年環境取り組みプラン
枠組み 分野 項目 具体的な実施事項・目標等 2015年度 実績と今後の課題
低炭素社会の構築 開発・設計 エネルギー多様性をふまえた次世代車の開発と普及促進
電気エネルギー
  • HV(ハイブリッド車):新型HV車を開発し市場投入
  • IPS(非接触給電):実用化に向けたIPSバスの開発
  • FC(燃料電池):FC車の研究と開発
代替燃料
  • 新燃料:GTL燃料対応車の研究と開発
  • バイオ燃料:バイオ燃料対応車の研究と開発
電気エネルギー
  • 外部給電機能で災害時には避難所等への電力供給が可能な、「メルファ プラグインハイブリッドバス」を限定販売、営業運行を開始。
  • トヨタ自動車と共同で開発したFCバスについて、東京都にて実証実験実施。結果を今後の商品化に活用していく。
各国、各地域でトップクラスの燃費性能を目指す開発と各国基準への対応
  • 世界トップクラスの燃費水準の達成を目指した技術開発
    • 日本:平成27年度燃費基準の確実な達成
    • 米国:2014年新大型燃費/温暖化効果ガス基準の達成
    • 欧州:次期規制に向けた燃費向上技術の開発推進
    • 中国:新燃費基準の着実な対応
    • その他の地域:燃費規制に対する対応技術の推進
  • 新大型路線HVバス「ブルーリボンシティ ハイブリッド」を発売。重量車燃費基準+20%の低燃費を達成。
  • ダウンサイジングをした新エンジン「A05C」搭載の日野レンジャー発売、重量車燃費基準+5%の低燃費を達成。
  • 中型路線バス「日野レインボー」をモデルチェンジ、機械自動変速機の採用とボデーの軽量化により、全車燃費基準を達成。
生産・物流 生産活動における省エネ活動の徹底と温室効果ガス排出量の低減
  • 低炭素型生産体系構築に向けた全社活動の推進
  • 低CO2生産技術の積極導入と日常改善によるCO2低減活動
  • 省エネ革新技術の導入
エネルギー起源CO2
地域 項目 15年目標
グローバル 台当たり排出量 08年度比20%減
  国内連結 08年度比28%減
  日野 08年度比24%減
排出量 15年度原単位目標 × 活動量
  • ■ グローバル
    • 台当たり排出量
      08年度比 26%低減
  • ■ 国内連結
    • 台当たり排出量
      08年度比 28%低減
  • ■ 日野
    • 台当たり排出量
      08年度比 26%低減
    • 排出量
      2015年度排出量 194千t
  • 今後、社会動向及び厳しい日本の排出量規制を踏まえ、策定した20年度目標達成に向け、着実に推進。また特に自社では、新たに「CO2削減WG」を発足させ、推進。
物流活動における輸送効率の追求とCO2排出量の低減
  • 輸送効率の一層の向上によるCO2低減活動の推進
    地域 項目 15年度目標
    国内連結 輸送量当たり排出量※ 08年度比
    15%減
    海外 目標管理と各国トップレベルの活動

    ※輸送量…荷量(ton)×輸送距離(km)

  • ■ 国内連結
    • 輸送量当たり排出量
      08年度比 19%低減 
  • 今後、工場移転による影響を把握し、低減活動を推進
  • ■ 海外
    • 各国個別に低減活動推進中
販売 販売分野における省エネ活動の徹底とCO2排出量の低減
  • 国内外販売拠点における日常改善、各種事例の横展開による省エネ活動の徹底
    ⇒ 年率1%以上の計画的なエネルギー原単位の低減
省エネ型照明の導入、空調の使用制限等により削減
⇒総整備台あたりエネルギー原単位前年度比7.9%低減
社会との連携 気候変動政策への積極的な貢献と発言
  • 経団連、自動車工業会等を通じた低炭素社会構築への取り組み推進
    • 環境政策議論、枠組み作りへの参画
    • 自動車工業会等と連携した統合的取り組みの推進
自工会各委員会、部会への参加
(安全環境技術委員会・環境委員会ほか)
道路交通セクター(運輸部門)における統合的なCO2削減取組
  • IT、ITS技術を活用した交通流改善への取り組み貢献
  • エコドライブ啓発活動への取り組み推進
    • 国内・海外販社での講習実施
    • お客様へのエコドライブ認定証の発行拡大
    • お客様の使い方に応えた物流効率の高い車型の開発
お客様に対するエコドライブ講習実施
15年度受講者数
国内:1,602名
海外:16,054名
今後は、より物流効率の高い車型の開発推進
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枠組み 分野 項目 具体的な実施事項・目標等 2015年度 実績と今後の課題
循環型社会の構築 開発・設計 資源の有効利用に配慮したリサイクル設計の一層の推進
  • 解体性を考慮した、取り付け構造への取り組み
  • リサイクル材使用部品の拡大
  • リサイクル材や、リサイクルしやすい材料の積極的採用
  • リサイクルを考慮した、解体の容易な設計構造の採用と、解体マニュアルの整備実施
  • 車体軽量化による、資源の有効利用に寄与
生産・物流 生産・物流における排出物の低減と資源の有効利用
排出物・最終処分量
  • 切粉および廃砂の社内リサイクル率向上等による社外排出物低減
  • 国内連結での最終処分量ゼロ化
地域 対象 項目 15年度目標
国内連結 排出物※1 台当たり発生量 08年度比
18%低減
最終処分量 ゼロ※2
海外 廃棄物 各国トップレベルの低減活動の推進

※1:有価物を含む廃棄物の社外排出量
※2:焼却灰も含めた埋立処分量が、廃棄物等総排出量(廃棄物量+リサイクル量)の0.5%以下

排出物・最終処分量
  • ■ 国内連結
    • 排出物 台当たり発生量
      08年度比 28%低減
      最終処分量 0.18%
  • 今後は、資源有効活用を目的とした「省資源化推進会議」を継続開催し、積極的な情報共有、横展推進
  • ■ 海外
    • 廃棄物 各国個別に目標設定し低減推進
梱包包装資材
  • リターナブルラック使用対象国拡大
  • 補給部品リターナブルラック使用の拡大
地域 項目 15年度目標
国内連結 出荷容積当たり使用量 08年度比
48%低減
海外 梱包資材使用量の把握と低減活動拡大
梱包包装資材
  • ■ 国内連結
    • 出荷容積当たり使用量
      08年度比 58%低減
  • 今後は、工場移転による影響を把握し、低減活動を推進
  • ■ 海外
    • 各国個別に低減活動推進中
水使用量
  • 省水技術の積極導入
  • 日常改善による節水推進
地域 項目 15年度目標
国内連結 台当たり使用量 08年度比
22%減
海外 各国で個別に目標管理し、継続的に水使用量低減
水使用量
  • ■ 国内連結
    • 台当たり使用量
      08年度比 31%低減
  • 今後は、さらなる省水設備・循環型利用を推進
  • ■ 海外
    • 各国個別に目標設定し低減推進
販売・リサイクル 資源有効利用のグローバルな推進強化
  • 効率的な解体方法、ツールの開発とグローバルな情報提供
  • グループ内での中古部品利用拡大に向けた取組推進
  • 国内:2015年度ASRリサイクル率97%
  • 海外:ELV法規への対応推進
グローバルな自動車リサイクル法への対応推進
  • 日本:リサイクル率トップレベルの維持と、法改正への適切な対応
  • 中国、新興国:各国法規への適切な対応
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枠組み 分野 項目 具体的な実施事項・目標等 2015年度 実績と今後の課題
環境保全と自然共生社会の構築 開発・設計 各国・各地域の都市大気環境改善に資する排出ガス低減
  • 各国、各地域の都市大気環境改善に資する低排出ガス車の導入
    • 日本:ポスト新長期規制対応車を継続して市場導入
      2016年以降の次期排ガス規制の対応技術の研究開発
    • 米国:US10適合車の市場導入
    • 欧州:次期規制EURO6の研究開発と対応
    • 中国:EURO5レベルの導入推進
    • 一般国:低排出ガス車(EURO3、4レベル)の導入推進
  • 2016年以降の次期排出ガス規制に向けた、排出ガス低減技術の研究及び、将来エンジンに対する要素技術の確立
  • EV、PHV、FCVなどの次世代自動車の研究開発を推進
製品含有化学物質の管理充実
  • グローバルな製品含有化学物質管理の推進
    • 製品に含有される多種類の化学物質管理の徹底
    • 環境負荷のより少ない物質への代替技術の開発と代替推進
  • 製品含有化学物質の情報管理を充実させ、規制物質への早期対応を実施。
生産 生産活動における環境負荷物質の低減
  • 日常改善によるVOC低減活動を推進
 
ボデー塗装
地域 項目 15年度目標
日野 塗装面積当たり
VOC 排出量
12年度以下
海外 各国トップレベルのVOC排出量低減活動を展開
ボデー塗装
  • ■ 日野
    •  塗装面積当たりVOC排出量 17g/m2
  • 今後は塗装設備改装計画と連動した取り組みと、日常改善によるVOC低減を継続的に推進
  • ■ 海外
    • 実績把握中
その他塗装
国内・海外 VOC排出量低減活動を展開
その他塗装
今後、その他部品の現状把握、及び低減アイテム精査実施
社会との連携
  • 生物多様性への取り組み
  • 自然共生社会構築に資する社会貢献活動の推進
  • 各国、各地域での周辺生態系配慮の実施
  • 従業員の生態系保全への意識向上とボランティア活動等の促進
    (「日本経団連生物多様性宣言」に基づく活動推進)
  • 各国、各地域で周辺生態系を配慮した取り組み実施
    • 日野 - 青梅市内での下刈り活動
    • 古河 - ヤギによる除草
    • アメリカ - オハイオ川沿いの清掃
  • 今後は社内ガイドライン内容を浸透させ、それに沿った活動を推進
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枠組み 分野 項目 具体的な実施事項・目標等 2015年度 実績と今後の課題
環境経営 マネジメント 連結環境マネジメントの強化、推進
  • 各国、各地域でのトップレベルの環境パフォーマンス確保に向けた活動の実施
  • 各国、各地域での環境法令の順守と環境リスク未然防止活動の強化
  • 海外生産拠点でのエリアマネジメント体制の導入と合理的な取り組み推進
  • 国内生産拠点での各社相互監査による環境マネジメントレベルの向上
以下取り組みを実施
  • 国内外関連会社の環境パフォーマンスおよび改善事例をレポートへまとめ定期発行
  • 国内外関連会社でのエコファクトリー活動推進
  • 海外生産拠点に対し、環境マネジメントシステム(EMS)診断をスタートするため、要求事項の整理・診断ツールを作成。
今後は研鑽会や監査会等を開催し、さらなるレベルアップを図る。
ビジネスパートナーと連携した環境活動の推進
  • 仕入先:仕入先における順法対応と部品、原材料、副資材、生産設備等に含まれる環境負荷物質の管理充実および環境パフォーマンス活動の要請
  • 国内販売:販売会社環境マネジメントシステムによる環境活動の推進
  • 海外販売:環境意識啓発活動の継続実施
  • ■ 仕入先
    • グローバルな化学物質規制の強化をにらみ社内管理体制を強化 運用を開始
  • ■ 国内販売
    • 全国220拠点にて環境改善活動を実施⇒改善・是正を支援
    • 219拠点をEMDに認定(初認定3拠点)
  • ■ 海外販売
    • 海外非生産拠点との月次データ共有
    • 6月環境月間に合わせ、意識啓発活動を実施
グローバルなCO2マネジメントの推進
  • 事業活動全般におけるCO2マネジメントの企画と推進
  • 国内外各生産拠点での削減シナリオに沿った活動を推進し、合計原単位改善
製品開発における環境マネジメント ECO-VASの推進
  • 開発段階での車両環境アセスメントシステム(ECO-VAS)による環境目標管理の着実な推進
車型別LCA評価の推進
サステイナブル・プラント活動の推進
  • 自然と調和する工場づくり
    ⇒ 低CO2生産技術の積極導入、日常改善、再生可能エネルギーの活用、工場の森づくりの推進
工場建設時における低CO2生産技術の導入
環境教育活動の充実と推進
  • 従業員の環境意識向上に資する環境教育の体系的な実践
  • 従業員の環境意識の調査の継続実施と、結果に基づく意識向上への仕掛け
  • トヨタグループで一体となった環境月間活動のグループ展開
以下取り組みを実施
  • e-ラーニングによる環境教育の実施。階層別教育、ISO内部環境監査教育、ISO内部環境監査テストを実施
  • 階層別教育の計画的実施
  • 環境意識調査の実施
  • 社長メッセージの展開
今後も従業員参加型イベント企画等、環境意識向上に向けた取り組みを積極推進していく
環境情報の積極的な開示とコミュニケーション活動の充実
  • 各国、各地域での製品環境技術情報の提供充実(各種展示会への出展等)
  • 各国、各地域でのCSRレポート等の発行継続と発行拠点の拡大
  • 各国、各地域での環境コミュニケーション活動の充実
以下取り組みを実施
  • 東京モーターショー2015や、人とくるまのテクノロジー展にて、EV、PHV、FCV及び新開発の低燃費エンジンを出展、日野の環境技術を紹介
  • 国内外連結子会社4社でCSRレポート発行
  • 国内外連結子会社で地域住民とのコミュニケーションを推進中
今後も社外に向けた積極的な情報展開を行っていく